夢のまた夢が、現実へ。
きっかけは旦那さまでした。
昨年THEE MICHELLE GUN ELEPHANTのチバさんが闘病の末、旅立ちました。
THEE MICHELLE GUN ELEPHANTが大好きだった旦那さまはすごく落ち込んで。音源を聴きながら淋しそうに「もっとライブに行っておけば良かったな…」と呟いていました。
中学生くらいの頃、私の周りはTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT系かヴィジュアル系かそれ以外か、って感じでクラス内でも好きな音楽のタイプが割と分かれていて。
私はヴィジュアル系、特にLUNA SEAにドップリでした。
そして旦那さまはTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT系。
私がそのくらいの年齢の時に全盛期で活動していたLUNA SEA。
そのカッコよさに圧倒され、常に爆音で聴いていました。当時は限られたお小遣いでアルバムやシングルを買い揃えるだけでも精一杯。
友だち同士で借りたり貸したり、必死でした。
だからライブに足を運ぶなんて夢のまた夢。
そんなわけで私の中でLUNA SEAは「死ぬまでに会ってみたいアーティスト」の暫定1位にランクインされたままでした。
大人になって、やっとライブに足を運べるようになったと思った2000年
彼らは「終幕(解散)」宣言。
会えそうなところまで来たと思ったら、また遠い存在に。
その後、2007年に一夜限りの復活ライブを経て、2010年に「REBOOT(再起動)」
そして現在に至るまで何回もライブはあったけれど、行けずじまいでこの年齢まで来てしまいました。
そんな背景を踏まえ、冒頭のチバ氏の話に戻るのですが。
「私、LUNA SEAずっと好きだけどライブに行ったことないなぁ」と呟いたら「それは行かなきゃダメだ!絶対に後悔する!」と横で旦那さまが力説。
いつになく熱い感じでした。
そしたらナイスタイミングでLUNA SEAの全国ツアーが発表されて。これは導かれていると確信。
全く違うジャンルの音楽で育ってきた旦那さまが「よし、会いに行くぞ!」と、チケット争奪戦~ライブ参戦に至るまで嫌な顔ひとつせず全て手伝ってくれました。ありがとう。
そして先週末。
ほぼLUNA SEAの楽曲を知らないのにライブに連行される旦那さま笑。
「新しい世界が見えたかも👀」と意外にもノリノリでした。
ステージに登場した彼らを見て最初に思ったのは「LUNA SEAって本当に存在したんだ…!!」でした笑。
そのくらい彼らに会うのは夢のまた夢だと思っていたから。
ボーカルのRYUICHIは病気を乗り越え、一時期は体調が心配されたけど「ほんとに病気したの!?」ってくらい声量が凄かった…。
ライブと音源で声質がほとんど変わらないボーカリストのことをリスペクトを込めて「口からCD音源」って言う時あるけど、RYUICHIは音源超えでした。
RYUICHI、SUGIZO、INORAN、J、真矢。
この5人が誰ひとり欠けることなく令和まで活動を続けていることが奇跡。
正直、メンバーもファンも良い感じに年齢を重ねているから、いつまでお互いに元気でいられるか分からん。
だから推しは推せるときに推せ!って話。
あのBPMで2時間近くも演奏できる50代、最高すぎるって。凄すぎるって。
中学生の私に「だいぶ大人になってからLUNA SEAに会えるよ」と耳打ちしてあげたい笑。
夢が叶った週末でした。
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