見出し画像

eBay個人セラー専用:海外への荷物の送り方パーフェクトガイド

こんにちは、eBay輸出主婦の星子です。
私はブログでeBay実践記を書き続けているのですが、最近になって、eBayを始めて2~3ヶ月くらいのセラーさんから、発送に関する相談をいただくことが増えてきました。

海外発送、複雑ですもんね。
しかも私が初めてeBayに出品した8年前と今とでは、国際発送を取り巻く状況は大きく変化しました。国際郵便で主流だった安価な発送方法が軒並み使えなくなり、クーリエを使わざるを得ない状況へ。コロナ前と比較するだけでも、ずいぶんハードルが上がったと感じます。

あちこちのeBayコンサルさんがブログでおすすめしているSALは、現在ほぼ使いものにならないし、アメリカ宛のEMSは今や最低3900円。

FedExやDHLは容積重量の概念があるので送料計算がわかりにくいうえに、関税トラブルという、輸出では避けられない問題が付いて回ります。

「これじゃ売値より、送料のほうが高いっつーの。」
「関税怖くてFedExとか使えない!」

と、頭を抱えているセラーも多いんではないでしょうか。でも、発送ができないと販売もできないし、eBayのスタートラインにすら立てないんですよね。

昔おすすめされてたSALとかいう発送方法は使えないし、発送を外注するほどの規模も資金もない。じゃあ実際のところ、個人レベルの弱小eBayセラーは、どうやって海外発送すればいいのよ?

そんな疑問に答えるために、このnoteを書きました。
このnoteでは、現役eBayセラーの私が実際に使っている発送方法や注意点について、詳しく解説しています。

私はeBayに関する業務は一切外注せず、梱包も送り状の作成も、トラブル対応も、すべて1人でやっています。同じ境遇の個人セラーがつまづくであろうポイントは、だいたい経験済みですので、発送に関する疑問には、このnoteでおおよそお答えできているのではと思います。

なお前半は無料、後半は有料とさせていただきました。
とりあえず無料部分を読んでいただいて、なんか役に立ちそうと思ったら、「星子さあ、一杯おごるからeBayの話聞かせてくんない?」みたいな感覚で、続きを購入いただければ幸いです。

ちなみに好きなお酒はアイラ系ウイスキーです。至極どうでもいいですね。

ではさっそく、無料部分から始めていきましょう!

eBay輸出で使う海外発送方法の種類

eBay輸出で使う発送方法は、大きく国際郵便、クーリエ(FedExとDHL)、eLogiがあります。それぞれの特徴を見ていきますね。

国際郵便

国際郵便にもいろんな種類があり、eBayで売れたものを発送する手段としては、小型包装物、EMS、国際小包があります。

「小さい物なら封筒に入れてエアメールで送ればいいじゃん」と思う方もいるかもしれませんが、「手紙(書状)」で販売した商品を発送することは違法です。定形外郵便であってもNGです。ダメったらダメ。

トレカを手紙扱いで発送するセラーが多数いたせいか、現在では郵便局でのチェックや各国の税関検査も厳しくなっているようです。

eBay内には、未だに数ドルでアメリカへ発送する設定をしているセラーも散見されますが、「そんな安価な発送方法はない」ことに気をつけてください。

昔は数ドルでアメリカに送るなんてことも、できたんですけどね。今は国際郵便のルールや状況が変わってしまったので、もうできません。

未だに数ドルレベルの激安な送料を設定しているセラーは、古い設定が放置された幽霊セラー、古い情報を鵜呑みにしてしまったうっかりセラー、違法なのをわかっててやってる確信犯セラーのどれかでしょう。

フィードバックを見るに、これらの送料激安セラーは、

  • 違法に通常郵便で発送する

  • 購入後にクーリエ発送の追加送料を請求する

  • 送料で赤字になるので一方的に購入をキャンセル

のいずれかの対応を取り、バイヤーの恨みを買っているようです。いやもう、時々すごい怨念のこもったフィードバック付いてますから…。

いずれもリスクが高く、特に不当なキャンセルはeBayから一発退場を喰らう可能性もあります。書状なら安く送れていいじゃん!と安易に飛びつかないよう気をつけてくださいね。

なお、郵便局員さんの中でも、国際郵便に精通した局員さんというのは、かなりレアです。なので、国際郵便について郵便局に問い合わせしたい場合は、コールセンターに電話して聞くことをおすすめします。

eパケット(廃止)って何がいいの?

さて、eBayセラーがよく使うeパケットは「書留+小型包装物+航空便」のことです。そこそこ早く届き、送料も1000円前後で済むことから、eBay輸出の発送方法の主流でした。

今まではラベルをネット作成することで割引を受けることができ、その割引パッケージに「eパケット」という名前が付いていました。が、2023年10月で廃止が発表されました。

国際郵便の手書きラベルを受け付けない国が多くなり、そもそもネットでラベルを作らないと発送ができない状況下では、割引の意味がなくなったからだと思われます。

2kg以内なら小型包装物が一番安い

ただ、eパケットが終了しても、「小型包装物+書留+航空便」という、eパケットと同義の発送方法は引き続き利用できます。小型包装物とは、90サイズ以内・2kg以内の荷物のことです。

注意点として、小型包装物は、郵便物の分類としては手紙やハガキなどの通常郵便物の一種になるので、基本的に追跡は付きません。オプションで「書留」を付けることで、追跡できるようになります。

注意点として、書留はどの国でも100%付けられるわけではなく、国によっては付けられません。また、追跡可となっていても、実際には日本を出国した後は追跡が途絶えることもあります。オーストラリアとかイスラエルとか。

※ご指摘いただき、最新の情報に合わせて上記内容を修正しました↓

書留はどの国でも付けられますが、内容物や発送方法によっては付けられないことがあります。書留の有無については、郵便局の国別の送達条件表(郵便種別ごと)に記載があるので、発送前に確認してみてください。

「5 特殊取り扱い」という項に「(1)書留の取扱いの有無」という欄があり、そこに書留に関する条件が書かれています。ざっと見たところ、現在は航空便にしか書留を付けられない国が多いようです。

また、書留=追跡可ではないことにも注意してください。オーストラリアやイスラエルのように、書留OKでも追跡はできないという国もあったりします。

発送方法は航空便・SAL便・船便から選択できますが、現状SALはほぼ機能していません。SALというのは飛行機の余ったスペースに荷物を相乗りさせることで安く運ぶものなんですが、コロナの影響で減便が続き、「余ったスペースなんてねーよ」となったので大多数が引受停止になりました。

配送日数は航空便だと早い国で1週間、遅いと2~3ヶ月くらいかかります。船便だと3~4ヶ月、下手すると1年近くかかることもあります。

小型包装物を使う時は価格が安く、配達スピードもそこそこ早い「小型包装物+書留+航空便」の組み合わせがメジャーですが、慣れたバイヤーだと、バイヤーのほうから安い船便を指定してくることもあります。

EMSは早いけど高い、でも保険が強い

EMSは国際郵便で最速の発送方法です。配送手段を選べる小型包装物などとは違い、航空便一択のスピード配送。追跡と保険も標準で付いています。

もとから小型包装物より高い料金設定だったのですが、コロナ禍を経て大幅に値上げされてしまい、現在ではアメリカへの発送最低価格が3900円という、非常に使いにくい発送方法になってしまいました。

「じゃあEMSは使わずに全部、小型包装物で送ればいいんだよね?」

と思いたいのですが、そうもいかないのです。小型包装物は2kgまでの荷物しか送れないことに加え、保険上限が6000円という制限があります。先ほども触れましたが、小型包装物はあくまでも手紙の一種に分類されるので、補償額も少ないんですね。

一方、EMSはほとんどの国で20kgもしくは30kgまでの荷物が発送でき、保険も標準で2万円まで付きます。さらに、たった50円で+2万円ずつ補償上限をアップできるので、例えば200円追加するだけで最大10万円までの保険がかけられます。これ、後述するクーリエと比較すると感動ものの安さです。

そんな事情があるため、高額商品や2kgを超える商品の場合は、小型包装物よりEMSのほうが適しています。

EMSは最速でお届け、と郵便局のHPには書いてありますが、実際のところ配送スピードは国によってまちまちです。一応、郵便局の見積もりに配送日数の目安が表示されますが、あんまりアテにならないかなあ…。

天候や国際情勢の影響を受けやすいこともあり、遅延も多いです。アメリカへのEMSは、たいてい1週間前後で届くのですが、アメリカの一部で大雪が降った時は1ヶ月以上かかりました。

そんな感じで不安定なので、個人的には「EMS早い!」と思ったことは、あんまりないです。1週間以内で届けばいいほうかな。

EMSはeパケット(小型包装物)より早いっちゃ早いけど、言うほど早くないじゃん、ということも多いので、配送スピードには過剰な期待を持たないほうがいいかなと思います。特に、バイヤーから配達期日に指定があるギフト商品などを送るのは、個人的には危険だと感じます。

存在感の薄い国際小包、どう使う?

なんかすごく存在感が薄いのですが、国際郵便には国際小包という発送方法もあります。これは簡単にいうと、国際版ゆうパック。EMS同様、おおよそ30kgまでの荷物を発送でき、かつ航空便・SAL便・船便から発送手段を選択できます。

しかし2kgまでの荷物なら小型包装物扱いのほうが安い、2kgを超えるならEMSを使うほうが手っ取り早い、という理由から、eBayセラーには人気がないのだと思われます。

国際小包のメリットは、2kg以上の大きな荷物を、EMSより安く送れること。例えば2kgの荷物をアメリカに発送した場合、EMSだと7900円ですが、国際小包航空便だと6700円、船便指定の場合は3300円で発送できます。

正直、この金額ならクーリエで送ったほうが…って感じなんですが、FedExやDHLと未契約のセラーの場合には、商品によって使いどころが出てくるかもしれません。あとは船便でもいいから、とにかく安く送りたい場合。

私も数回しか使ったことはないですが、覚えておくと発送の選択肢が増える…かも。

クーリエ:FedEx、DHL

パンデミックで国際郵便が使えない国が多発して以降、eBayセラーの発送方法の主流になってきたのがクーリエ(国際宅配業者の総称)です。

eBayセラーが使う主なクーリエとしてFedExとDHLの2社があり、両方と契約して、重量や国によって使い分けているセラーが多いです。

個人でも利用しやすいクーリエとしては、クロネコヤマトの国際宅急便もありますが、利用上の制約が多く、メインの発送方法にするのは厳しいため、ここでは取り上げません。

なお、クロネコヤマトの提携先はUPSというクーリエで、UPSとも個人契約は可能です。ただ、FedExやDHLのようにeBayセラー用の料金形態は用意されていないので、営業さんとの交渉が必要。発送個数が少ない場合、この2社より安い料金を引き出すのは難しいです(経験者)。

とにかく早い。めっちゃ早い。

クーリエの最大の特徴は配送スピードの速さで、FedEx・DHLとも、早ければ2日という驚異的なスピードで、世界中に荷物を届けてくれます。郵便慣れした身には、早すぎてビビるレベル。

また、自社で飛行機を保有しているので、国際郵便と違って世界情勢に左右されにくいのも特徴です。よっぽどの事情がない限り引受停止になることはなく、1年を通して安定して、ほぼ全世界へ配達してくれます。

eBayで使うなら、契約は必須

一方で、利用のネックとなるのが高額な料金。クーリエの正規料金は、60サイズ程度の小さな荷物でも1万円くらいで、とても普段の発送方法としては使えません。

でも、個人事業主であればクーリエと法人契約ができ、大幅な割引が受けられます。料金の開示は禁止されているため、詳細は明かせませんが、「小型包装物より高く、EMSより安い」くらいの金額で、主要な国へ発送できます。

国際郵便に比べると送り状の作り方が少し難しいのですが、Ship&CoやHIROGETEなどのサービスを使うと、eBayの注文データを自動で取り込んでくれます。

なお、クーリエとの契約には開業届の控えが必須となるため、まだ個人事業主の開業届けを出していない方がクーリエを使いたい場合は、eLogi一択です。

田舎でも集荷してくれる?

FedExやDHLの営業所がない地域では、提携業者が集荷に来てくれます。

例えば私は山形在住で、DHLの営業所はありません。黄色いトラックとか見たことない。でもDHLの集荷は佐川さんが来てくれます。集荷した荷物は佐川急便の伝票を貼られて、東京のDHLセンターへ運ばれ、そこからDHLの飛行機に乗って旅立つ…という流れ。

※私は数は多くないもののコンスタントに発送があるので、佐川さんから自分の個人情報を印刷済みの伝票をもらっています。最初の頃は佐川さんが毎回手書きで対応してくれてたっぽいのですが、継続的に発送があるとわかって、印刷伝票を持ってきてくれました。

提携業者による集荷でも、追加料金はかかりません。もしかして東京までの送料が別途かかるんじゃ…?と不安になってDHLに聞いたことがあるのですが、「弊社の送料はドアツードアでトータルなシッピングコストを含んだインクルーシブな料金です」的な回答をいただき、要するに費用はかかりませんでした。

FedExでは、以前は「地域外集荷手数料」があったのですが、現在は撤廃されたので、どんな田舎でも大丈夫です。うちの義実家(岩手の山奥)は見事にリモートエリアだったのですが、これで義実家でeBayすることになっても安心。

関税トラブルが起こるって本当?

抜き打ち検査のみでチェックゆるゆるの国際郵便と違い、クーリエ発送した荷物は厳密な通関手続きが行われるので、課税対象となる物品や金額であれば、確実に請求が発生します。

なので、遅かれ早かれ関税トラブルにはいずれ遭遇すると思ったほうがいいです(アメリカに800ドル以内しか送らない、とかであれば別ですが)。

関税トラブルが発生するのは、たいていが「関税のことは知ってたけど、こんなに高いなんて知らなかったよ!払えるかよ!」という、関税金額がバイヤーの予想外に高かったケース。特に南米は関税の高さで有名で、100ドルの商品に150ドルの関税、みたいなことが普通に起こったりします。

まあ支払い拒否もしたくなるよね~、と同情はしますが、自分の国のことなので、そこは理解しておいてくれよ、とも思うわけで。文句があるなら自国の政府なり税関なりに言ってくれよと。

でも実際には、関税についてよくわかってないバイヤーだと怒りの矛先を税関や自国ではなく、セラーに向けてくるので厄介なのです。

この「理不尽な理由でめっちゃ怒ってる外国人」を相手にするのは精神的にもストレスが大きいので、余計に関税トラブル対応のめんどくささを加速させます。お互いに英語が苦手だったりすると、話が通じなくて地獄絵図。

交渉決裂して関税拒否・受け取り拒否された荷物は日本に戻ってきます。で、これだけで済むならいいのですが、済まないのがクーリエ。各国から返送される荷物の返送料は基本的に発送主の負担となり、それが数万円単位の高額になることが珍しくありません。

日本からの送料3000円だったから、返送料も同じで往復6000円ね、とはならないのです。なぜか返送料は1万円超えちゃったりする。

かつ、バイヤーが関税未払いだった場合、発送人にその支払いを請求されるケースもあり、これらの費用が重なると、仮に商品が手元に戻ってきたとしても、追加支出で大赤字になるリスクがあります。

私はこれが怖くて、なかなか国際郵便からクーリエへの切り替えに踏み切れませんでした。だって国際郵便なら、どんな理由であれ無料で返送してくれるんですよ。現地で配達できずに一定期間が経った荷物は勝手に日本に戻ってきますが、送料を請求されることはありません。

関税トラブルによる損失を防ぎたいなら、国際郵便はクーリエよりずっと安心感があります。

トラブル発生率ってどれくらい?

…とまあ、怖い話ばかりしちゃいましたが、実際にクーリエを使ってみると、関税トラブルは思ったほど多くは発生しない印象です。個人的な感覚では100~200個発送して1件あるかないか、くらい。

もちろんリスクの高い国を発送除外したり、商品説明やメッセージで何重にも予防線を張ったりしてはいますが。それと私のストアは比較的年齢層の高いバイヤーや輸入慣れしたバイヤーが多いので、その影響もあってトラブルが少なめなのかもしれません。

また、アメリカは800ドルまで免税なので、高額商品を売らない限り問題はありません。

関税トラブルが多いのはヨーロッパと南米、次いでカナダです。慣れないうちはこれらの地域を除外するか、一度問い合わせを受け、関税の支払いに了承を取った上でインボイス発行で対応するほうがいいかもしれません。

クーリエ発送は契約や送り状作成のハードルは確かに高いのですが、慣れると国際郵便より、はるかに使いやすい点のほうが多いです。関税トラブルのリスクを差し引いてもメリットが上回ると判断しているので、私は今はほぼDHL1本で発送しています。

※国やエリアごとのトラブル発生リスクについては、有料エリアで細かく説明しています!

開業届がなくても使える、eLogiとeBay SpeedPAK

サポートが親切!eLogi

eLogiはeBayの日本人セラー向けに提供されているサービスで、eBayアカウントを持っているセラーなら、専用の管理画面を通じて、誰でも特別料金でFedExを利用できます。

2024年6月追記:SpeedPAKに続き、eLogiもDHL発送に対応しました。2024年6月時点ではオーストラリアのみが対象ですが、遠隔地料金が特別料金になるなどの特典があるようです。オーストラリアはマジで遠隔地が多いのと国際郵便の追跡情報が更新されないので、オーストラリアを発送対象にしている人は要チェックや!

eLogiについては私のブログ記事で、実際に使った手順や感想を書いていますので、eLogiよくわからないという方は、そちらをご覧ください。

eLogi使ってみた!発送前に準備することまとめ

eLogiの料金って安いのか?という疑問に対しては、個人的には「まあまあ安い」と思っています。eBayを始めたばかりのセラーは、とりあえず国際郵便とeLogiの2本立てで発送対応できるようにしておけば大丈夫かなと。

FedExは個人で契約することもできますが、毎月の利用料金が一定の金額に達していない場合、契約を切られてしまうこともあるそうです。発送個数が100個単位になるまでは、eLogiを使うのが無難かもしれません。

FedExとDHLが両方使える!eBay SpeedPAK

eLogiに続き登場した、eBayセラー専用の発送割引サービスがeBay SpeedPAKです。eBay公式サービスで、CPaSSと呼ばれる専用サイトのアカウント登録をすると利用できます。

なお、実際のサービス運営をしているのはeBayではなくOrange connex社で、サポートはOrange connexで行ってくれます。

最大の特徴はFedExとDHLのどちらも使えることで、地域によりクーリエの使い分けもできるようになります。

新しいサービスなので私はまだ実際に利用したことはないのですが、アカウントを作って料金表を確認したり、送料の見積もりをするところまでは試してみました。

2kg以内の軽量の荷物であれば、価格はeLogiとほぼ同レベルだと思います。DHLの送料も直契約とほぼ変わらないので、海外発送がeBayのみの人なら、わざわざ契約を結んだりしなくても、SpeedPAKのみでも発送には問題ないのでは。

サービス開始当初は、受取拒否等により返送料の割引がないという問題が上がっていましたが、私が確認した時点では、返送料の送料テーブルもしっかり料金表に明記されていました。なんで、いきなり法外な返送料を取られて白目!ということもないです。

なお、FedExの利用にはFedExアカウントの登録が必要でした。これはFedExのIDが必要だというだけで、個人事業主契約ではなく、普通の一般アカウントでOKで、FedExサイトで無料で登録できます。

FedExのIDをCPaSSに連携してから承認されるまでに2~3日かかるので、使いたい人は早めに登録と承認を済ませておくといいと思います。

DHLの場合はアカウントなしで、すぐに使えます!


以上がeBayセラーが使う代表的な発送方法です。
すでにご存知の内容が多いと思うんですけどね!

ここから先は有料エリアで、実際にそれぞれの発送方法を使うにあたって出てくる疑問に、より具体的にお答えしていきます。

「クーリエの契約って発送が少なくてもできるの?」
「FedExとDHLって、どっちがいい?何が違う?」
「容……積…重量…??」
「もしバイヤーが関税を払わなかったらどうなる?」
「VATの二重課税って何?」
「除外したほうがいい国とその理由は?」
「ドイツの包装法って何なんですか」

…などなど。
クーリエを使ってみたいけど難しそうで踏み出せない、IOSSとかLUCIDって何のこと!?ググってもいまいちよくわからん!という方向けの内容です。

私、星子はコンサルなどの指導を受けず、独学でeBayを始めて、1人で出品から発送まで行っています。

教えてくれる人なんていないので、eパケットもDHLも、発送する時は何もかもが初めてで、何度「わけわからん!」と頭を抱えたかわかりません。今でもですけど。

でもeBayブログを始めてから、実は同じような一匹狼セラーも意外とたくさんいらっしゃるということを知りました。私だけじゃなくて、皆さん、けっこう1人で悩んでるんだなって。

このnoteは、そんな一匹狼セラーで自分で頑張っていて、でもまだ発送に不安があって、誰か他のeBayセラーに話を聞いてみたかったという方には、お役に立つ内容になっていると思います。

よければ続きを購入して、発送に関するモヤモヤを解決していってください。経験者にしかわからないであろう、リアルな話しか書いてませんので(マジで)。

では、以下より有料ゾーンです!
18000字25000字以上あるので、コーヒーかお茶でも飲みながら、ゆっくりお読みくださいませ。

まずは国際郵便、FedEx、DHL、eLogiのさらに具体的な違いと、eBay輸出で利用する際のそれぞれの注意点についてです。ここを読み終わると、今のあなたに合った発送方法が何か、どんな準備をすればいいのかが判断できるようになります。

[更新情報]
2024.09.25 インボイス番号について追記、ヨーロッパの税金事情について加筆修正しました!
2024.07.01 発送できない商品について追記しました!
2024.03.15    発送除外推奨エリアについて追記しました!
2024.01.30 税関発給コードの情報を追記しました!
2024.01.07 中東エリア発送時の注意点を追記しました!
2023.11.20 荷物の紛失を防ぐTIPSを新たに追記しました!

ここから先は

25,415字 / 1画像

¥ 1,980

期間限定!PayPayで支払うと抽選でお得

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?