見出し画像

Through the curtain【2】

今僕らが生きている世の中には法律や規制など様々なルールがある。常識なんていうのも一種このルールの中にある様な物なのだろうか。生きていく上で守らなくてはならないものがあることは確か。でもこのルールや常識なんていうのも元々誰かが決めたもので、一概に全てが正しいということではないのかもしれない。

常識に囚われながら生きていくことは、時には安心感を与える物であるが、時には不自由さを感じるものにもなるのではないだろうか。100人いたら100人が当たり前に思うこと。それは常識ではあるけど正解ではないということ。特に僕らがいるこの業界、洋服に関してはそうなのかもしれない。最もらしい理由づけがなされ、これが世の中的に良いものなのだと影響力を持つ人が声高々に拡散する。別にその物が悪いと思っているわけではないし、良いものも確かに多いと思う。ただ自分のフィルターを通した時に良いのか悪いのか。そこが大事なこと。

今回のコレクションは特に好き嫌いの分かれるコレクションになっていると思う。そもそもレースに抵抗のある人は手に取ることすらしないものかもしれない。店頭でもよく聞かれるがメンズものなのかレディースものなのかということ。あくまで僕らはメンズ服として表現してはいるが、それを着る人がメンズなのかレディースなのかはどちらでも良いこと。気に入ったもの好きなように着ること、それが洋服の醍醐味だと思うから。

あらゆる固定観念を抜きに自分が思うままに今回のコレクションを見てほしい。きっと100人いたら100通りの解釈の仕方があるコレクションになっていると思うから。洋服の楽しさ、感じることの気持ち良さを改めて感じてもらえるコレクションになっていると思います。是非店頭にて心地の良い洋服をご覧になってください。

East End Gallery

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?