2019年個人的ベストアクトのようなもの

2018年のものはこちら↓

2019年、風前の灯火です。ちょっと諸々片付けなければならない気がしますが、締めくくりを作っておかなければならないと思いまして。

2019年は様々なことがありましたが当面は次回公演の脚本と研究ですね。義務じゃん。去年と同じこと言ってるじゃん。

そういえば、演劇の話をtumblrからnoteに移行することにしました。元々tumblrも三日坊主のような廃墟になっていましたし、仕方ないですね。こちらでは不定深度3200の真面目な話も、少し砕けた演劇の話もします。tumblrでは演劇じゃなかったり個人の感傷だったりを載せるかもしれません。絶対放置するぞこれ。

ここまで去年書いた形式の丸パクリですがここからも去年書いた形式の丸パクリとなります。

というわけでも何もないですが、2019年に僕が観た芝居の中で、「良かった」と思ったベスト10を順位つけずに挙げようと思います。観損ねたやつたくさんあるので、これ観るべきだったんじゃないか…?みたいなのは相当ありますが、観た芝居の話しか基本はできません。仕方ないね。でも今年は観損ねたやつに観るべきものがたくさんあった気もする。その辺りは理解しながらご覧いただけると幸いです。

モメラス『28時01分』
範宙遊泳『うまれてないからまだしねない』
多田淳之介『RE/PLAY Dance Edit』
玉田企画『かえるバード』
多田淳之介『ゴドーを待ちながら 令和ver.』
五反田団『偉大なる生活の冒険』
しあわせ学級崩壊『ハムレット』
DULL-COLORED POP『福島三部作』
DULL-COLORED POP『マクベス』
青☆組『Butterflies in my stomach』

2019年ではこの10本かなと思います。趣味嗜好出過ぎでは…?という問いについては、そういうことです。あと福島三部作は1本にカウントしました。「良かった」の方向性は様々ですが、この時は劇場に行けて良かったなぁ、という気持ちになりました。ダルカラが跳ねた年、だと思っています。


東大駒場系団体の中で2019年の個人的なベスト7も挙げようと思います。毎回なのですが、ベスト7なのは深い意味はありません。不定深度3200のについては自団体なので入れていません。毎回言うけど自信はあるんだけどね!仕方ないね!

1.劇工舎プリズム『門』
2.人間の条件『死ぬほどサンキュー、I love You。』
3.劇団パジャマパーティー『から騒ぎ』
4.グアテマラ=コミュニティ『マハーバーラタ』
5.天ノ川最前線『薄布』
6.劇団かつおぶしパラダイス『ひしめき』
7.東京大学ESS Drama section TIAF Production”Les Misérables”

私情が多少入っているかもしれませんが今年はやっぱり『門』じゃないかと思うのです。学生演劇において「魅せきる」というのは中々に難しいんですけど、細かい粗や妥協はありつつそれらを駒場小空間の空間とともにうねりの中に呑み込んでしまった、強烈な熱量の公演でした。全然違う台詞で泣く老害やってしまった。岩下は劇団かつおぶしパラダイス『ひしめき』で『門』とは全く違う、役者の演技態のアプローチを通したコンセプチュアルな作劇をしていて、今後が楽しみです。でもやっぱりかつおぶしパラダイスって名前見るだけで笑っちゃう。

2~7位はちょっとしたことで順位が変動するかな、という良かった、でした。どの作品も志向しているものは違うし技術面での差異はあれど、作品の核となる部分を見つけた上で空間上に現出させている、というのが非常に良かったと思います。『マハーバーラタ』は手前味噌だけど許して。

以上、終了!

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