笑顔咲ク 君とつながってたい。
笑顔咲ク 君とつながってたい。
登校班のメンバーが全員揃うのを一緒に待っていたら、知らないおじちゃんに突然話しかけられました。
「お母さん、サクランボいるかい?」と。
えぇぇぇぇ???どゆこと???
そう言ったおじちゃんの手には箱に入ったサクランボ。4パック。
「知らないおじちゃんから食べ物を貰うのは怖いだろうけど、佐藤錦と紅秀峰どっちがいい?」
戸惑っている間もおじちゃんのトークは止まらない。むしろお断りできない方向へと向かっている。笑
お断りする理由は無いので、有難く頂くことにしました。
しかも「佐藤錦は食べたことあるから「紅秀峰」で。」と、図々しく食べたことない品種を指定してGETしてきました。笑
「貰ってくれてありがとう。知らないおじちゃんからで悪ぃね~。」と言い残し、おじちゃんは去っていきました。
さて、問題はここからであります。
手には剥き出しのサクランボ1パック。登校班のメンバーは既に全員揃っている。家に置きに行く時間は無い。
結果、サクランボ持ったまま登校班に同行したよね。笑
道行く児童や保護者の目線は当然サクランボへ注がれるわけで。
「あのオバちゃん、なんでサクランボを手に登校しているんだろう…」という視線を浴びながら歩いてきました。
思えば、昔はご近所で食べ物などのやり取りをするのは日常だったよねぇ。
それこそ「お隣の奥さん!ちょっとお醤油貸してくださる?」的な世界。実際にお醤油の貸し借りはしたことないけれども。
回覧板を持って行って玄関先で世間話しちゃうような世界。
昨今、いろいろ状況は変わりまして。昔と比べると近所に誰が住んでいるのか、どんな人がいるのかよく分からんとです。
子どもを狙った事件や事故も多いので、保護者の見守りを強化するよう学校から呼びかけがあったりします。
人を疑ったり、必要以上に警戒したりするのは良くない。ほとんどの人は好意的に接してくれているはずだから。
しかし、時にはそういう危険な世界も隣り合わせだということを子どもたちに教えなければならないのも事実。
そんな世知辛い世の中を生きているとです。
おじちゃんのサクランボは、あとで美味しく頂こうと思います。今度、会ったら感想言おう。
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