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【GA4】サイト分析はまず基本指標を見よう!



みなさんはサイト運用をした経験ありますか?
サイトをより良いものにするためには分析することが必須です。具体的には、自分で実際にサイトを回遊して改善部分を見つけ出す方法と数値的なデータを見て改善部分を見つけ出す方法があります。
今回は、後者のデータの数値から改修余地を見つけ出す方法をご紹介したいと思います。
サイト運用している方、これから運用しようとしている方にはタメになると思うので必見です!!!

GA4とは

今回は、Googleが提供しているGA4というサイト分析ツールでユーザーの行動について調査していきたいと思います。
まず、GA4で調べることができるデータについて簡単にご紹介します。
GA4のアカウント権限があるサイトでは、サイトに訪問してきた人々の傾向をデータで知ることができます。年齢層や国籍だけでなく、どのデバイスから流入したのか、どのページで離脱しているか、サイトの滞在時間などより幅広く詳細な情報を得ることができます。
また、GA4で自分が欲しいデータ(カスタマイズ)を抽出する際はデータ探索機能を使用します。データ探索では以下の7つの方法でレポートを作成することができます。

・自由形式
・コホートデータ探索
・ファネルデータ探索
・セグメントの重複
・経路データ探索
・ユーザーエクスプローラ
・ユーザーのライフタイム

この7つの中から1つのレポート作成方法を選択し、ディメンションと指標を設定します。
ディメンションとは、抽出したい項目のことです。例えば、ページタイトルや流入チャネル(自然流入、ダイレクト、アフェリエイトなど)、流入デバイス(PC・SP)、新規・既存などを指します。
一方で、指標とは抽出したい数値のことです。例えば、ユーザー数、ページビュー数、滞在時間などを指します。
※ディメンションと指標の例で挙げた項目はごく一部です。

見るべき基本指標

今回は、閲覧しているユーザーの状況を知るために見るべき数値をご紹介します。こちらでは、先ほどご紹介したGA4のデータ探索の自由形式で抽出していきたいと思います。
まず、ディメンションはページタイトルを選択します。これにより、サイトのページタイトル一覧を抽出することができます。
(ページロケーションを選択するとサイトのURL一覧を抽出することができます。)
続いて、本題の見るべき数値は以下の5つの指標になります。

①表示回数
表示回数とは言葉通り、表示される回数です。1ユーザーが何度も特定のページを開くとその分表示回数としてカウントされます。
表示回数を増やすためには、広告を打つことが効果的です。一方で見やすい、かつ使いやすいページは自動的に表示回数が増加します。

②セッション数
セッション数とは、ユーザーがサイトへアクセスした回数のことです。簡単に言うと、どのくらいの人数がサイトへ訪問しているのかを知ることができます。
また、表示回数とセッション数の違いは以下の通りです。
表示回数・・・ページ単位のカウント
セッション数・・・サイト単位のカウント

③アクティブユーザー
アクティブユーザーとは、特定の条件を満たしたユーザー数のことです。特定の条件とは、GA4で各自設定できるため、その条件を満たしたユーザー数になります。例えば、分析したい特定のページを2秒以上開いていることを条件として設定するとその条件を満たしたユーザのみ抽出されます。そのため、アクティブユーザーは何からの目的を持って回遊しているユーザーが多いため、特定のページに興味・関心を持っているユーザー数を知ることができます。

④離脱数
離脱数とは、セッションの中で分析している特定のページで離脱した数のことです。離脱数が高かった場合、指標からは2つのことを導き出すことができます。
1つ目は、単純に特定のページに対し興味・関心がない、あるいは見づらい、使いづらいなどの懸念があることをデータから読み取ることができます。この場合は、改善余地があると考えたほうが良いでしょう。
2つ目は、ユーザーの目的を達成したことによる離脱です。具体的には、ユーザーが知りたい情報を手に入れたことで目的が達成され、離脱していると言う視点です。この場合は、ユーザーの目的を達成することができているため、特に改善する必要はなく、良いページということが読み取れます。

⑤離脱率
離脱率とは、離脱している割合を示しています。離脱率に関しては、GA4にて自動算出してくれるものではなく、自身で計算することが必要です。
計算方法は
④離脱数÷①表示回数
で算出することができます。
こちらの指標は、30%以上になると改善余地があると言えるでしょう。

まとめ

今回は、GA4によるサイト分析についてご紹介させていただきました!
サイト分析は、分析したいページがどのような意味を持っているのか、あるいはどのような意味を保たせたいのかを整理して分析すると明確な改善策を立てやすくなると思います。
また今回は5つの基本指標をご紹介しましたが、この指標を基盤として詳細なデータを抽出し、より良いサイト作りをしていただけたらと思います。

みなさんもGA4に触る機会がありましたら、ぜひこちらの内容を参考にしていただけましたら幸いです!
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!!


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