【投資】TOPIX組み入れ先回り投資 #2
#1で概要説明をしたTOPIX組み入れ先回り投資の、
過去の成績(2019/2020年の東証１部昇格全銘柄）を調べました。
【結論】
・勝率：70.0%
・損益：平均6.5%（2週間の保有)
もし全銘柄50万円分買っていたら(単利)、+64万円
もし50万円スタートで再投資していれば(複利)、＋100万円
もし全銘柄100株ずつ買っていれば、＋28万円
という結果でした。
（売買のルールは後述します。）
個人的にはかなり魅力がある投資手法だと思っているので、
今月から試していきたいと思います。
まず#1をまだ読んでいない方はぜひ読んでください。
1.概要
東証一部に昇格した銘柄は昇格の翌月末に株価が上がるらしい。
というのを本で読んだので、
2019,2020年の昇格全企業の株価の動きを
調べてまとめました。
読んだ本はこちら。
昇格銘柄は下記で調べられます。
今回書いている内容は下記です。
☑️2020年昇格銘柄の日足チャートから傾向分析
☑️冒頭の成績が出る超具体的な売買ルール
☑️** 2019/20年の昇格銘柄それぞれのパフォーマンス**
☑️より安定して利益を出すために考察
※今後の東証一部昇格銘柄でも
同じパフォーマンスが出せることを保証はできません。
投資は自己責任でお願いします。
2. 2020年昇格銘柄の日足チャートから傾向分析**
昇格翌月の最終週あたりに
TOPIX連動型のインデックスファンドからの
買いが入るようなので、
昇格翌月の最終週の前の週の始値で買い、
最終日の始値で売るというルールで売買した場合にどうゆう成績になるかをみていきます。
赤い破線内・青で塗ったエリアは
「昇格翌月の最終週とその前の週」
を示しています。
■わかったこと
・たしかに昇格翌月の最後の2週間で
株価が上がっている銘柄が多い
・どの銘柄も最終日の前日に出来高が急増するが
その日は上がっているとは限らない
・そもそも昇格発表で上昇トレンドに乗っている？
☑️具体的な売買ルール
買い：昇格翌月最終週の前の週の始値
売り：昇格翌月最終日の始値
3. 2019/20年の昇格銘柄それぞれのパフォーマンス
2019/20年の東証１部昇格銘柄を全て
買い：昇格翌月最終週の前の週の始値
売り：昇格翌月最終日の始値
というルールで売買した時のパフォーマンスをまとめました。
全銘柄に対してみると、
・平均利益：+6%(保有期間2W)
・勝率61%
となります。
ただし、2020年1月・2月のコロナショック巻き込まれ銘柄を除くと
・平均利益：+6.5%(保有期間2W)
・勝率70%
となりました。
2週間の保有期間で平均+6.5%で勝率70%は
かなりいいんじゃないでしょうか？
4. よりよい成績を出すために考察
もう少し勝率を上げるために考察しました。
なぜ株価が上がるんだっけ？復習
昇格翌月に株価が上がるのは
「TOPIX連動型のインデックスファンドが買うから」
です。
TOPIXは時価総額の合計に比例するので、
インデックスファンドの構成銘柄をTOPIX と同じにするためには、
時価総額が大きい銘柄ほどたくさん買わなければならないはず。
→たくさん変われるということは株価が上がりやすいはず
仮説①：時価総額が大きい銘柄のほうがたくさん買われるので
株価が上がりやすいはず
時価総額によってインデックファンドによって買われる株数が決まったとして、その株数が普段の出来高に比べて小さすぎる場合にはあまり株価に影響を与えないと考えられます。逆に出来高が普段あまりない銘柄でたくさん買いが入るとより大きく株価が上がるはずだと考えました。
仮説②出来高が小さい銘柄の方が株価が上がりやすいはず
上記２つの仮説から、横軸を時価総額/(出来高*1000)、縦軸を損益にして2019/20年の銘柄で散布図を作成しました。
（コロナショック銘柄は不可避なので除外しています。)
右側のエリアに行くほどマイナスの銘柄がなくなることがわかります。
２つの仮説はある程度正しいのかもしれません。
検証も兼ねて、私は今後毎月新規昇格銘柄を実際に購入して検証していきたいと思います。(また結果は記事にしたいと思います。)
5. 7月昇格銘柄
7月昇格銘柄は(8月に株を買う銘柄)6つあるので、重み付けをして買ってみたいと思います。
東名は時価総額の割に出来高が少ないので、上がりやすいかもしれません。
(時価総額や平均出来高は買うまえに最新化をして再度検討した方がいいかと思います。)
以上参考にしていただけると幸いです。
冒頭でも書きましたが買う際は自己責任でお願いします。
損をした場合でも責任は取れませんが、
私も損をしているはずなので悪しからず。笑
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