ぬきうたの制作をしていて思ったこと、感じたことのお話

お久しぶりです。えびかれー伯爵です。
最近のマイブームは抜歯です。

9月18日にQruppo様の「抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?」通称、ぬきたしのキャラクターソングCD ぬきたしキャラクターソングコレクション「抜きゲーみたいな島に流れる歌はどうすりゃいいですか?」 が発売になりました。脳みそ絡まりそう。

いえーい

発売して一ヶ月ほど経ちましたので、ちょくちょく書いてはいるんですが制作所感的な事を書こうとオモイマス。

※注意
このnoteはぬきたしのネタバレを含む可能性があります。
また、キャラクターソングの解釈を狭めてしまう、決定づけてしまう可能性があります。

あくまで自分はですが、楽曲の解釈には正解や間違いは無いと思っています。
聴いた人が感じたことが全てで、それらは人それぞれみんな違っていいはずです。自分はこう考えて作ったという内容はある程度それらに配慮して書きますが、日頃感想を見させて頂いている中で素敵な解釈をされているツイートなどを見ます。それもまた解釈の一つで、自分の(えびかれーの)解釈だけが正しいということは絶対にないです。はじめから自分が考えたことにしたいくらいデス。
こういった事に関して責任は取りようがありませんので申し訳ないですが、読んでくださる人は何卒、ご理解の程宜しくお願い致します……
あと音楽の技術的な話とかノウハウうんぬんも基本的にはしません。同業者とか作曲してる人しかわからなくなるので……
あと長い。



目次的なやつ
■制作の話(流れとかたぶんそういう感じ)
■曲ごとの所感
■おわりに


■制作の話

このへん結構うろ覚えなので記憶を頼りに書きますが
たぶんファンミのイベントでキャラソンを制作します!みたいなお話がみんなにとって最初の情報公開だったのかなぁ~とか思います。
そう考えると本当におまたせしてしまって本当にごめんなさい……
考えなくても申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが……

なので自分に話がそもそも回ってきたのはもうちょこっと前で
ずっとQruppoの人達もキャラソンとかあったら素敵だよねって話があって
最初はあったらいいよねだったのがやろう!!に変わっていって
本当にここの人たちはやりたいことに対するフットワークや頑張りがすごいなって関心します。
キャラクターソングまわりは、OPやEDと比べるとファングッズとしての立ち位置が大きいので、あれば嬉しいものではありますが、作品上必須なものでもなく、色々と大人的な力のかけどころも難しいと思います。それでも「めちゃくちゃいいキャラソン作りましょう!」ってQruppoの人たちが言ってくれて、そのための準備や相談や調整に関して本当に頑張ってくれていて感謝しかありません。
実際にキャラソンを作るには物凄くたくさんの方の協力が必要で、大規模な制作になります。それらの調整や諸連絡など本当に大変だったと思います。
Qruppoの皆さん、関係者の皆さん本当にお疲れ様でした。また、本当にありがとうございました。


また、今回はコロナの影響もあり、自分がまったく思うように制作できない時期があったり、収録ができない事や時間だけが削れていくストレス、キャラソンへの期待のプレッシャー、その他個人的な問題で完全に潰れてしまってかなりキツかったのですが、そういった状況でも一生懸命スケジュールを調整してくれたおかげでなんとか完成までもっていくことができました。本当にありがとうございました。
こういったお話は普通、表に出てくることはないですし、本来出すべきではない事も分かってはいるのですが、その協力がなければ妥協したものを出すことになっていたか、作り切ることもできなかったかもしれないので、勝手に書かせて頂きました。どうしても表面に出てくる人や事だけしか見えませんが、見えないところで頑張ってくれた人たちがいる事を知ってもらえたら自分は嬉しいデス。




■曲ごとの所感
曲ごとに色々思い出話とかができればいいなぁとか思っていますので
タイトルごとにまとめてみようと思います。この曲だけは自分だけの解釈をずっと思っておきたい!!とかありましたら飛ばしたりこの部分を丸々とばしてもらったりすると多分なんか平和になるかなと思いマス。





●レッツロール!!
郁子のキャラクターソングデス。
曲順に関してはある程度作る楽曲の想定が出揃って、曲の方もいくつか作り終わってから決めたのですが、1曲目にぴったりな元気いっぱいな楽曲になったかなと思います。
郁子の持つ元気(強い)さが全面に感じられるようにしつつも、常識人と言われている(あの中では)面もあるので、歌詞の内容はわりと真面目な歌詞にしました。
もし、この楽曲が郁子じゃない誰かが歌っていたら、なんか応援歌?なのかな?みたいな感じで終わっていたと思うのですが、郁子がこの歌詞をこの明るさ、この楽曲のテンション感で歌うことにとても意味があるものにできたかなぁと思いマス。
楽曲デモムービー(という名のほぼボイスドラマ)時点では、そこまで伝わらないかなぁと思っていたのですが、自分が想像していたよりも歌詞に込めた意味や言葉のチョイスを捉えてくれた人がその時点でいて、やっぱりこういうのってすぐ分かってしまうからこそ、本当に気が抜けないし、それだけ真剣にやる意味があるなって思いました。
歌詞に対してどこがどうとかはあまり細かくは書きませんが、郁子は男として育てられた過去があったので、青藍島にきて女の子として扱われることが本当に嬉しかったり、救われた過去があります。後悔をする事もあったりはするけれど、そういったことを悲観する事も、同情されたりする事も嫌でちゃんと自分をしっかり持って生きる郁子の意思や生き方を歌詞にできていたらいいなぁと思います。
タイトルのレッツロールというのは、始めよう!とかそういう意味の英語です。自分らしい生き方を始めよう!だったり、女の子として髪の毛伸ばしたらくるくるしたとかなんかそういうかんじだったりしなかったりします。
自分のこと知ってる人はあるあると思うのかもなのですが、わりとこういう編成でこういうスピード感、テンポ感の曲好きです。



●わくわくたべものらんど
美岬の曲です。歌詞が長い……
全体の曲調に関しては早めにこういったジャンルにする可能性もあるなぁって感じで、親方(こはる凪様)にお会いした際に倉骨さんとこういう曲調とかでも大丈夫ですか?と確認した際、全然大丈夫です!!といった力強いお返事を頂いたので、この感じで行くことにしました。
前述した通り、楽曲を作るのに物凄く詰まっていて殆ど何もできない時期が結構長い期間あり、一度切り替えてこの曲を作り始めたのですが、
すごくスッと心に落ち着く形で作ることができ、とても自信や安心感を得ることができたので、僕にとってその時、美岬は女神に見えました。
ありがとう美岬。でも食べ過ぎはよくないと思う
作詞のところにQruppoと連名されていることに気づいた方もいるとは思うのですが、美岬の好きそうな食べ物を教えて下さいとライターの方に聴いたら
とにかくカロリーのありそうなものが好きで、そういった食べ物の組み合わせも美岬らしいと思います。といったお返事をもらい、ひたすら食べ物をリストアップしてもらい、それを歌詞っぽく繋げて歌詞にしました。
サビは出てくる食べ物をひたすら消化しまくっているイメージです。
ゆるしてかみさまって言いつつも正直あんまり本気では思ってなさそうです。美味しそうにご飯を食べている女の子が好きって人もいるとは思うのですが、美味しくご飯を食べている美岬はかわいいと思うし、ちょっと不思議な子ではありますが、きっと一緒にいたら楽しいと思うし、元気になれて暴れまわってるところも美岬のかわいいところなのかなと思います。ライターさんもそう言ってたからそうだと思います。



●ふぁーっきんびーっち
麻沙音のキャラクターソングです。歌詞が長い……
そらまめ。さんにラップ以外だったら大丈夫ですよって言われてたのにラップになりました。本当にすみません。ゆるして~~~~
曲のラインナップ決める時点であさちゃんはラップで罵倒してるイメージみたいな話が会議で多かったので、そういう感じになりました。
多分覚えている人はいないと思うんですけど、作中で学園に行く際に持ち物検査を花丸蘭ちゃんにあさちゃんが受けているシーンがあるのですが、そこでラップトップPCを取り上げられる際に蘭ちゃんがフリースタイル(即興のラップ)をしているシーンがあります。
その返答みたいなテンションで作りました。
口が悪いあさちゃんだからこそ本当に好き放題書けて楽しかったデス。
最初はもうちょっとネタよりに聴ける曲として考えていたのですが
出来上がってみればかなりかっこいい形に落ち着いた気がします。
さすがあさちゃん。そらまめ。さん
基本的には目についた人をディスりまくっている感じなんですが、サビまわりに関してはあさちゃんの主張みたいな感じで、罵倒にも取れるし、ビッチ好きとしてのプライド的な方向にも取れるように書いてみました。
こちらも歌詞の部分をライター陣の人たちにあさちゃんらしい罵倒みたいな部分を監修してもらったり、部分的に歌詞を書いてもらっています。
そういえば珍しく自分でギターを弾いてます。



●いつだってどんなことも
桐香ちゃんのキャラクターソングデス。
最初は歌詞前半をぜんぶ忘れてしまってそれっぽいアドリブで全部乗り切っているカリスマとうかちゃん。みたいなすごく複雑でわかりにくい事をやろうと思っていたのですが、めっちゃわかりにくいし、下手するとすごく寒いのでやめました。
「どうして怒っているのでしょう?私にはわからない」
はその名残です。
楽曲的にはとうかちゃんなりに素直にわかりやすく愛を伝えてみた
といった形を目指してみました。
その独特な感性から、誤解を生みやすく人と正常にお話したり、感情を汲み取ったりすることが苦手なとうかちゃんが!!
が!!!!
こうした事をちゃんとわかったり伝えられたら素敵だなと思ったのでそういう形になるようにまとめてます。
きっと、とうかちゃんにとって恋をして人を愛するという事は僕らが思っているよりもずっと難しいものだったと思うので、それをちゃんと形にできて、ちゃんと解ることの出来たとうかちゃんは本当に立派だと思います。
楽曲の曲調もとうかちゃんの持つ、可愛らしさやトリッキーな所、カリスマな雰囲気がまとまったジャンルで出来たらいいなぁと思っていて、フューチャーベース(というジャンルです。)風のポップスにまとめる事にしました。そんなに作ったことがないジャンルだったので歌ものとしての聴き応えも含め勉強をいっぱいしてから作りました。
個人的には声質も含めぴったりかなと思っていたので、ちゃんとハマって嬉しかったデス。(特に囁き声の所)




●惚気話
奈々瀬のキャラクターソングデス。しぶい……
どの曲もすごく沢山考えていますが、一番大変だった曲です。
ラインナップを決める際から昭和歌謡みたいな古臭い感じがいい!という話が多く、自分も奈々瀬とかカラオケでノリノリで歌ってそうだなぁとか思ったので異論はまったくなく、そのまま作り始めました。のですが!
今の時代ガチガチな昭和歌謡なテイストで作る事もなかったので、めちゃくちゃ勉強しました。
勉強していく中で名曲と言われる楽曲を聴いていくとわかるのですが、時代感もあって、男女関係の楽曲が多く、亭主関白な感じだったり、別れ話な感じが多かったり、あなたなんか捨てていくわ……みたいな曲が多いです。
なーんにも考えないでいたら別にそういった感じで作っていってもよかったのですが、特に男らしさ、女らしさという表現については今の時代で考えるとかなりセンシティブな表現になりますし、ぬきたし(特に2)の作品性を考えればあまり好ましい表現ではないので避けるべきなのですが、そういった部分を抜くと昭和歌謡らしさというのも消えていくのでバランスがとにかく難しかったです。また奈々瀬の事や、奈々瀬のファンの事を思えば
そういった立ち位置にいるのが奈々瀬ではあるのもわかるのですが、好きなキャラの幸せを願うのもまた当然のことなので、あんまり別れ話っぽく書きすぎるとそれはそれで他のキャラの幸せを見るとなんで奈々瀬はこうなのかと悲しい気持ちにもなるし、幸せいっぱいな感じの曲を書くのもなんか作中の奈々瀬と違くない?みたいになるので本当に本当に難しかったです。
結局、要素的には奈々瀬自身は幸せだと思っていて、傍から見ると駄目男を許してない?みたいな感じなんだけど、でも頭なでてくれるのが嬉しくってつい許しちゃうのよね~キャッキャ……っていう不満話を聴いている側がなんだ「惚気話」かお幸せに……
みたいな感じにも見えたらいいなぁ……とか
この曲なんかすごく共感できるのよねぇとか言ってそうだなみたいな。
最大限自分のできる限界まで奈々瀬の事を考え尽くした曲ですが(どの曲もそうですが)本当に脳みそ擦り切れるかと思いました。
なのでこの曲好きって言ってくれる人を見かけるとなんだか安心した気持ちになります。



●たくさんの未来
礼ちゃんのキャラクターソングです。
ラインナップを組んでいる段階では、ギャグに振り切った感じの曲にするか、真面目な礼ちゃんでいくか意見が別れていたのですが
全体の楽曲バランスを考えて真面目な曲で行くことにしました。
作り始める前はもうちょっと優しいバラードで作ろうと思っていたのですが、キャラソンを作る前に礼ちゃんの要素を拾うためにゲームをプレイしなおしていて(他のキャラもやり直しました)他のキャラよりも自分の行いについてや、過去についての後悔が強く真面目な子だったので
優しさだけでまとめるとキャラクターとしての説得力を薄めてしまう気がしたので、その後悔なども含め拾うことにしました。
基本的には作中の内容を色濃く反映していますが、歌としてまとめ直したり礼ちゃんの心理として深い部分まで触れる曲として作ってみました。
SSの中では桐香ちゃんや郁子と比べるとその後の話は時間軸的にみると描かれていなかったので、その部分も解釈として
「私を待つたくさんの未来」
という歌詞を置いてみました。作中描かれることはありませんが、きっとあの後もたくさん幸せになってくれていると思いますし、辛いこともたくさんあるとは思いますが、きっと二人、もしくは三人、たくさんの仲間と乗り越えてみんな幸せになってくれる、そういう可能性に満ちたたくさんの未来が礼ちゃんを待っていると僕は思います。そういう未来があると信じられる部分を作ることができるのも僕らの仕事なのかなと思います。
楽曲的にはそういう部分の説得力も強く出るように力強い曲としてまとめています。特にドラムの質感をずっと楽曲の調整をしてくれている神灼爺さんに何度も調整してもらいました。ありがとうございました……




●なんでかな?
ひなみのきゃらくたーそんぐです。えへへ
キャラクター的に某教育番組とかで流れていそうな感じにしようという話になり、童謡っぽく作ろうと思いました。
母性的な面と子供っぽい面の二面性のあるキャラなので、「大人の童謡」
みたいな感じになるといいなぁと思い、子供が聞くというよりは、このゲームやってる人はみんな立派な大人なはずなので、そういった大人が聴いた時に何か感じる事のある曲にしてみています。
書けば書くほどなんでかな?いまの自分なんでかな?なんなのかな?大人ってなんなのかな……?幸せってなんなのかな……?今の自分を見た時にママはわらってんるがえおhbsrんmyづmんlkyfmうy,ぎ

みたいな気持ちになりましたが、一生懸命立派な大人として子供に語っているように、さも自分が立派な大人かのごとく、ヒナミになったつもりで書きました。
もうちょっと真面目に書くとヒナミがお母さんになって子供に歌って聴かせているような、親子で歌っているようなそんな形になったらすてきだな?と思います。童謡も作ったことがなかったので、めちゃくちゃ勉強したのですが、童謡ってすごく歌いやすく覚えやすくできていて、サビとかそういう概念がないのでめっちゃ短い曲が多いので、他のキャラの曲と比べて短すぎたり、聴き応えがなくなりすぎないように作るのが難しかったです。
すごくシンプルな曲で心地よい感じの曲にできたと思うのですが、チェック時とかめっちゃ睡魔に襲われるくらい優しく、仕事しないでそのまま寝ちゃだめなのなんでかな?ってなってました。嘘です。
アルバム通し聴きチェックとかしてると眠くなったのは本当です。
何回も通しで細かく通しでチェックするのでここが最大の難所でした。


●片隅の幸せ
文乃のキャラクターソングです。
ラインナップを決めている段階では作中でかなり大変な目にあっているので元気で楽しそうな曲がいいという話だったのですが、曲を作っている段階で今の方向性にシフトしました。
ワンコーラス(歌の1番まで)まで明るくかわいい元気な感じで作ってみたのですが、アルバムの終盤、キャラソンとしてのトリみたいな役割ではあるのでその説得力や貫禄として弱かったのでボツにしました。
文乃にとって、今の日常生活というのは境遇を考えればとても幸せな事なので、そのなんでもない日々が幸せという事や日常感というのを大切にしました。自分がいつも生活している上でのなんでもない当たり前が幸せだと気づくことができるのも文乃らしいかなと思うのですが
この曲を作る時にまわりの人や特にスタッフの人に幸せを感じる時ってどんな時ですか?って聴いてまわってみると、ご飯が美味しかった時とか仕事が終わった時とか誰かに褒められた時とかすごく日常的なことが多く、物凄く幸せな事やいい事!というよりは、やっぱり日常におけるちょっとしたいい事っていう部分が幸せなのかなと思いました。ちなみに一番多かったのはお金が振り込まれた時(もしくは給料日)だったのでもう少し文乃を見習って僕らは生きるべきだと思います。
文乃の曲を作る上で一番困った事が文乃に音痴設定があることでした。(忘れている人も多そうですが)
わざとピッチを外してもらうとかすると聴けないものになっちゃうので、わざと歌うのが大変そうに演技してもらってます。息継ぎのタイミングとか自分がデモで歌った時もわざと変な箇所で息継ぎしてたりを再現してもらってるので逆に難しかったと思います……
そこから導き出される答えは、ぽぷらさんは本当はもっと歌が上手いということです。
キャラで歌うのも本当に大変だったと思いますが、日常を本当に愛おしく思ってむべむべしている感じがして本当によかったと思います。


●ハメドリくん絵描き歌

この曲はどういった気持ちで聴けばいいのかたまにわからなくなります。




●非実在系女子達はどうすりゃいいっすか?
スス子ルートのEDの曲デス
スス子ルートを作る事になった際にEDとして非実在系女子達を使うーときいて、ほえーとか思っていたらぜんぶ「ス」で歌ってもらおうと思ってるんスよねーとか言っててなるほど。と思いました。なるほど。
収録する時にスしかないと
「すみませんーいまのススススの所なんですけどもうちょっとススススにしてほしくてー」
とか
「神灼爺せんせーここのスススなんですけど~」
「ぜんぶスなんですけど、どこですか?」
とか説明とか収録がめちゃくちゃになるので収録エンジニアの神灼爺先生に相談したら
「ちょっとずつスになっていったほうが面白いんじゃないですか( ˘ω˘)?」
と言われたので、そうスっねーと思って、Qruppoの人と相談してそうなりました。
どのへんをどういう感じにスにしていくかは自分がいじっているのですが
どんどんスがスに見えなくなるし、デモで歌うと原曲の歌詞に引っ張られるし、どこがスだったかもわからなくなる変なアレンジでした。
収録ではさすがスス子といった感じでぜんぜん問題なかったのと
自分が想像していたより、すごくスス子の曲になったのでとってもよかったです。他の声優さんもだれがどんな歌を歌っているか結構気になっていたようで、スタジオで録り終わっていたものは聴いたりしていたのですが、スス子かわいいーー!!と評判でした。声優さんって凄いなってどの方収録していてもいつも思います。
最後のぜんぶスになっちゃう所はスタジオでみんなで笑ってたのがいい思い出でス。


■おわりに
わりと書ける部分は書けたかなーと思いマス。
他にも色々と収録の思い出や辛かった事とか失敗した事とか
情けない部分とかどうしようもない部分とか救われた事とか
こだわった所とか自分の好きなポイントとかありますが、あんまり書いてるとめちゃくちゃ長くなるのと、書けないような面白い話もあるので細かい所はこのくらいにしておきます。
どの声優さんも一生懸命キャラで歌ってくれて、そのために沢山練習してくれてお陰様で本当によい形でまとめられたと思います。
各曲の部分ではぶん投げてましたが、ハメドリくん絵描き歌もとってもたのしく収録できました。(ずっと笑ってました。)作詞はQruppo陣で全てやってもらったのですが、さすがといった感じで自分では逆立ちしても書けないものになっていたと思います。
曲作りもかしこさんと楽しく作らせてもらいました!!編曲(伴奏づくり)はほぼ全てかしこせんせいが作っております。
どの曲もキャラクターらしく、キャラクターソングらしくできたんじゃないかなーと思います。ツイッターとかでは一生分褒められた気分ですが、たくさんこのために勉強をしてなんとかできた感じです。溺れそうでした。
エビなのに。
またこの楽曲作っている最中、かきたしを見たり、ファンの人のキャラへの愛が本当に支えになりました。
その分ちゃんとしたものを作らなきゃ!!という気持ちでとてもいい意味でもプレッシャーにできてお陰様で満足いくものができたと思います。
ありがとうございマシタ……

この曲たちを最後完成させるとき、これでぬきたしも終わりなんだなーって寂しい気持ちにはなりましたが、曲を聴いたり、ゲームを立ち上げればまた会うことはできるので、気が向いた時にまたみんなに会えればと思います。

今後もいろんなゲームの仕事を(仕事をいただけるのであれば)していくとは思いますが、間違いなく人生の中で心に残る大切な作品です。
とってもたのしい制作でした。


それではこのへんで
ジュッビボーーーーー!!!!

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