あなたがいるのといないのでは全然違う【3/20-3/26】
24日の夜、24人とWindEagle、EarthPartnerの私たちの総勢27人で共に歩んだ冬のKIVAの旅が終わった。
KIVAとは、ネイティブアメリカンの人々の伝統での冬の間の時期を指す。秋の収穫期を終えて眠りについた大地が冬を経て春には新たな植物たちの芽吹かせるように、私たち人間も冬の間この1年を振り返り、学びを収穫し、新しい夢に触れて息吹を吹き込む時間を過ごす。これは全6回のオンラインの旅で、金曜日の夜がその最後の集まりだった。
最後に撮ってくれていたスクリーンショットは、みんながみんな子どもみたいな笑顔で笑ってた。ウインドイーグルの前にいると、どんな立場のある人もみんな子どもみたいになってしまう。その人の怖い気持ちとか、嬉しい気持ちとか、どうしようもない気持ちが大切に語られる。大きな木の周りで、大切なことが分かち合われているみたい。いつもいつも、本当に不思議。
旅の終わりにウインドイーグルが言った。
「私たちひとりひとりがこうやって内側で深い探求をすることで、この瞬間、世界も変わっています。今も変わり続けています。」
本当にそう思う。
自分がどんなエネルギーを放っているのか認識し、自分の放つエネルギーに責任を持って、自分の歩くべき道を歩いていきましょうというウィンドイーグルの言葉は私たちの奥深くにやさしく芯のある音を響かせる。「人間として成熟の道を歩みましょう」という覚悟の音。
私は あなたは 世界を変え続けている。
世界を変えるエネルギーは全て、私たちひとりひとりの内側から放たれる。だから、どの瞬間も思いっきり生きて、振り返って、少しずつでも前に進むように生きていきたい。そうしていないと私たちは簡単に慣れ親しんだ絶望感や古い痛みに身を預けて歩みを止めてしまう。それでは無念だ。わたしはいつも何か言う時、何かをする時、「目の前に生まれたばかりの赤ちゃんがいるとして?」「今このわたしの行動や言葉が全てのこどもたちに影響があるとしたら?」と考える。
あなたはこの世界にとってかけがえのない存在だと言うのか
あなたはこの世界にいてもいなくてもいい存在だと言うのか
あなたには世界を変える力があると言うのか
あなたには世界を変える力なんてないと言うのか
あなたはこの世界の特別な存在だと言うのか
あなたみたいな人はこの世界にいくらでもいると言うのか
生まれたばかりの光に伝えたいこと、子どもたちやそのまた子どもたちに伝えたいことが自分の本物の響きで伝わるよう、まず誰より自分自身に伝え続けていきたい。ウインドイーグルがずっと私たちにそうしてくれていることを、みんなでやっていきたい。
KIVAの夜が明けて土曜日からは、新たに始まったファーストピースサークルのはじまりのセレモニー。全国各地から集った10人の人々の輪は、春の静かな雨に包まれて、静かで深くありとあらゆるものを共に見守った。
EarthPartnerは、今自分が感じていることを感じていって感じていって、奥深く現れてくる自分の生命を力づける声に本人が自らYESと答えていく練習をあらゆる形でやっている。ファーストピースもそう。時間をかけて、感じていく。感じていく。感じていく。呼吸が助けになる。胸いっぱいに新しい空気を吸って、吐く。そうやって自分が感じていることに時にそうっと、時にエイッと輪郭を与えて言葉にしていくことは、私自身の生命を力づける偉大な仕事であり世界への貢献。私たちはそれを輪でやっている。
誰かがひとりいないだけで全く違う輪になる。ひとりひとりの体温が、動きが、声が輪の全体に響き渡る。ひとりの人間の存在の力はものすごい。あなたも、私も。
そうそう、遡って春分の日には、9ヶ月続いたひらがなを話す会の旅も終わったのだ。小さな声に自分を乗っ取らせず、自分の元の大きさで呼吸して、本当の本当の願いを抱いている私から世界に触れる練習を最後までやり続けた。
私たちはどの輪でもとてもよく泣く。だけどなんで泣いてるかはよくわからない。しびれた。ふるえる。たまらない。ぐっとくる。私たちは耳障りのいい言葉に震えるんじゃない。人の震えに震える。
やるせない想いに嗚咽して泣いて、希望に気持ちよく触れて、情熱をほとばしらせて、痛みや古い傷を自ら癒やし続けながら、私たちはみんなで一緒に進む。
一緒に輪になっているみんなにありがとうを贈ります。
今日も元気でいてください。
EarthPartner
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