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HKマスクの作り方

使い捨てのマスクが手に入らないので布でマスクを作ることにしました。
無料の型紙が色々ありますが中でも「HK Mask」は医療用に匹敵する性能をもつとのこと。
こちらのサイトを見て作ってみようと思いました。

https://www.mask-for-all.com/

こちらの作り方を見ながら作ったのですが、作ってみて「ここはこうしたらいい」という事があったのでメモを残すことにしました。

用意するものと準備

・型紙
 みんなのマスクさんより無料の型紙がDLできますので印刷します。
 表地、裏地と必要なので2枚印刷すると便利です。

・布
 今回は表はトリプルガーゼ、裏はダブルガーゼを使用しました。
 綿100%のTシャツやハンカチ、ガーゼタオルなども使えます。
 二枚重ねてちょうどいいなというものを選んでください。

・ノーズワイヤー
 今回はもう使わない使い捨てのマスクから取りました。
 テクロノートという名前で売っています。
 よくお菓子を止めている金色のワイヤーだと柔らかすぎるのでご注意を。

・マスク用ゴム
 これも使わない使い捨てマスクから取りました。
 ゴムが無ければTシャツを細く切ったり、毛糸を鎖編みしたものも使えます。

・細いゴム、リボン、紐
 頭に固定する用のものです。

・チャコペンやボールペン
 布にしるしをつけるためのものです。
 私はフリクションボールペンを使っています。アイロンで消えるので便利です。

布は洗濯縮みを防ぐために「水通し」を行うことをお勧めします。
使う布によって縮み方が違うので心配であれば行ってください。

使用していたハンカチやTシャツを使う場合は洗濯済みであればそのまま使用してください。

作り方 

1.型紙を用意する

表地と裏地でサイズが少し違うため2枚用意しました。

表地に使うのは外側の実線で切り抜きます。(画像赤線)
裏地に使うのは外側の実線と上は点線で切り抜きます。(画像青線)

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型紙は1cmの縫い代込みです。

2.布を裁断する

布と型紙を用意します。

裏地、表地は2枚ずつ必要なので、二つ折りにしてその上に型紙を置きます。
柄のある布を使う場合は柄を内側にして型紙を置きます。
待ち針で固定して表布、裏布を裁断します。

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作り方にはノッチ(Notch hole)に切り込みを入れるとありますが、切り込みを入れなくても表地に鉛筆やボールペンで印をつけるだけで大丈夫です。
ノーズワイヤーを入れるときの場所の目安になります。

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HKマスクメモ1

3.端処理をする

これは手順にはないのですが、ミシンがあって布端のほつれが気になる方は行ってください。手縫いやほつれても内側なので気にならない方は次の手順へどうぞ。

フィルタを入れるため表と裏は重ねてすべて縫わないのですが、作り方だと1つ折りで端を縫うため布端のほつれが処理されません。
ロックミシンまたはジグザグミシンで布端を処理すると出来上がりが綺麗です。

HKマスクメモ2

4.センターカーブを縫う

マスクの中央部分となるカーブ部分を縫います。縫い代は1cmです。

縫った後は縫い代を開きます。できればアイロンをかけると綺麗です。

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カーブなので縫い代を切ってから開くと綺麗な曲線になりますが、実際に表から見て気にならなければそのままで。

裏地も同様に縫います。

5.上下1cmを折って縫う

上下1cmを折ってアイロンをかけます。
表地、裏地とも折ってアイロンをかけたら縫います。
注意する点は表地の上を縫うときにノーズワイヤーを入れます。

端からノッチ部分(印をつけた部分)まで縫って、それからノーズワイヤーを入れて縫います。

HKマスクメモ3

最後にワイヤーが動かないようにノッチの部分を縦に縫います。

6.表地にゴムを付けて、裏地と縫い合わせる

表にしてゴムをつけます。ループを中心に向けて両端にゴムを置きます。

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☆上の写真では市販マスクのゴムを使っています。ゴムは上のように紙部分まで使う必要はありません。ゴム部分のみを使用したほうがいいです。

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その上に裏地を中表になるように重ねて縫います。

縫い終わった後、ひっくり返してゴムが固定されていることを確認してください。

7.マスクの横と下を縫う

サイトの作り方では、「左右の生地の間にテープを入れ、二枚の布をミシンで縫う」なのですが今回はテープ(リボン)は後から紐通しを使って入れることにしました。
紐を通せるように左右1cmのところを縫います

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フィルタが下から落ちないように下を縫います。下の縫い目の中央から左右1cm分ずつくらい縫いました

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8.テープを通す

後ろに固定する用のテープ(リボン、紐など)をゴム通しで通します。通したら抜けないように端に結び目を作ります。

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(写真は結び目を作っていないけど)完成です!

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9.最後に

耳のゴムは表地と裏地を合わせるときにミシンで縫って固定しましたが、ゴムが切れた場合の交換や長さの調整をしやすくするためには

・手順7で左右1.5cmくらいの部分を縫う(入れるゴムとリボンに合わせて)
・手順8で耳用のゴムとリボンをそれぞれゴム通して通す

という感じになります。固定しているとゴムの交換をする時に縫い目をほどく手間がかかるので、交換を考えている場合は作るときに注意してください。

こんな感じで作ってみました。マスクの大きさは鼻から顎までしっかり覆われる大きさで安心感があります。

ちょっと違っていても使えればOKです!自由にマスク作りを楽しんでください。

読んでくださりありがとうございます!