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memorandum【1】

本質がどこにあるのか。

その答えは一つではなく、百人百様、違った答えがあると思います。

そこは十分に理解した上で、自分達が伝えていける事。

“Peek inside of the garments”

洋服の中を覗いてみて欲しい。

そこには表面的な何かではなく、洋服を作る者としての拘り、責任が垣間見えると思う。

SDGs、サステナビリティが叫ばれる昨今、新しい物を生み出す側としてどういった考えを洋服を通して発信できるのか。何をもって社会に貢献していくのか。

恐らく新しい洋服をを作らないことが本質とする人もいるだろう。そうすることによって無駄も生まれなくなる。

シーズンを設け、テーマを明確化したコレクションは表面上は大きな変化を遂げ、時には無駄と思われる消費もしていると思う。そのシーズンそのシーズンの新たな生地や加工、縫製技術が盛り込まれていくものだから。

しかしながら、芯は曲げず、本当に大切に長く着ていける物がどういう物なのかを伝え、作り続ける事が自分たちの洋服作りにおける必要な無駄を最小限に抑えられることなのではないだろうか。

トレンドは必ずある。その時に着たい服もまた同様。でも回り回ってまた着たいと思える時もある。その時にしっかりと着ることができる、やはりいいなと思って着てもらえる服の在り方。

本質は服の内側にこそある、Nobuyuki Matsuiはそう教えてくれるブランドだと、自分は思う。

East End Gallery

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