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「エビ中」の【エビ中らしさ】を考えたら、よく分からなかったけど書いてみた

最近、Twitter…もといXでタイムラインを見ているとこんな言葉をよく見かける。

【エビ中らしさ】

僕は今年の春ツアー初日、終演後にロビーで友人を待っていた時にヲタクのこういう声が聞こえてきたのをなんとなく覚えている。

「メドレーでやってた曲こそ、求めてたエビ中らしい部分なんだよなぁ。」
「昔の曲、結構多くて楽しい!!これこれ~。これがエビ中だよ!」

さらに春ツアー初日、メディアが投稿した記事にこんな記載まである。

私立恵比寿中学が10人新体制初の全国ツアー「私立恵比寿中学 spring tour 2023~100%ebism~」を4月15日千葉・森のホール21 大ホールよりスタートさせた。今回のツアーは7月16日神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールまでの17公演となっている。

昨年10月、当時リアル現役中学生の桜井えま、仲村悠菜の2名が加入し、先輩メンバー5名の実力と後輩メンバー5名のフレッシュさがより“私立恵比寿中学”らしさを作り出した。

https://tunegate.me/P20230417002

加えて、特に最近ライブの感想ツイートとか、#好きなエビ中曲3選とか、そういうのに付随して「エビ中らしさがどうの~」みたいな言葉を見かける。上記で引用したメディアの記事でも、新メンバーが加入したことのフレッシュさを【私立恵比寿中学らしさ】って思いっきり表現してますし。
恐らく、そういった人達のツイートやメディアから察するに、エビ中のコンセプトでもある中学生っぽい感じ…とりわけ初期の楽曲をエビ中っぽさ、【エビ中らしさ】と思う人が多いんだろうか。

………え?僕が思う【エビ中らしさ】は何かって?
分からないですね、正直。
そんなわけで、僕は今年の春ツアーの個人目標として【エビ中らしさ】を探すことを掲げてツアーを回ることにしました。
その備忘録として、このnoteを残します。


自分が思う「エビ中らしさ」を検索してみる。


私立恵比寿中学を検索してみた。

とりあえず、この記事を読んでる人の大多数がエビヲタだろうし、分かってることだと思うのですが、一応noteを書くにあたって色々な媒体で私立恵比寿中学を調べてみました。

・Google検索

「何が出てくるかな?」と思ったけど、普通に公式サイト出てきちゃった(当たり前だろ)

・各種SNSの公式アカウント

Xの公式アカウントより
Instagramの公式アカウントより
TikTokの公式アカウントより
YouTubeの公式アカウントより

僕は思いました。
うーん、なるほど。きっと共通して出てくるワードが私立恵比寿中学の核となる部分だし、きっと僕が探し求める【エビ中らしさ】なのかもなぁ。
ふむふむ、共通するワードは………っと


【日本の10人組アイドルグループ】



それだけ。
「は?コイツ何言ってんだ?」と思うかも知れないですが、試しに色々と検索してみて分かった私立恵比寿中学はこれだけです。
しいて他に挙げれば、永遠に中学生。略してエビ中って言われてる。
………ほう。なるほど、何も分からん!!!
(書き始めて30分、いきなりnote終了のお知らせ)
              終         
            制作・著作         
            ━━━━━      
             ⓃⒽⓀ

調べた結果、僕は前より【エビ中らしさ】が何か分からなくなった。



ミュージックビデオをいくつか見てみた。

へぇ、寸劇みたいなメジャーデビュー曲から最新曲まで色々あるのか~
可愛い。歌うまい。たまにメンバー卒業とかで入れ替わってたりする。
でも、だからと言って1つの決まった方向性があるわけでもなし。
どこが永遠に中学生やねん!!
どこがキレのないダンスと不安定な歌唱力やねん!!
結局何も分かりませんけど!!!
(本日2度目のnote終了のお知らせ)
              終         
            制作・著作         
            ━━━━━      
             ⓃⒽⓀ
(アッアッ、面白くないとか怒らないで…最後まで読んで…)

<検証系YouTuber>
私立恵比寿中学をwebで検索したりMV見たりしてみた!

<検証結果>
私立恵比寿中学は、可愛い10人組の日本のアイドルグループだよ!

チャンネル登録者数5人くらいで人生を終えそうな検証YouTuberやろうかな
…ではなくて。
色々調べてみたけど、私立恵比寿中学って可愛いアイドルなんですよ。
でも、そんなのヲタクみんな分かってるわ!!!(クソデカ大声)
っていう話ですよね。

MVを見てみたら、僕はもっと【エビ中らしさ】が何か分からなくなった。


ライブに行ってみる

というわけで、次は私立恵比寿中学のライブに行ってみた。
今年の春ツアー、タイトルは「私立恵比寿中学 spring tour 2023~100%ebism~」でした。
僕が今年の春ツアーで参加したのはこんな感じ。

7月8日に沖縄の追加公演もありました。

赤い丸で囲んだところが行った場所……

じゃないです。

赤い丸で囲んだのが、行ってない場所です。

あれれ~おかしいぞ~?
関東は結構外れたりするから多めに地方も応募したらなかなかの数、当たってしまったぞぉ?
急にめちゃくちゃ出費することになってしまった…ペロッ…青酸カリ!?(破産)

冗談です。ごめんなさい。
もう一度言います、赤い丸で囲んだのが行ってない場所です。
14公演も行ってたのか、と振り返ってみて思うんですがエビ中のライブって楽しいんですよね。
そして、さっきも書いたように今年のツアータイトルは「100%ebism」
きっとエビ中の流儀、みたいなものを見せてくれるのかなと思ってワクワクしながら見に行きました。僕が毎公演のように感じていた感想は

いや、楽しすぎるでしょ。

それだけです。
とにかく、ただただ楽しい。ただ面白い。
「エビ中らしさ」を探すためにツアー回るとか言っといて、もう少し色々と考えながらライブ見ろよっていう話なんですけど
だがしかしタカシ(超特急)
そんなことはどうでもよくなるくらいに、楽しいんです。
エビ中のライブは常に楽しい…でも楽しいことが【エビ中らしさ】なのか?


ライブに行ってみたら、僕はもーっとエビ中の【エビ中らしさ】が何か分からなくなった。


推しメンから考えてみる。

最初の推しメン

知らない人もいると思いますが、私立恵比寿中学の最初の推しメンは彼女。

フラッグが反転してたの、撮影後9年半が経った今でも若干後悔してる。指も入っちゃってるし…

鈴木裕乃さん、それから2推しで杏野なつさん。
正直、推してた理由は鈴木さんに関しては、初見でダンスも歌もめちゃくちゃ下手だったしMCも棒読みする子だったので、逆に推したら面白そうだったからです。(失礼すぎるだろ)
杏野なつさんは、誕生日が僕と同じ7月12日だったから、それだけ。
真剣なヲタクからしたら「ふざけんなよ」と思うかもしれませんが、2人を推してた理由は本当にそれだけです。
気づいたら2人にハマってたし、ステージ上の2人を目で追ってました。
当時は2人がいるエビ中こそ、僕が思うエビ中の全てだった気がします。
ただ、みなさんご存知の通り彼女たちは2人とも今はエビ中にいません。

正直、2014年に2人とも同時に転校してからしばらくは「こんなのエビ中じゃないじゃん。」と思ってて、エビ中のヲタクを辞めようかと気持ちが離れかけてた時期もあったんですけど…
「とりあえず数回だけ見て、何も感じなかったら終わろう」と思って2014年の春ツアーで大阪オリックス劇場とZepp DiverCityに行って、東西大学芸会もめちゃくちゃ無理矢理だったけど北海道から遠征して、無心でライブ見てたらなんでか分からないですけど、「今のエビ中も面白いな」と思えた瞬間がわりとあったから、なんだかんだ今でも呼吸をするようにエビ中の現場に行ってるし、楽しめてるんですよ。
(本当は星名美怜さんに救われたりしてるんですけど、それは別の機会に)


推しメンが転校した後のエビ中を無心で見ていた時期の自分を思い返したら
「こんなのエビ中じゃないじゃん。」と思っていたのが、いつの間にか
「あれ、今のエビ中もいいじゃん。」と思えてた自分がいたことに驚いて
僕は【エビ中らしさ】が何かもっともーっと分からなくなった。



ついでに、今の推しメンを考えてみる

僕の今の推しメン………

推しメン………

推しメン………???


推しメンってなんだっけ………????(「推しメン」は日本語ですよ)

というわけで。
考えてみたら、正直いないんですよね、推しメン。今のエビ中に。
一応は中山莉子ちゃん推しという体でヲタクしてますしペンライトの色は
確かに水色を点灯しているんですけど。
鈴木裕乃ちゃんが転校の時点で「次の推しメン、小林歌穂ちゃんでも、中山莉子ちゃんでも別にいいな…よし、ど~ち~ら~に~し~よ~う~か~な!」で左右交互に指差して中山莉子ちゃんになったレベルなので。(失礼極まりない)

まあ、言ってしまえばみんな好き、いわゆる箱推しなんですよ。
だって見て下さいよ今の私立恵比寿中学を。

公式サイトより

簡潔に言いますけど
真山は歌が上手いし、ビジュアルが神。いつも頼れるエビ中の大黒柱だし。
ヤスは色んな事を乗り越えてて、もはや会いに行ける人間国宝だし。
美怜は心からアイドルを楽しんでて、その笑顔に僕は何度も救われてるし。
歌穂ちゃんはステージ上でも、ステージの外でも表現の振り幅が広いし。
中山さんはパフォーマンスの爆発力が凄くて、いつだって目が離せないし。
心菜は高いダンススキルで会場の空気を一気に全部変えられる力があるし。
柚乃ちゃんは、あまりに成長速度が早すぎて常にこれからが楽しみだし。
和香ちゃんは真面目なスーパーアイドル!って感じで見ていて楽しいし。
えまちゃんは誰よりも笑顔を忘れないで、誰よりもステージで輝いてるし。
悠菜ちゃんは生まれ持ったアイドル性でみんなを引きつける魅力があるし。


だから、僕は今のエビ中には推しメンがいない。


今の推しメンが誰かを考えてみたら、僕は意外と推しメンがいなくて
推しメンがいることこそ、私立恵比寿中学のライブを最大限に楽しむ方法だと思っていた僕は、今の推しメンがいないライブも凄く楽しいと思えてしまうし、【エビ中らしさ】が何かやっぱり分からなくなった。



春ツアーやファミえんを通して感じたこと

なんだか、春ツアー初日のちょっとしたきっかけで、エビ中の魅力である【エビ中らしさ】は、なんなのか。改めて色んな角度からエビ中のことを考えてみたんですけど。
(今の)エビ中って、10人いるからなんでもできるし、どんな姿にもなれる。

だって、子どもに大人気の戦隊ヒーローは変身はできるけど、どんな姿にもなるっていうのはできないし。
子どもに大人気のアンパンマンは、なんでもできないですよ。
しかも水に弱いし。濡れたらアイツ何もできないですもん。
…アンパンマンは、ほのおタイプなのかもしれません。(違います)

話がそれましたけど。
エビ中はメンバーも、楽曲の幅も、見せ方も全てにおいてバランスがいい。
色んな事が器用にできてしまう、ジャンルレスなアイドル。


結局、うまく表現できないですけど


「エビ中といえばこれ!」みたいなものがない気がする。
ヲタクの数だけ捉え方があって、様々な見方ができる。
決まった【エビ中らしさ】が特別何もないのが1番の【エビ中らしさ】
きっと、それはエビ中の最大の武器で魅力なのかもしれないな、と。
この春ツアーとファミえんの期間、ステージに立つ彼女達を見て感じた。


色んな角度からエビ中のことを考えてみたら、【エビ中らしさ】がこれ!
って定義できないのが【エビ中らしさ】で、私立恵比寿中学のエビ中らしい部分なのかな、と少し【エビ中らしさ】が何か分かった気もする。










最後にこれだけ。

これ何回かTwitterでも言ってるけど、エビ中を推してたら色んな山があり谷があり、メンバーの病気のこととか松野のこととか、他にも悔しい思いをする場面は多かったと感じるけど、振り返ると1度も後悔したことないな、と言いきれるのがエビ中の凄いところだと思ってる。
今も昔も。


一生エビヲタなのかなー、僕は。