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出来なくても良い!

出来なくても良いと言う事

私が30数年前に就職した時、私は
障がい者雇用で入社したつもりで
あったが上司から貴方だったら普
通入社でも十分大丈夫だったよと
言われ、こんな私でも大丈夫なん
だと浮かれていた。
しかし、いざ仕事に入ると言葉が
不自由な私は電話が取れない。
と言うよりも怖くて取れなかった。
皆不在で仕方なく電話に出ると「
何を言ってるか分からん!他の誰か
に代われ!」とも言われた。
でもそれは言葉が不自由という事で
どうしようもない事である。
そういう事があり私は仕方なく電話
を取る時はできる限り要件だけ聞き
折り返してもらう事にした。
しかし、電話を聞きながらメモを取
るという事も私にとっては至難の業
だった。
それで悩んだことは数知れず有った。

ちゃんと理解してくれる人もいる

それでも如何しても答えないとい
けない事は時間はかかったが自分
が答えるべき事は答えていた。
ある時人事異動で見るからに怖そ
うなおじさんが私の上司になった。
その時の第一声が「君が〇〇君か、
俺が何かの用事で電話した時に一
生懸命調べて答えてくれたよな」
だった。
私の一生懸命さがわかってくれる
人も居るんだと嬉しくなった。

出来ることと出来ないこと

そんなこんなで長い社会人生活で無
理したりしたものだから精神的に参
り、鬱になったり身体の緊張で首を
痛めたりで会社を長期間休む事も度
々あった。
そんな中で私自身で決めた事がある。
それは「出来ない事は出来ないから出
来る事で頑張ろう」という事である。
そう決めてからは気分的にも楽になり
、その後何人かの部下を持つようにな
ってからも出来ない所は部下に頼り出
来る事で部下を助けて信頼関係が築け
たと思う。
その頃の方々とは私が定年退職してか
らも時々集まりワイワイやっている。

今回も取り止めのない話になってしま
ったが障害を持ちながら就労すること
は辛いけど楽しい事、自分が成長でき
る事は沢山あると思います。
こんな話が皆さんのお役に立てれば幸
いです。

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