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あなたと私の波紋を放ち、お互いの光で包み合う【2/6-2/12】

やさしいやさしい人たちの、力強い声がこだました完了のセレモニーだった。

ファーストピースサークルの10ヶ月の旅が終わった。このサークルには2組の親子がいた。年齢も立場も考え方も違う人々が10人集まって、10ヶ月の旅を共にしてきた。その完了のセレモニーが週末の2日間かけて開かれた。

ひと月に一度学ぶユニバースの原則とプラクティスを生活を通して感じ、分かち合い、支え合い、葛藤しながら、それでも「平和として生きるとは」を共に学ぶことを続けてきた。全員にとって簡単な旅ではなかった。そして、全員が「やり遂げた!」と思える旅だった。

インスタントにわかるようには教えてくれない智慧の言葉を、それぞれに自分の内側で生活の中で咀嚼し続けた。わからないことがいっぱいあるまま、感じることを続けた。口にしたくもない感情や思考も自分の一部だと認めた。私のギフトはなんだろう?という問いを持ち続けた。みんなでひとつのことを決める難しさに直面した。しっくりきたり来なかったりを行ったり来たりしながら、それでも生きることから学ぶことを諦めなかった10のスピリットが力強く光を放つ完了のセレモニーだった。

私たちはうまく生きるためにファーストピースを学んでいるのではない。私たちは、人間という形に宿ったスピリットである「私」を全うするためにファーストピースを生きることを学ぶ。ファーストピースの知恵は、「私とは光だ」とまず真っ先に伝えてくる。自身の光に触れている人間が力を使う時、生命を力づけるエネルギーが放たれる。自分が表現することで自分の生命に健やかな生き生きとしたエネルギーが溢れ出し、その力の波紋を受けた人にもまた生命力が注がれる。人間にはそんなことができるのだ。そのことを思いっきり感じまくった人間が10人、地球の新しい夢の一部として船出した。


最後のビーズの輪で、ひとりの男性が言った。
「みんな本当にありがとう。こんな50近いおっさんの、美しい涙を・・・・」
その言葉にみんなで笑った。うん、あなたの涙は最高に美しかったよ。ありがとう。

最後のビーズの輪で、ひとりの男の子が言った。
「やっとスタートラインに立てた」
うん うん うん 

最後のビーズの輪で、ひとりの女性が言った。
「いっぱいいっぱい感じた一年だった。ずっとこれが欲しかった。」
うん うん。私たちは、感じることばっかりやってきたね。

10ヶ月お世話になった箕面の自然のみんなにも心からありがとう。私たちはいつも樹のきょうだいたちに助けられた。鳥や花や風のきょうだいがいつも私たちの思索を助けて支えてくれた。母なる大地に、父なる太陽に、すべてのきょうだいたちに、ありがとう。私たちはすべてと本当に関係して生きているんだよと、いつも教えてくれてありがとう。私たちが問いを持つたびにみんながいきいきと答えてくれたおかげで、私たちはみんな自然のきょうだいなんだと、ただ思い出すことができた。

最後の完了のセレモニーは卒業式みたいな、春みたいな穏やかな1日でした。待ち望んだメンバーの赤ちゃんも誕生し、母の元気な姿と新しい命の泣き声を愛おしくみんなで聴くこともできました。この10ヶ月、誰ひとり欠けてもこの旅はできなかったね。最後の日に響いたみんなの力強い声をずっと覚えていよう。


これからもあなたと私の波紋を放ち、お互いの光で包み合って生きていこうね。
ありがとう!!!

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