彼岸

もう少ししたら、じきに人混みは減るだろう。
そのあと花火を見に行こう。
祭りに行くのも、海に行くのも、人がいなくなってからでいい。
僕ひとりだけでなら、何もない夜空に花火を見れるし、閑散とした中でも祭囃子を聞くだろう。
そして、海の中で現実に戻るのだ。

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