まぐろ定食

まぐろまぐろまぐろ~ 最近の流行が知りたい男。

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最近の記事

孤独に酔っていた自分が魂をかき乱される曲「Wind Climbing ~風にあそばれて~」

若い頃の私は、とにかくひねくれた性格だった。 友達が少ないのを「孤高」だと勘違いし、「あいつらのような群れている奴らと俺は違う」と思っていた。 孤独な自分に酔っては、寄り添ってくれた人たちにも冷たい対応をすることがあった。 その事が愚かだということに気づくのに何年もかかった。 そんな気持ちを思い出させるアニメの曲に、私は出会った。 魔法陣グルグルのエンディングに「Wind Climbing ~風にあそばれて~」という曲がある。 この曲を歌っていると、どうしても最後まで

    • 30代になってRPGをプレイできなくなった話

      はじめに 昔はRPGが大好きだった。 壮大なストーリー、雄大なフィールド、 何度も楽しめるように工夫を凝らしているシステム。 その調和が大好きだった。 今もRPGが好きなことには変わりがない。 人気の新作RPGを気づけばカートに入れているし、 発売日をまだかと待ちわびているのも事実だ。 昔のRPGのリメイクを今でも望んでいる。 しかし、30代になって変化が訪れた。 どうも、RPGをプレイし続けられない。 それが物凄く期待していたはずの新作であっても、だ。 その理由を自分

      • 思い切ってSNSのアプリを消した話

         今日、スマホからX(旧Twitter)のアプリを消した。  アカウントは残していて、今後も利用するつもりはある。  ただ、見る頻度が減るのは間違いなかった。  思えば、スマホを開いていればSNSのことが気になっていた。いいねは貰えただろうか、フォロワーはどうしているだろうか。家にいる時も、外に出た時も、暇さえあればアプリを覗いていた。  もうそんなことは終わりにしたかったのだ。  SNSを通じて出会った人達の中には今も繋がりを持っている人達がいて、その人たちとは別のツ

        • 心の引き出しにしまってある宝石

           きょう、僕はこんなつぶやきをした。  これは僕が常々思っていることで、これについて少しだけ話しておこうと思う。  僕が作品を作るとき、感動は作者によってのみ引き起こされるものではないという前提で行っている。  心には引き出しがたくさんあって、人生の中で色々な宝石(素晴らしい体験や、心打たれる経験だ。君にもあるだろう?)をしまっている。しまったこともいつか忘れてしまうけれど、他の刺激(作品)によって引き出しが再び開けられることがあるのだ。こぼれ出た宝石が引き起こすものが感

        孤独に酔っていた自分が魂をかき乱される曲「Wind Climbing ~風にあそばれて~」

          【シカトリス クリア感想】試行錯誤に心躍る、育成&スキルビルドRPG

           刺さる人には刺さるゲームの致命傷を食らいました。 ◆公式サイト はじめに  シカトリスは日本一ソフトウェアから2023年6月29日に発売された家庭用ゲームソフトです。ジャンルは「異能×学園RPG」。  気になるところ、要改善点は他の方が触れてると思うので、基本良い所しか言いません。また、公式に書いてある要素をあえて説明しません。  クリア直後の正気でない状態の感想のため、その辺覚悟して読んでください。  ※ネタバレ注意  ※プレイ時間30時間以上、ハードでストーリーク

          【シカトリス クリア感想】試行錯誤に心躍る、育成&スキルビルドRPG

          飽きてはまた、の繰り返し

           僕は飽きっぽい。飽きっぽいので、いろんなものに手を出す。趣味の創作に関してだけでもゲーム、小説、漫画、ブログ、細かい所では診断メーカー(占いのようなサイト)、動画編集も試してみたことがある。  そして、このようにnoteにも手を出している。  飽きっぽいというレベルではない。ある時が過ぎると、地獄のように飽きが来る。1か月から3か月ぐらいが続く限度だろうか。どんなにハマっていても、ある日どうでもよくなる。  ハマっている最中は、人一倍熱中している。対戦ゲームではランキ

          飽きてはまた、の繰り返し

          褒め言葉が嫌いだった

          小さいころから、褒め言葉が苦手だった。 正確には、茶化すような褒め言葉が嫌いだった。 小学生の頃、僕は両親とともにレストランに食事に来ていた。そこでの僕は凄くウキウキしていたと思う。何を食べようかなと、メニューをめくる手は止まらなかった。そして、僕はたしか、焼き魚の定食を選んだのだ。 僕は魚が大好きだったから。素直な気持ちで、いちばん食べたいものを選んだ。 ところが、その後の言葉で冷や水をぶっかけられた気分になった。 「渋いチョイスだね」 あまり子供が選ばないもの

          褒め言葉が嫌いだった

          真剣にバカゲーを作る喜びと苦悩

          ■ゲームを作るって、楽しくて辛い  僕は個人でゲームを制作している。「まぐろ定食」という名前でいくつか作品を公開している。制作ツールはRPGツクールというプログラミングが分からなくてもゲームが作れるツールを使っている。  作品について軽く触れておくと、現在公開している作品はほとんどバカゲーと呼ばれるジャンルだ。面白おかしく展開が進んでいき、ギャグを挟んでは突拍子もない方向に物語が進んでいく。そんなゲームを僕は作っている。  ギャグばかりのおバカなゲーム。そう聞くと、制作

          真剣にバカゲーを作る喜びと苦悩

          本屋というアップデート

           本屋に行くと、自分の情報が更新される気がするのだ。  僕は本屋に行くことを習慣にしている。特別な理由などはなくて、物心ついた時から暇な時は本屋に行くのが習慣だった。  本屋は、ただ本が置いてある場所ではない。その時の時代のトレンド、世間が注目していること、求めているものが形となって現れている場所だ。  コロナ感染症についての書籍、自粛期間の過ごし方の雑誌、最新ファッションや最新家電の話。平積みされている今人気の漫画や、本屋が売りたい小説など、世の中のニーズと供給が凝縮

          本屋というアップデート

          レジ袋有料化の憂鬱

          「袋おつけしますか?」  夕暮れ時のスーパーでのことだった。店員に突然そう聞かれた僕は、とっさに答えることができずに、聞き返してしまった。 「レジ袋は有料です」 そうか、もう7月なのか。レジ袋が有料になったことをすっかり忘れていた。僕は、しかたなくレジ袋を3円で買うことにした。 「ありがとうございました」  レジの店員さんの笑顔に見送られながら、僕はどこか腑に落ちない気分を抱えてスーパーを出た。  次の機会にスーパーに行った時、僕はその違和感に気づくことになった。

          レジ袋有料化の憂鬱

          タピオカミルクティーには人生が沈んでいる

           最近ブームになった飲み物を知っているだろうか。好奇心旺盛にネットの海を冒険している皆様なら、いやテレビでさえも連日取り上げられているからご存じだろう。  タピオカミルクティーである。  茶色の液体に、黒い宝石のような個体が沈んでいる飲み物は、おそらく50年後は珍味として紹介されていそうな出で立ちである。今現在、このタピオカミルクティーよりも勢いのある飲み物を知らないほどだ。  今やカフェやコンビニで、新大久保で、至る所でタピオカ専門店が展開している様は、さながらブーム

          タピオカミルクティーには人生が沈んでいる

          見えなくなった線路とトンネル

           本当は、素敵なものはどこにだって転がっているのだ。見慣れた今の部屋も、初めて見た時は新生活への期待で溢れていたはずだ。いつもの道も、その先に何が待っているのかという新鮮さがあったはずだ。それをいつしか忘れてしまうのが、人という生き物なのだ。  まだ大切なことを覚えていた時がある。大学四年のころ、僕は単位の修得に追われ、留年の危機に瀕していた。毎日、重いミニ六法を持参しながら興味の薄い法律の講義を受けるのは、少なくとも学生の時は苦痛だった。身近な法律について勉強するのは少し

          見えなくなった線路とトンネル

          モノクロの世界

           どんな些細なことでも、何気ない思い付きでも、形にしなければ、発信しなければ0(ゼロ)なのだ。頭の中にアイデアがあるからと言って、それを自分のものだと主張はできないし、他の人から見ることもできない。それは、存在していないのと同じだ。  だから、僕はこのnoteを始めようと思う。僕は輝かしいものを持っているわけではないけど、出力しなければこの世にないのと同じだから、書き留めておきたいのだ。  一応、自己紹介らしきものをしておくと、僕はウェブ小説家であり、同人ゲーム制作者であ

          モノクロの世界