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観劇の旅

※忘れないうちにと書いておいたのを放置してました。
昨年11月の旅行のことを今頃投稿w

----------------------------------------------------ずーっと行きたいと思っていた歌舞伎を観に東京に行ってきました。歌舞伎座は市川團十郎白猿襲名披露公演という良いタイミング!
お昼頃に羽田空港に着き東銀座へ直行。

築地のお店はお昼時過ぎても次々とお客様が


案内してくれる友人のオススメのお店で、四角いつくねの乗った焼き鳥丼を食べて、銀座に戻り夜公演の幕間に食べるお弁当を三越地下で買い、宿泊するホテルでチェックイン手続きをしてから歌舞伎座へ。
16時開演の夜公演前に地下でお土産を買い、幕間は混雑するであろう撮影スポットを巡り、席に着いたのは開演5分前という慌ただしさ笑(慣れてる友人は余裕綽々)

北の大地北海道に住んでいるせいなのか、私の文化的生活の方向性の違いなのか、日本の伝統芸能はTVの中で観るものという感覚が抜けず『歌舞伎座のシートってフカフカなんだな、札幌ドームより傾斜がキツいぞ』という歌舞伎座の第一印象はソレ?と自分に突っ込みたくなる感想でした。

歌舞伎をよく観る友人もビックリの派手な祝幕


演目は成田屋の十八番の中でも絢爛豪華な『助六由縁江戸桜』主役はもちろん團十郎さんでしたが、吉原花魁『揚巻』はあの坂東玉三郎さん。まさかこの目で観れるとは思ってなかったので、びっくりしつつも肉眼で観劇できたことに感動しました。

ちまちまとオカズが入ってておせちみたいなお弁当

幕間に派手な祝い幕をみつつお弁当を食べ、食べたいと思ってた紅白のお団子が入ってるという鯛焼きを買いに行ったらすでに売り切れ。歌舞伎座の心残りは鯛焼きを食べられなかったことだけです。

2日目は地元が湘南エリアという、犬友の素敵な御夫婦にお付き合いいただき江の島方面へ。

雨の銭洗弁天


銭洗弁天から始まりドラマで観てた極楽寺周辺を車で走っていただき江ノ島へ行きました。
朝からの雨と風で日焼けを気にしなくてよく、人も少なくて江ノ島神社のお参りもスムーズでした。
お天気が良ければ太平洋から富士山も見えるというお店でお昼ご飯をいただきました。

テーブルの懐かしい占いのマシンに目が釘付けでした


海は波がなく穏やかでしたがサーファーの皆さんがプカプカ浮いてて、『冬の日本海ならアザラシかトドに見えるだろうな』なんてことを思いながら江ノ島水族館へ向かいました。


愛想の良いエイ

夕方までしっかりお付き合いいただき、電車でホテルに戻りました。

東京3日目はお昼から国立劇場で落語と歌舞伎のコラボ公演を観ました。
比較的時間に余裕があったので先に渋谷へ。10:10に到着したのに、エシレにはすでに40人以上の人が並んでました。並ぶのは嫌いですが時間に余裕があるしせっかくここまで来たんだからと思い列の最後尾に並びました。
カヌレが一つ540円…さすがエシレだわと思いつつカヌレとサンドを買い国立劇場へ向かいました。

国立劇場内のポスター
ライティングが絶妙でどうやっても光るのです


声色だけではなく仕草や姿勢で演じ分ける名人芸の小朝師匠にふた席たっぷり笑わせていただき、大神楽でハラハラして幕間にエシレのサブレサンドをいただきました。

40分並んで買ったサブレサンド(ピスタチオ)

コラボ後半は『仮名手本忠臣蔵』(五段・六段)主演は中村芝翫さんです。小朝師匠の『中村仲蔵』で歌舞伎のあらすじも予習していたおかげで、歌舞伎の内容もすんなり頭に入ってきました。
市川團十郎襲名披露公演よりもこちらの方が『歌舞伎を観た!』という印象です。

ロビーのシャンデリア


松茸や鰻と同じで毎年のように何度も経験しないとわからない事もあるんだな。と素人の私は思ったのでした。
国立劇場を出て内堀通りから皇居をかすめて東京駅方面へ歩きました。

平日なのに人が多い皇居

紅葉が綺麗な時期だからなのかウェディングフォトを撮ってる方達が大勢いました。『平日なのに!』と歩きながら何度も思いました。


紅葉と東京駅

東京駅から有楽町経由で銀座まで歩いてみました。
だんだん暮れていく景色も楽しかったです。
どこで晩御飯を食べようかと悩み、ググって【鳥ぎん】へ。
『さくっと釜飯食べてホテルに帰ろう』と思ってたのに、「お飲み物は何にしますか?」と聞かれたら「ビール🍺」って言っちゃいまして…焼き鳥も頼んでしまいました。


(コンササポ的に)正しいビール

つい癖で【塩】を頼んでしまいましたが、東京なら【たれ】だったかも。とちょっと後悔したのでリベンジしようと思います(๑•̀ㅂ•́)و✧
釜飯は鳥そぼろが粗挽きでちょっと濃いめの味付けでした。おかげがね、絶妙でまた食べたいと思いました。

東京最終日は上野へ。

国立博物館

午前中に待合せをし、谷中方面を一緒にお散歩w

穏やかでかわいいルークくん

谷中生姜を使ったチョコレート屋さんや、お煎餅屋さん、手漉き和紙のポチ袋屋さんなど案内していただきました。

有名スポット

商店街も街並みもなんだか落ち着く谷中でした。
もし、東京に住むなら谷中がいいなぁと思うくらい気に入ってしまいました。

上野公園まで戻りいよいよ国立博物館へ。
国宝展は激混みの模様でしたが、常設展もなかなかの混雑っぷりでした。

この階段素敵でした

もうすぐ国宝になるくらい価値のあるものを、最新の技術でわかりやすく解説されて時間を忘れて見入ってしまいました。

太刀と脇差の違いを知りました
実物はもっと鮮やか
ちょっと欲しくなった根付

今まであまり興味のなかった分野もじっくりしっかり観れました。
アイヌと琉球王国の展示が並んでたのですが、北と南の文化の違いをもうちょっと詳しく観たいなぁと思いました。

上野公園に野口英世像があるのは知らなかったし、上野東照宮も知らなかった…

紅葉がお似合い
扉が豪華

ここまで来たら西郷さんも観なくちゃねと公園内を散策。
上野公園広過ぎてなかなか辿り着かず。

ひっそり建ってました

大河ドラマの鈴木亮平さんこの人の役…頑張ったんだなぁと変なところで感心してしまいました。

札幌に帰る前に羽田空港で知人と待合せをしていたので早めに移動しました。
江ノ島に行った時には見えなかった富士山がモノレールの窓から見えました。

仕事終わりの知人と少しおしゃべりをしてから搭乗し無事に札幌に帰ってきました。

四日間のうち予定を決めてた事はもちろん楽しかったのですが、予定を立てずに行ってみたいところへふらふらと行けるのはひとり旅の醍醐味。
今年もひとりであちこち行ってみて『初めまして』の感動を味わいたいです。

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