見出し画像

【恋と深空考察】フィロス星=地球

以下内容は『恋と深空』のネタバレを含む、
個人的な考察と妄想で構成されています。



今回の【考察】
メインストーリーの舞台である地球と、
伝説ストーリーに登場するフィロス星は、同じ星。



まずは、フィロス星について読み解いて行きます。
( フィロス星は謎が深いので、今回は簡単な部分だけ取り上げています )

🪐フィロス星について


セイヤ秘話『流星の降る夜』の中に、

それはフィロス星誕生から214年目であり、地球が解体してから214年目でもある。地球時代に生まれた先生達が言うには、強大なエネルギーを持つ人工星核を消滅した地核の代わりに使い、バラバラになった陸のプレートを繋ぎとめたことで、この星は宇宙に飛び散らずに済んだそうだ。

とあります。地球時代に生まれた先生達の言葉が事実かどうかは分かりませんが、とりあえず信じるとして──つまり、フィロス星=元地球。地核が消滅してバラバラになった地球を、強大なエネルギーを持つ人工星核を使って再利用した。その星に、新たに“ フィロス ”と名付けた。という解釈です。

フィロス星が舞台のストーリーは、

・セイヤ秘話『流星の降る夜』
・セイヤ伝説『指間の流星』
・レイ伝説『秘密の塔』
・ホムラ伝説『金砂の海』

現在この4つです。
( 伝説には付随する星4思念が各々3つあります )
これらのストーリーは、地球時代から遥か遠い未来に起こった出来事、というのが私の考察の前提となっています。

ただ、メインストーリーを読み進めると“ α-P0159 ”という天体が観測されるんですよね⋯⋯

🪐α-P0159について


メインストーリー第8章にて、

⋯⋯今夜、巡航艦隊が深空トンネルから帰還しました。DAAによると、新たに発見されたα-P0159は、死んだ星であることが確認されました⋯⋯

⋯⋯α-P0159の星核エネルギーが使い果たされたのは、間違いありません。私達が見ているのは、3億年前に宇宙の彼方から放たれた最後の光にすぎないのです。

と、天文チャンネルの音声が流れます。更に、

新たに発見されたα-P0159という星には、生命の痕跡があるらしい。

と、深空宇宙機関の新情報としてニュースが流れています。また、自分のプロフィール下にある深空百科/深空情報には、

・フィロス星系
深空トンネルの観測により発見された天体「α-P0159」は、ある恒星の核であると推測されている。 研究によると、既にエネルギー反応はないものの、元の星系には生命の痕跡が存在する可能性が高いという。
α-P0159が位置する星系は、深空で最も鮮やかな色彩をしており、人類が長きにわたり抱いてきた宇宙への深い願望に応えた。そのため、「愛」を意味する 「フィロス星系」と名付けられた。

という頭を悩ませる記述が⋯⋯
最初にこの話を読んだ時は混乱しました。が、よくよく考えると、何もおかしいことはありませんでした。

・地球人:新しい星系を発見したよ
                    名前は“ フィロス星系 ”にしよう。

・地球人:新しい星が誕生したよ
                    名前は“ フィロス星 ”にしよう。

というように、どちらも地球人が名付けただけということです。“ フィロス ”という名前が余程気に入ったのでしょうか。死んだ星であることよりも、生命の痕跡や鮮やかな色彩というポジティブな面に焦点が当てられているし、愛を意味するし⋯⋯

なので、α-P0159については、その星が位置する星系に“ フィロス星系 ”と名付けられただけであり、伝説ストーリーに登場する“ フィロス星 ”とは別物である。という考えで⋯す⋯⋯

⋯⋯が、そう言い切るにはちょっとキツい?もしかしてこういう事なのでは?と思考の隅の方にある考えが一つあるので、どうにか書き出してみようと思います。そのためにまず、こちらから⋯⋯

🪐深空トンネルについて


深空トンネル⋯⋯どうなっているのか、さっぱり理解出来ないものの一つですが、深空百科/深空情報によると、

・深空トンネル
2034年、臨空市上空に時空の穴が出現した。内部は強大な重力と大量の反物質で満たされ、「深空トンネル」と名付けられた。

とのこと。時空の穴⋯⋯ワームホール的なものでしょうか。臨空市上空に、という記述から明らかに“ 穴 ”又は“ トンネル ”と判別できるものが存在していると思われます。

メインストーリー第1章の冒頭、

14年前の深空からの贈り物──『深空伝説』をお楽しみください。長い時を経て届いたこれらのパルス信号は、奇跡と呼ばれています。私達もいつか洞窟を抜け、生命の限界を超え、星々に到達できるかもしれません。あるいは深空トンネルを抜ければ、時間の分岐の中で、──未来が私達を待っているかもしれません。

と、わくわくするようなナレーションでゲームが始まります。ここを読み解くと、14年前の深空からの贈り物=深空トンネルが開いた時( または開いて以降 )にパルス信号で地球に届いた“ 伝説 ”、となります。この“ 伝説 ”については、長くなるのでまたの機会に喋ります。それにしてもやはり、時空の穴、時間の分岐、それらの単語からも、深空トンネルから受け取るものには何かしら時間を超えて来たものを感じます。

つまり何が言いたいかというと、深空トンネルから観測されたα-P0159も、時間を越えているんじゃないかということです。α-P0159=伝説ストーリーの舞台であるフィロス星、と仮定すると、α-P0159=地球でもある。深空トンネルの中で、あらゆる時間軸の地球での出来事が、観測されている、ということです。( 追記:α-P0159は恒星なので、この恒星を太陽とするフィロス星の話だと思って読んでください )

⋯⋯長々と分かりづらい&読みづらい文章を並べていますが、だったら他の星5思念もそういうことなのか?と考え始めると収拾がつきそうにないので、ここまで書いておいて無責任ではありますが、またそっと思考の隅の方で寝かせておきます。

ここでまとめに入りたいのですが、もうひとつ⋯⋯!

🪐セイヤが見た天の川について


世界の深層という新しい読み物が加わって、これまで謎だった部分のほんの一部ですが、答えが配布された感があります。まあ、深まる謎も増えましたが。

その4つ目の深層『星の来処』で、

目を開けると、滝のように森の果てに流れ落ちる天の川が見える。彼は手を掲げ、飛び散る星を受け止めようとした。もし時間という次元が本当に存在しないのなら⋯⋯フィロス星も、そして彼と彼女だけのものであるあの小さな星も、この星海の中にあるのだろうか。

セイヤは天の川を見て、フィロス星とウルル星に思いを馳せています。そして、

セイヤはかつて森の奥で目にした滝のような天の川を思い出した。あれが遥か遠い故郷を見た最後の思い出だ。

と締めくくられます。この時代の地球にはまだ、深空トンネルは開いていません。ここでもまた、「??」と少し戸惑いました。が、この部分の前提にあるのは、“ もし時間という次元が存在しないのなら ”です。分かりやすく言い換えると、“ 全ての時間がそこに存在するのなら ”です。

以下引用に頼ります、

より高い次元から見れば、時間というものは存在しないと言う者がいる。我々の過去と現在と未来は、一つの空間の中で展開されている。我々が「現在」しか見えないのは、我々の目はその世界が反射する光しか捉えられないためだ。もし本当にそうなら、広大な宇宙には無数の時空の光が集まる場所が存在するのだろうか。そこにいれば、宇宙の始まりのビッグバンも、崩壊を迎えるまで存在していた全ての星も、無数の選択肢によって無数の結末をたどる世界も、そのどれもが見えるのかもしれない。

全ての時間が存在するというのなら、この見上げる星海の中に自分の帰る場所“ 故郷 ”もあるのかもしれない。フィロス星と残してきた主人公( 女王 )を想うセイヤの切ないシーンです。と同時に、フィロス星という星が違う時間軸に存在している、という証明にもなりました。

🪐まとめ


・フィロス星=遥か遠い未来の地球。
・フィロス星=地球を再利用した星。
・α-P0159はフィロス星ではない。
あるいは、
・α-P0159=時間を超えて観測されたフィロス星。
( 既にエネルギー反応は無い状態の時間軸のもの )
( 追記:α-P0159を太陽とするフィロス星 )
・フィロス星と地球は同じ時間軸には存在しない。

これらの情報から
【考察】メインストーリーの舞台である地球と、伝説ストーリーに登場するフィロス星は、同じ星である。を前提として、以後『恋と深空』の考察を進めていこうと思います。

これ、めっちゃ基本的なやつだし、大多数の人がそう読んでると思うんだけど、自分でも脳内整理したかったので長々と説明してしまいました。文章書くの慣れてなくて⋯というか苦手だから、もしここまで読んでくれた人がいたら、ごめんね&ありがとうございますです。あくまで個人的な考えなので、正解は気長に待ちましょう🌱

次回はセイヤ周辺の考察をしたいです。
というか本当はこれ、前投稿の翌日には出せると思ってたのに、こんなに時間がかかってしまいました。不慣れさと能力不足と集中力切れが原因かな⋯⋯。次投稿は妄想の割合も多めだし、もう少しゆるめ〜にやってみようと思います。



🍬おまけ


・時間という次元
全ての時間が存在するって、イメージが難しい。
私は一番に映画『インターステラー』を思い出しました。『メメント』や『インセプション』、『テネット』、『オッペンハイマー』で有名なクリストファー・ノーラン監督の作品です。“ 全ての時間が存在する空間 ”が映像で表現されています。間違いなく面白いので洋画が苦手でなければ必見です。


・流星秘話
恋と深空の中でも好きなストーリーの上位に入る、セイヤ秘話3。各々3人3話ある秘話の中で、唯一の主人公ちゃん一人称視点。青春ストーリーなだけあって、感情移入しやすい。『ただ一つわかるのは、今の彼は嬉しそうではないということだ』でセイヤを呼ぶ主人公ちゃん好き。そして『抱き締めてもいいか?』のセイヤも好き。ありがとう⋯


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?