見出し画像

memorandum【4】

日々、ギャラリーに立ちお客様とお話ししている中で、接客というものは自分に欠かせない物なのだと改めて思う。

これまで、自分はバイヤーとして買い付けの経験をしたり、色々なものの企画をしたりしてきたが、最後には自分がもってきたものを自分自身がどう提案していくかありきの事が多かったように思う。

この人はこういう人だからこういう提案をしたいと思い、その提案を喜んでくれた時が一番嬉しかったりもする。

一点何かを着てもらった時の感動はプロダクトの力、二点以上何かを合わせて着て喜んでもらえた時に自分の価値が初めて生まれる。

自分自身、洋服のクオリティーの良し悪しという部分は大前提として、着合わせで高揚感を得る事が非常に多い。

何に何を合わせてと考える楽しさであったり、こんなシチュエーションにはこんな格好をしていきたいとか。

情報の無い状態で着てみるという行為における感動であったり気分の高揚というものは一番純粋なものだと思う。

僕自身、洋服を選ぶ時に一番大事にしている部分でもある。

直感的に洋服を選べる。それが自分に似合っている。そういったことができる様になる手助けが微力ながらできれば幸い。

慌たださのない東京の東の片隅でゆっくりとお話しできる空間を用意してお待ちしております。

East End Gallery

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?