空海ドロップアウトしてから乞食のように山岳修行
空海ドロップアウトしてから乞食のように山岳修行
貴族の御曹司たちに与えられた「陰位」っていう世襲制度
腹立ったなぁぁぁ、と思った真魚
ここから「空海」になるべく修行の道に。
ともかく、退学して約束された高級官僚への道は捨てた。
そのうえ、国家資格のない勝手に出奔した「私度僧」という
道を選んだのはなぜか?
当たり前ですが、
官僚になるのをやめて、超能力者になる!エスパーになる!と決めたから。
大学サボって大安寺の書庫で見つけた「虚空蔵求聞持法」
これこそ「エスパー指南書!」と頭脳明晰な真魚は直観して「虚空蔵求聞持法」こくうぞうぐもんほうの修行に明け暮れる。
ちょっと説明します。
「虚空蔵求聞持法」を空海に授けた沙門は、奈良大安寺の高僧・勤操(ごんぞう)といわれています。真言を、ある場所へ行き、そこで一定の時間内に百万回となえれば、あらゆる経典を暗記することができ、しかも見聞きしたり知覚した全てを忘れることがないというインド伝来の驚異の記憶術。これが、「虚空蔵求聞持法(こくうぞうぐもんじほう)」です。
虚空蔵求聞持法とは虚空蔵菩薩を本尊として修法する荒行で、一定期間のうちに虚空蔵菩薩の真言を百万遍唱えることにより、記憶力を増大させる方法です。
真魚は何としてもコレを得たかった!天才空海も、これだけ努力する。
だって、その荒行っぷりがスゴイの!
虚空蔵求聞持法って、決められた作法に則って虚空蔵菩薩の真言
「のうぼう あきゃしゃ きゃらばや おん ありきゃ まりぼり そわか」を、1日1万回ずつ100日かけて100万回唱えるという修行法。
一日中山歩きしながら、このご真言を唱え続け、しかもその数を数えながら
唱え続けるのですから、とにかく集中することが大切なんですね。
悪魔のささやき「もう、後1万回だけど1000回にしちゃおうか?」
とか、空腹のあまり、睡魔が襲い掛かるのを振り切りながら
歩いてるか座禅して、途中で数が分からなくなって、やり直すこともあるらしい。
この法を成満した者は、あらゆる経典を瞬時に理解して
記憶する能力が得られるというインド伝来の修行法。
だけど、半端ない修行で成満することが非常にに困難で、
一歩間違えば発狂、死と隣り合わせの荒行だそう。
虚空蔵求聞持法は何が起こっても、途中で絶対に止めてはいけない
というルールがあって、常に短刀を準備しておいて、やめるのなら自死する覚悟が必要だとも言われています。
挑戦したけれど、廃人になってしまったということもあるとのことです。
思いつめて修行しすぎて、廃人というのも、現代の働き過ぎて「うつ病」になっちゃいそう、に通じるように感じます。
けれども、大学中退してでも、超能力者になって藤原氏の勢力争いとは
関係のないところで「自己実現」すると決めた真魚はやっぱりスゴイ!
空海ほどの天才が、100日間死ぬ気でやって得た超能力。
ある意味では、顕在意識をブレークスルーして、潜在意識をオープンにして
自在に使えるようにするメソッドだとも言えますよね?
天才でも、これだけ努力して潜在能力を開くんですから、
凡人には…到底無理・・・と思っちゃうけど、
それは違うの!
今は、潜在能力開発のメソッドは沢山あるから、空海みたいに死に物狂いで
努力しなくてもいいの。
なんといっても、空海は超能力者をおおぜい養成するために、
衣食住+「全部タダ」の学校作り、一般人にも「曼荼羅図」でよりイージーに「瞑想」できる右脳左脳バランス教育を編み出してくれたから!
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