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ボケの一族

「おじさん、映画観たい❗」
「なんの?」
10才の少女は、夏休みに実家に帰省していたおじさんに、映画観賞をねだった。
「ボケ工場の秘密‼️」
「あぁ、ロアルド・ダ・アレ?の」
「そう‼️学校の推薦図書の‼️」
ロアルド・ダ・アレ?の、ボケ工場の秘密は、原題をTHE SECRET OF BOKE  FACTORYと言って、ノーベルボケ文学賞を受賞した、いま最もホットな映画だ。
ロアルド・ダ・アレ?の作品は、外れが無いことで有名だ😃✌️
おじさんは、姪っ子と一緒にそれを観に行った。
「あぁ、面白かった‼️」
姪っ子は、満足気に言った🎵
「ボケッコ動物って、あんな風に作られてるんだね‼️おじさん‼️」
「いやいや、あれはフィクションだから」
そう言いながらも、おじさんも満足していた。
おじさんはインテリだから、洋書で内容は把握していたものの、やはりホリウッド俳優の配役とか、大人にとっても充分楽しめる内容になっていた。
やはり、ノーベルボケ文学賞を取るだけのことはある。
うむうむ。
すると、姪っ子が言った。
「おじさん、家迄ボケッこしようよ‼️」
「え?」
今時の子供は、かけっこの代わりにボケッこをするのが主流だった。
「おいおい、おじさんは、ボケは苦手だぞ」
「えー?いまの時代、ボケも出来ないなんて、遅れてるー❗」
姪っ子は、歯に衣着せぬ物言いで、ズバッと言ってのけた。
「仕方ないなぁ」
ボケは、おじさんの苦手分野だったが、頭の体操には持ってこいだった。
おじさんは姪っ子と一緒にボケッこをして帰った🎵
案外俺も、捨てたもんじゃないなぁ、とおじさんは思った。
まだまだイケる😃✨
その時、姪っ子のお陰で、おじさんのボケ本能が目覚めたのであった☺️

おしまい✨(*≧∀≦*)👌

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