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eBayでも使えるクロネコヤマトの国際宅急便 メリットとデメリット

クーリエというと、FedexやDHLが筆頭に上がるのですが、クロネコヤマトの国際宅急便という選択肢もあります。

クロネコヤマトの国際宅急便は、実際に国際運送しているのは外資系のUPSという運送会社(クーリエ)です。UPSは日本人とっては、目にする機会がいやや少なめかもしれません。

発送方法の選択肢の一つとして、クロネコの国際宅急便を入れておくことで、メリットがもありますので、デメリットと合わせて、ご紹介していきたいと思います。

メリット1.営業所が多くて、副業にも優しい


営業所が多いと、持ち込みがしやすいため、通勤時間や昼休みなど、隙間時間に出荷できてます。このため、副業でeBay輸出に取り組まれている方々にとっては、取り組みやすいかと思います。

もちろん、郵便局の方が窓口は多いのですが、新型コロナの影響で、国際郵便が機能していない時期や、近くに郵便局が少ない場合には、クロネコの国際宅急便も、その窓口の多さから便利に使えるかと思います。

逆に、FEDEXやDHLについては、営業所が少ないですね。セラーの近くにない場合が多いですが、その場合は集荷依頼をして、自宅などに取りに来てもらう必要があります。

このため、日中は自宅にいない方(お勤めの方)の場合、FEDEXやDHLは、やや使いにくいかと思われます。

会社まで集荷に来てもらっても大丈夫、という方は問題ないかと思いますが、そうした方はやや少ないですよね。

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メリット2.郵便局のEMSよりも安い

例えば、郵便局のEMSは、アメリカまで2kgで4,500円ですが、クロネコヤマトの国際宅急便は2,700円ほどです。

結構大きな価格差なので、この安さは魅力ですね。なお、他のFEDEXやDHLも、郵便局のEMSより安いケースが多いですが、詳細は下記の該当記事をご覧頂ければと思います。

以上の点で、クロネコヤマトの国際宅急便は、送料設定と営業所の数において、バランスが良く、日本郵便と、FEDEX&DHLの中間的なところに、ポジショニングしていると見て取れます。

メリット3.アカウント開設手続きなしに、今すぐ利用可能

FEDEXやDHLは、利用開始にあたって、取引開始の手続き、つまりアカウント開設が必要になります。

これに対して、クロネコヤマトの国際宅急便は、アカウント開設手続きが不要で、いきなり営業所の窓口に出向いても、発送可能です。

この点を詳しく説明すると、FedexやDHLでは、最初にイーベイセラーであることを伝えつつ、取引したい旨を専用窓口に伝えて、営業担当者からの連絡を待ちます。

その後、営業担当者との間で、発送先地域や、月間出荷数などの事業概要に関するヒアリング(アンケート)を通じて、運賃見積もりをもらいます。

その見積もりに納得して初めて契約に進みます。見積もりに納得がいかなければ、交渉が必要なるなど、一定の手間が発生します。

そして、必要書類等そろえて提出し、契約が完了してから、やっと利用開始、という流れです。

このような煩雑な手続きなしに、即日利用できるクロネコヤマトの国際宅急便は、イザというとき、頼りになります。

メリット4.日曜・祝日でも営業所が使える

 FedexやDHL等の外資系クーリエの多くは、窓口が日曜・祝日でお休みであることがほとんどです。

それに対して、クロネコヤマトの国際宅急便は、日曜・祝日でも営業所が開いていますので、週末にまとめて出荷するなど柔軟な運用が可能で、特に副業でeBayみ取り組まれている方には、大きなメリットになるかと思います。

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デメリット1.発送ラベルが手書き

これは、日本郵便やFEDEX、DHL含めて、他のクーリエにはない特徴ですが、複写式の発送ラベルに手書きすることになります。

他のクーリエや日本郵便では、専用サイトに発送先などを入力して発送ラベルを作りますので、eBayやPaypalの画面から、情報をコピペして転載できます。

さらには、サードパーティの連携システム(Ship & CoやHirogeteなど)を使って、イーベイの注文情報と、クーリエ等のラベル作成サイトを、自動連係する方法もあります。

この方法では、手作業でコピペしないでも、発送先情報や商品情報が、発送ラベルやインボイスに自動転記されるため、大幅な時間節約が可能です。一度使い始めたらやめられないと思います。

現在のところ、クロネコヤマトの国際宅急便では、この仕組みが使えず、手書きで手間がかかるので、これはデメリットとして認識しておく必要があります。

とはいっても、緊急時には仕方ないので、クロネコさんもありがたい存在です。

デメリット2.窓口の方は国際物流に不慣れ?

使ってみるとわかるのですが、クロネコヤマトの国際宅急便は、営業所の窓口の方が、国際物流の実務についてやや不慣れケースが多く、手続きについて相談する場合は、大抵は国際専用の電話窓口を相手に相談することになります。

クロネコさんは、本業が国内物流なので、国際物流については、あまり慣れていないようで、電話窓口でも、マニュアルや規約に書いてあることを、そのまま案内されるケースが多いです。対応が四角四面な印象を感じる人もいるかもしれません。

国際物流の実務では、柔軟な運用がされている規約についても、クロネコさんでは規約通りに、案内される傾向があります。このため、日本郵便や、Fedex、DHL等の他社で慣れている場合には、やや当惑することもあるかと思います。

ただ、これは心理的な面が強いので、ビジネスライクに割り切って、有難く、お付き合いさせて頂くということも、実践上は大事な事かと思います。

デメリット3.カード決済が出いない

日本郵便では、後納契約で月締めの支払(振込・振替)が可能ですし

Fedexではクレジット決済、

DHLではPaypal決済(残高がない場合は自動的にクレジットカードに課金)

という形で、いずれもキャッシュレスですが、

クロネコヤマトの国際宅急便では、差出時に都度の現金決済になるようです。

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現金の管理や、経理処理において、ひと手間増えるので、ここはキャッシュレスに対応いただきたいところでもありますね。

まとめ

以上、クロネコヤマトの国際宅急便について、メリット4点、デメリット3点を挙げて、紹介させて頂きました。

長短を比較して、各自ご活用の判断をされると良いのではないでしょうか。そのための、判断材料としてお読みいただければ、幸いです。

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

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