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ため息色、「そして僕は途方に暮れる」

大沢誉志幸さんの曲「そして僕は途方に暮れる」。夕暮れの頃、この曲が流れてくると本当に素敵な風景になる。

イントロから静かに始まり、それにすっと入ってくる大沢さんの声。静かに心に忍んでくる感じが好き。

何かを無くした感じ、でも、それを静かにやり過ごす。仕方なくなのか、やむをえないのか・・・どうしようもないのか。名付けるのに迷う感情にぴったりの曲だ。

今になって聞くと、本当に良い。いろいろ、感情の時間を思い出してくる。

そういえば、私は、途方に暮れることなんてなくなった。きっと無くしてしまったこともたくさんあるけれど、無理矢理にでも名付けて自分の中で収めてきたのだろう。収められるようになってしまったのだ。

途方に暮れる時をしっかり味わうのは、きっと若いときの貴重な時間だったのかもしれない。

今日も夕食を作りながらこの曲を聴こうと思う。あの頃の感情を少しだけ、味わいながら。

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