大型自動二輪 卒検ドキュメント

検定前の緊張タイム

卒検当日は朝8時10分集合。大分早く着きそうだったので、寒さ対策として教習所近くのコンビニで使い捨てカイロを購入。8時半から教室に集められ、検定の説明を受けた後、検定コースの発表。今まで走っていた「Dコース」を一部変更したコース。コース図を見ながら何度も頭の中でシミュレーションしてみる。

検定開始

検定開始は9時50分で私は2番目、それまでの間教室で待機。9時40分頃1番目の人と一緒に教室を出て二輪棟へ行きプロテクターを着用してから徒歩で発着点へ。考えてみればコース内を徒歩で歩いたのはこれが初めて。
検定は、受検者の運転するバイクを検定員が自動車で追従して採点する方式。次の受検者は自動車の後部座席に乗り、前の受検者の検定が終わったら速やかに交代する。
私は2番目なので、最初の受検者の走りを後部座席から見ていたが、うまく乗っていたように思う。ここでもコースをよく確認する。

そして自分の番がきた

最初の受検者が終わり順番が回ってきたので、自動車を降りてバイクに向かいヘルメット、グローブを着用する。
バイクに乗り込むときから採点は開始されるが、1周の慣らし走行の間は採点対象外となる。慣らし走行後バイクを降りるまでの間が採点対象だ。
バイクを前にし、まずは後方確認。ハンドルを握り後方確認をしてからスタンドを払う。もう一度後方確認をしてから乗車する。左右のミラーを調整してキーをONにし、後方確認してからエンジンスタート。もう一度後方確認してからギアをローへ、右合図を出して右後方、左後方を確認し発進。慣らし走行はクラッチの具合を確認したり、一本橋を想定した低速走行を行って終了。発着点に戻り停止し、いよいよスタート。

序盤戦

ローギアを確認し右合図を出して右後方、左後方を確認し発進。最初の突き当りで左ウィンカーを出し左右を確認して左折。そのまま右ウィンカーを出しすぐの交差点を右折だが、直進走行車がいたため一時停止してから右折。周回外回りを2速→3速で走行し、カーブの手前では前後ブレーキで減速、シフトダウンして直線で再び3速にシフトアップ。校舎前の直線は30km/h指定なので加速したが40km/h弱まで出てた。左ウィンカーを出し1つ目の課題の「坂道発進」。坂の手前で2速にシフトダウンし坂で停車するときに1速に。右ウィンカーを出し右後方を確認して発進。問題なし。坂を上り切ったあたりで2速にアップしそのまま坂を下り、2つ目の課題の「スラローム」。クラッチは握らず後ブレーキで進入速度を調整して左右のパイロンを避ける。速さよりも確実に走る方法をとった。多分時間(7秒)はオーバー。
外周との合流地点で一時停止して右ウィンカー、左右を確認し周回内回りに入りすぐに左ウィンカーを出して発着点の通りに。

中盤戦~最大の難関ポイント

信号に差しかかったとき赤だったが、停車と同時くらいに青に変わったので、左右を確認して直進、左ウィンカーを出し、その先の交差点では一時停止し左折。2速でゆっくりなるべく左側を走り左ウィンカーのまま次の課題「S字」。手前で1速にシフトダウンし半クラッチで進入。落ち着いて先を見てゆっくりバランスをとりながらクリア。手前で右側を確認し出口を左折。再度左折で周回内回りに出てすぐに右ウィンカーを出し最難関の「一本橋」へ。2速で右折し停止線の前で1速に落とし準備。一度深呼吸してから肩の力を抜き、右後方、左後方を確認し、後ブレーキを踏んだままアクセルを多めにふかし半クラッチから後ブレーキを外して発進。速めの速度で乗り、あとはクラッチ操作と小刻みなハンドル操作を行う。8割くらい渡ったところで後ブレーキを踏み速度を落として乗り切った。時間(10秒)は大分短かったと思う。でも最大の難関の一本橋をとにかく渡り切ったことで大分気持ちが楽になった。

終盤戦

左から来ないことを確認して右ウィンカーを出し、左右を確認して周回内回りへ。そのまま右側に寄せ右後方を確認して右折し次の課題「踏切」へ。停止する前に1速に落とし左右を確認して発進。いつもよりアクセルをふかしめな気がした。1速で踏切を渡り切り、ゆるい左カーブあたりでスタンディングポジション、次の課題「波状路」へ。
1速のまま後ブレーキと半クラッチで速度を調整し進入。最後の方でハンドルをとられそうになりちょっと焦ったが何とか通過。右に寄せ、いったん停車し右ウィンカーを出し周回内回りに入り、次の課題「クランク」へ。
左ウィンカーをつけ1速に落とし速度調整して進入。落ち着いて、しっかり前を見て車体をコントロールし無事通過。出口はいったん停車し、ウィンカーはそのまま左右を確認し左折。見通しの悪い交差点で停止し、ちょっと前に乗り出す仕草で左右を確認、直進して2速にアップし右ウィンカーをつけ右後方を確認して障害物を避け周回路手前で一時停止。右ウィンカーをつけ、周回外回りに出て最後の課題「急制動」へ。
周回外回りをほぼ一周してから校舎横で左ウィンカーを出し側道へ。踏切わきの小道に入り2速→3速にシフトアップし40km/hまで加速だが47km/hくらい出てしまった。指示位置で前後ブレーキをかけ停止線はクリア。ただいつもよりちょっと危なげな感じだった。
これで課題は終わり。周回内回りから左折で発着点へ。
ポールに前輪の先を合わせて停車し、後方を確認してギアをニュートラルへ。再度後方確認してエンジンを切り、後方を確認して降車しもう一度後方を確認してスタンドをかける。ハンドルを左に切って挨拶し検定終了。

検定後のそれから

次の受検者(中年の女性)に「頑張れ」の声をかけて二輪棟に行きプロテクターを外していると普通二輪の受検者がプロテクターを着けているところだった。「頑張れ」と声をかけると、前回転倒で検定中止をくらっており今日もやるんじゃないか不安だと言っていた。
プロテクターを外し終わったら教室に戻り本日の受験者がすべて終わるまで待機。一発検定中止を食らった者はこの教室には戻ってこない。私の次の受検者(声をかけた女性)と、先程二輪棟で言葉をかわした普通二輪の男性は戻ってこなかった。やはり不安は的中してしまったか。
戻ってきた者は、しばらく待たされたあと合否発表。検定員が一人ひとりの横に来て「合格です」と告げて回っていた。私の場合「合格です」のあとに、「一本橋の時間不足とスラロームの時間超過がありました」と指摘された。でも合格は合格。いやーよかった。おめでとう!


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