とんぼ返り。
私が愛してやまない福島県の諸橋近代美術館。
通称:モロビ。
現在、行われている企画展「Shock of Dalí ショック・オブ・ダリ 〜サルバドール・ダリと日本の前衛〜」が今月末で終わってしまう。
前回の「ダリとハルスマン」は状況が状況だけに行くことを断念。
図録と関連グッズをオンラインショップから購入しました。
今回は、どうする。
行きたい、どうする。
そこで、とんぼ返りモロビを決行。
現地に行って、ダリ先生を愛で、速攻で帰る…という強行スケジュール。
そうしないと日帰りできない(T_T)
本当は宿泊して、ゆっくりしてもおかしくない距離。
だけども、だけども、状況が状況だけに。
さて、何度もここに登場しているスペイン人の芸術家サルバドール・ダリ。
20世紀を代表する芸術家のひとりです。
1920年代末にシュルレアリスム(超現実主義)運動に参加。
潜在意識に由来する妄想を描いて独自の作風を築き、
シュルレアリスムに新たな風を吹かせた人です。
時計が溶けたり、象の足が細かったり、妻の頭にロブスター乗せたり。
あのポップでキュートなチュッパチャプスのロゴもダリ先生の作品ですよ。
空に突き抜けそうな口髭がトレードマークです。
ダリ先生は遠く離れた日本にも大きな衝撃を与えました。
特に日本の若い前衛画家たちへの影響大。
見た人が「なんじゃぁぁ!?これはぁぁぁ!?」
と、松田優作ばりの驚きを見せたとか、見せなかったとか。
さらに1930年代になって、ダリ先生の作品が本格的に日本で紹介されると、
そこに各々の感受性を加え、独創的な作品が次々と誕生しました。
日本の前衛画家さん、
冷やし中華ではなく、自己シュルレアリスム始めました。
ダリ先生から得た衝撃を自分の作品に反映。
並ぶ作品は奇想天外、意味不明、摩訶不思議。
思いっきりダリの影響を受けた人もいれば、
ダリの余韻を残しつつ違う世界を展開する人も。
いやぁ、面白かった。
我が子も美術館慣れしてきたようで、音声ガイド片手に楽しんでおりました。
滞在時間より、移動時間の方が圧倒的に長かったけど、良いんだ。
いつの時代もダリ先生の人柄と、作品に恋している人は数多くいるのです。
しかし、久々に足を運んだけど、
やっぱりダリって変わってるわぁ~(最大級の誉め言葉♡)