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空海の死因は「水銀中毒」
空海の死因は「水銀中毒」
死期を悟って朝廷に前年度から
病気のため「辞表」を出していた空海。
この病気については「水銀中毒」
というのが、最有力なんです。
空海と最も深いかかわりをもったのは
渡来系氏族の代表格でもある秦氏だった。
秦氏の血縁は、空海の時代、
婚姻等を通じて親縁の関係の藤原氏、
また秦氏と当初から深い結びつきのある
和気氏、
さらに空海の母の出自である学者系の
阿刀(安斗、阿斗、安刀、安都、あと)氏、
そして高野山麓の丹生(にう)氏などとの
縁も無視できない。
この丹生氏は水銀で莫大な富を築き、
金の採掘術を持っていて、
江戸時代の大久保長安も
この系統だと想像する。
丹生氏と佐伯氏、秦氏そして
阿刀氏などが陰に日向に後押しして
空海の裏口入学とすらいえそうな
年齢オーバーしての大学入学をさせ、
かってにドロップアウトしてからは
空海のやりたい放題をサポートし、
20年分のの留学資金を提供したと
私は考えています。
そして、空海の人間離れした行動力
それを支えたのが妙薬が「陀羅尼助」
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ここから
空海の死因は「水銀中毒」とされています。
空海の死因ははっきりしていませんが、
記録によると
空海は晩年、「よう」と呼ばれる
悪性の腫れ物ができており、
さらに肝臓障害と思わしき病状にも
悩まされていたといいます。
このような病状を引き起こすものとして
考えられるのが、水銀中毒です。
吉野地方の修験者の間では、
過酷な修行中、病から身を守り、
疲れを忘れさせる
一種の滋養強壮薬として、
「陀羅尼助」(だらにすけ)という
生薬が用いられていました。
この薬の原料は吉野一帯で産出する
水銀でした。
また水銀は、仏像の装飾に使われ
る金メッキの原料になるため、
その制作には欠かせないものでした。
空海は、精力的に仏像を制作し、
長年にわたって吉野地方で
厳しい修行を行っていたことから、
その際に使用したり摂取したであろう
水銀によって、徐々にその体が
蝕まれていった可能性はあると考えられます。
それによって様々な病状が
引き起こされて命を縮めたのでしょう。
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