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「見せびらかす」喜び
「有閑階級の理論」The Theory of the Leisure Class(1899)は「制度派経済学の創始者」ソースティン・ヴェブレン(1857-1929)が、当時の富豪たちの生活様式を人類学的に、皮肉を込めて記述した著作です。
日経BP
バブルを経験した私は、ブランド品が今でも大好きです。もちろん、全てを新品では買えないのでコメ兵も使います。エルメスのバーキンはここで分割で買いました。
そして、バックはいろいろ持ちたいのでサブスクを利用しています。
スニーカーやローファー、パンプスなど履物、洋服は新品を買います。いつも自分へのご褒美と理由をつけています。また、流行遅れになったり使わなくなったときは、販売します。エシカル消費に貢献です。
この心理をソーステイン・ヴェブレンは1890年にすでに説明をしています1865年の南北戦争終結から1893年の恐慌までの西部開拓時代におけるアメリカは、産業革命が進展し、ロックフェラーやカーネギーなどの巨大産業資本家が誕生した「金ぴか時代」(Gilded Age)でした
富豪たちの、豪華な邸宅、インテリア、衣装、パーティなどなどに対して
「見せびらかしの消費(顕示的消費)」「見せびらかしの余暇(顕示的余暇)」という言葉を使っています。
私たちは機能や品質、実用的な価値だけでなく、
周囲からの羨望のまなざしを意識して私たちはモノやコトを購入するのです
現代はSNSによって、「見せびらかし」の範囲を広げることができるようになりました。さらに「いいね」がもらえると、さらに喜びが高まります
「意見を言うこと」「主張すること」「見せびらかすこと」は人間が喜びを得るために、元来持っている本能なのかもしれません。
そして、それを受容してもらえたり、プラスの反応をもらえることが喜びにつながり、次の行動を決めるのだと思いました
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