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銭湯の煙突と「脱炭素」(勝手な解釈)

本日はお客さんとの打合せで自分の失態を晒してしまった…
あまりにも簡単なミスだったので、すごくショックを受けてしまい、うつむいたままの姿勢で高砂湯へ向かったのです…

いつものように露天風呂で「あーあ」と自問自答しながら空を見上げると、そこには煙突が…

「あれ、煙突を取り壊してるぞ…」

そう、煙突の周りがカバーで覆われていて、煙突の先っぽを解体し始めているのです。どうしたんだろうと思って、解体の理由を番頭さんに聞いてみました。(いつも無表情な方なので勇気を持って)

「うち、ガスに切り替えるから、要らなくなったので煙突を解体するんですよ。」

どうやら、これまでは重油のボイラーだったものを、ガスのボイラーに切り替えるとのこと。銭湯の煙突って、今では非常に貴重な構造物で、マンションが立ち並ぶ住宅街でも、町の中の風景に一際の存在感を放っているものです。

私の好きな高砂湯の煙突がなくなってしまうことに、寂しさを感じるとともに、「ガスの方が二酸化炭素の排出量が少ないのだし、これも脱炭素の社会の流れなのかな」と勝手な解釈を加えて、妙に納得顔のまま帰路につくのでした。

注)台風や地震などの災害で煙突の倒壊による被害も出ていることから、安全管理の上でも煙突を解体する理由はあると考えられます。


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