日本酒レビュー
最近飲んだ日本酒中心に書いていきます。
ネタが尽きたら昔飲んだものも。
順番は最近飲んだものから。
前提知識
甘口辛口(日本酒度)
米のデンプンを糖化させる量に左右される。(酵母は糖からしかアルコールを醸造できない)
日本酒度はこの糖化度合いを数値化したもので、プラスなほど辛口で、マイナスほど甘口。
辛口といっても唐辛子のように辛いわけではなく、"甘くない"だけと思って貰えれば良い。
どちらかといえば苦みや酸味など、甘さ以外の味覚を強く感じるようになるといったところです。
逆に甘口はどろりとした食感と、香りを堪能出来ます。
精米歩合
どれだけ残して精米するかの強度。精米歩合の数値(%)が低い≒精米を強く行った状態と言える。
60%以下で吟醸、50%以下で大吟醸となり、かなりの高級酒。
40%あたりは万単位の酒になってくる。
胚芽米や玄米であるほど栄養は豊富だが、それだけ雑味が増える。
スッキリとした味わい、嫌味のない後味…そういったものに影響する。
そういったモノを熱燗すると匂いが飛んでしまうので、そのまま、あるいは冷酒で頂きたい。
逆に雑味があったり、甘口芳醇すぎる酒なら熱燗が合う。
朝日山辛口HARD
あの久保田/千寿/万寿で有名な朝日酒造の今向けなお酒。
書かれてあるとおり分かりやすいほどの辛口淡麗で、ほとんどビールのよう。 食事に非常に合い、単体でもさわやかさと深みを楽しめます。
辛口すぎて苦いほどですが、嫌な苦みでは無いため特徴として楽しめます。
真澄
信州(長野)と言えば、と言われるほど有名な酒。
性質は甘口芳醇で、非常にドロリとした感覚と、それに見合った香りを楽しめます。
特選はそのままでも十分美味しいのですが、匂いが強いと言うこともあって熱燗も非常に合います。
その分値段は張りますが、それに見合うだけの満足度があります(日常的に飲むなら銀選などでも良いでしょう)
越乃寒梅
余りに有名かつ、流通も行き渡っている酒もレビューしていきます。
しかし、酒造会社のホームページって、どうしてどこも独自デザインかつ見づらいレイアウトなんでしょうか…。 重いし。
万寿と同様、"水のように呑める"、と良く評されますが、重要なのはその中に深い味わいや快適な香りがあることです。
味わいや香りが無ければ、"無"になります。 水です。
祝いの席に迷ったら、とりあえず買っておくだけで失敗することはありません。
うちの父親などは、堂々と呑めば良いのにコッソリ冷蔵庫から直接コップに注いで呑むほど気に入ってます。
そして、実は久保田千寿と比べてもそんなに値段が高くありません。 もっと気軽に良い酒呑みましょう。
久保田/百寿/千寿/万寿
https://www.asahi-shuzo.co.jp/kubota/manju/
日本酒の美味しさに気づけたのが万寿でした。
それまでは日本酒なんて臭いし変に甘いし美味しくない!みたいに思ってましたが、こんなにスッキリ呑めて香りに嫌味がない酒があるなんて!と感動したモノです。 (飲みすぎて失敗しましたけど)
千寿、百寿…と下っていくに従って雑味も増えますが、深いに思うほどはなく、飽きないレベルです。
八海山/菊水/越後桜
まあまあというか、まあ…うん…ってお酒はまとめて。
悪くは無いんですが、久保田のようにもっともっと!ってなるかというとやっぱり違いは出るかなって…
ただ、パック酒よりかは当然美味しいです。
あと、菊水の生酒や大吟醸など、選別次第では他に追随、あるいは凌駕するシリーズも当然あります。あくまでスーパーで簡単に手に入る範囲での話です。
天狗の舞
オススメされて購入しましたが、さわやかで呑みやすく、日常呑むのにもぴったりな日本酒でした。 甘口よりですね。
えびせんは四合瓶2本と間違えて1升瓶2本買ってしまいましたが、全く飽きることなく最後まで美味しく呑めました。
日本酒の面白いところは、美味しいものなら飽きずに飲み続けられるとこですかね。
性質上冬場が個人的に最高に合うんですが、それ以外でも飽きないのは天狗の舞の利点だと思います。
獺祭
https://www.asahishuzo.ne.jp/products/items/item.html
まあ飲みますよね。
最近流行りの「ワインのように甘くスッキリした日本酒」なのですが、獺祭が素晴らしいのは「後味がスッキリしていて胸焼けしないこと」だと思います。
甘いのは飲みやすいですが、飲んだ後違和感が残るようなのがいやで、そういったワイン風日本酒はその後買ってません。
獺祭の問題はひたすら高いので、もう二度と自分で買って飲むことはないということでしょうか。
おわりに
ひとまずここまで。
焼酎も美味しいのあったんですが、カテゴリを分けるか酒として纏めるかは保留です。
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