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ついに発表 超RIZIN3

さぁ、ついに決まりました。
超RIZIN3
朝倉未来vs平本蓮


3月16日(土)16時に生配信にて発表がありました。
会見の印象としては正直、、
RIZIN側の期待値よりも世間の反応的にはイマイチな感じは否めない。

その理由は他ならぬ
朝倉未来と平本蓮の現状である。

昨年ケラモフとのタイトルマッチになす術なく敗れ、土俵違いとはいえYA-MANにK.O負け
メンタルが崩壊し、年の瀬の前に休養発表。
まさに悪夢ともいえる時を過ごした朝倉未来。

そして今回満を持して格闘家としての復帰、そして相手はこれまでSNSで舌戦を繰り広げてきた平本蓮

本来なら大盛り上がり間違いないはずなのだが、、

しかし会見で全員が思ったであろう朝倉未来の覇気のなさ。
目はギラつきをなくし、顔もシャープさがなく、何か格闘家として自信を失っているように思える。

また平本蓮も年末にYA-MANとの激闘を制したものの、試合数や戦績を考えると未だ話題性先行型は否めず、正直2人の現状を踏まえても夏の祭典に位置する超RIZIN3のメインイベントにふさわしいカードなのか?と言えば2人のファンである自分ですら疑問符がつく。

しかしRIZIN側の思いもわかる。

この一戦を前にお互い試合を挟もうとすれば朝倉未来の試合相手は非常に難しい。
弱すぎると批判は出るし、強者相手に今の朝倉未来は信頼度に欠ける。
しかも負ければ朝倉未来の「引退発言」は確実であり、このタイミングでこのカードを実現させなければ今後二度とないかもしれない。

この間違いなく「金になるカード」を無理やりにでも作りたい興行側の思いは痛いほど理解できる。
しかしこの一年の2人の格闘家としての歩みはメインイベントにはふさわしくなく、「違和感」は拭えない。

とはいえRIZINはこの「違和感」を取り除くプロモーションには絶大なる信頼と実績があり、今後大盛り上がりになる可能性は大である。


朝倉未来は勝てるのか?

本来であればMMAファイターとしてキャリアの違う2人

朝倉未来の会見での発言
「復帰戦で楽な相手を用意してもらった」


しかし朝倉未来のファンとしてかなり不安になっている。

会見での朝倉未来はとにかく覇気がなかった。
目は死んでおり、言葉もポジティブなものはほとんどなかった。

今までの自信に満ちた朝倉未来は会見では必ず「絶対勝つ。〇〇R以内に倒す。」など発言も自信に満ち溢れていたが、今回の会見では「負けるわけがない。負けたら引退。」などネガティブワードが先にきている。
「年末に向けここで勝ち、上位陣にもう一度絡んでいきたい」という発言もあったが、正直本人が心からそう思っているようにはとても思えなかった。

なによりも朝倉未来自身が「格闘家としてトドメをさしてほしい」と思っているようにさえ感じた。

よく世間に言われる「稼いでるからモチベーションないんでしょ?」

確かにそれもあるかもしれない。

しかし私はケラモフ戦の敗北が大きかったのではないかと思う。

彼自身もケラモフ戦に、そしてチャンピオンベルトに並々ならぬ思いをもって望んだと思う。

しかし結果は1R一本負け

おそらく彼はそのときに格闘家としての自分に限界を感じたのだと思う。

「これ以上、上の相手には勝てない」と

またYA-MAN戦に敗北したことから、自信のあった打撃にも自分自身が特異性を感じなくなり、絶望感を感じたのではないか。

自分を信じることができなくなった
これがモチベーションの上がらない一番の原因ではないのかと考える。

まだまだ強くなれる

金原選手談
「MMA選手として弱点がなくなるほど得意なことも減る」

ジョビン談
「組み力がつけばつくほど、筋肉の影響で打撃は弱くなる」

今朝倉未来はこの現象に陥っているのではないか。

斎藤裕に負けて以降、フィジカルを鍛え、寝かされない戦いではなく、寝かされても対応できる力を身につけてきた朝倉未来はその分打撃にキレがなくなり、ストライカーではなく、オールラウンダーとして成長しているのではないか。
それは決して後退ではなく、トータルファイターとしての成長ではなかろうか。

元々弟である朝倉海のようにK.Oを量産するタイプの選手ではなく、頭を使い、クレバーに立ち振る舞うのが彼の良さ。
もう一度彼の不敵に笑う姿を見たい。

今回お互いにやるべきことは明確である

平本蓮は打撃

朝倉未来は組みで塩漬けにできるか

朝倉未来には「負けない戦い」ではなく「勝つための戦い」をしてほしい。
そのためには塩試合でもなんでも良い。

そしてタイになど修行に行かずとも、JTTでエリーなど優秀なコーチにプライドなど捨てて教わってほしい。

もう一度格闘家で輝く朝倉未来を見たい。
そう願うだけである。




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