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続 住んでいる部屋をスマートホーム化してみた話〜NFCタグ編〜

 以前、住んでいる部屋をスマートホーム化してみた話を書いたのだけど、今回はそれの続編のお話。

NFCタグについて

 先日、スマートホームのために利用しているスマートリモコンSwitchBotがNFCタグに対応した。
NFCタグとは、大雑把に言うと情報を書き込めるタグで、情報を書いたり読んだりはNFCっていうスマホにも付いてる無線通信機能で行う。
NFCタグはホントに薄いし小さくて、カード型のものやシール型のもの等ある。シール型のものはピップエレキバンくらいの大きさ。
価格も安くて1000円以内で10枚くらい買える。
 SwitchBotでNFCタグが利用できるようになることがどういうことかと言うと、命令の手段が1つ増えるということ。
これまでは、スマホのSwitchBotアプリからの操作やGoogleHomeやAlexaなどスマートスピーカーからの音声操作が可能だったが、NFCタグを利用することで、スマホをかざすだけで操作出来るようになる。
今回、実際にシール型のNFCタグを導入してみたので感想を書いていく。
また、俺自身がNFCタグに無知だったために導入時に2つのミスを冒してしまった。それについては注意点として書きたい。

導入前の注意点

 SwitchBotでNFCタグを利用するにあたり最初の注意点、それはNFCタグの規格だ。AmazonでNFCタグと検索すると色んな物が出てきてどれを買えば良いかわからない。俺もそれで適当に買ったが、エラーで読み込めず結局買い直した。買い直した時に、規格が複数あることを知った。
SwitchBotでは、NTAG213のものは使えず、NTAG215のものは利用できた。他の規格は試していないが、とりあえずNFCタグを買う時は、下記のようなNTAG215の物を買おう。

NFCタグに操作を記憶させる

 次にNFCタグに操作を覚えさせる。NFCタグで出来る操作は、機器の操作とシーンの操作だ。これ自体はアプリで簡単に設定出来た。
シーンの操作については前回も書いたけど、簡単におさらいすると複数操作を登録するもの。リビングの照明とキッチンの照明を点けて同時にテレビも点けるといった操作を1つのシーンとして登録する感じだ。
個人的にはシーンの操作が出来るのはすごくメリットに感じた。なぜなら、これまでシーンの操作はおはようやおやすみなど、音声をスマートスピーカーに話しかけることを起点としていた。
しかし、この起点をNFCタグに出来ることで、極端な話スマートスピーカーが不要になる。これからスマートホーム化しようという人には、スマートリモコンとNFCタグの組み合わせが新たな選択肢となるのだ。

使ってみる前にもう一つの注意点

 NFCタグに操作を読み込ませて、スマホをかざすことで動作させるわけだが、ではNFCタグをどこに貼るか。まあ、普通に考えて玄関がベターだが、ここで注意点。俺は最初に玄関のドアに貼ってみたが、全く反応しなかった。設定ミスかとも思ったが、剥がして読み込ませたら普通に読み込んだ。調べてみると、NFCタグは金属面に貼っても動作しないことがわかった。玄関のドアが金属製だったためNFCタグが動作しなかったのだ。なので、NFCタグは必ず金属面を避けて貼ろう。
もし、どうしてもNFCタグを金属面に貼りたい場合は100均等で売っている電波干渉防止シートを貼るといいらしいが、試していないので自己責任で。

使ってみた感想

 SwitchBotでNFCタグを導入した結果、便利だが完璧ではなく及第点だと感じた。
なお、今回はGalaxyS21で試した結果であるため、iPhoneや他のAndroidスマホでは別の結果や感想となるかもしれないのでそこはご了承いただきたい。
及第点の理由は、NFCタグを読み取れる条件があるということ。スマホをかざすだけでOKとはいかない。
まず、スマホがスリープ状態では動作しない。さらに、スリープ状態でない画面オンの状態でタッチするとSwitchBotアプリが起動し、NFCタグの読み取りに失敗する。その状態で再度読み取ると成功するという感じ。つまり一度の読み取りで成功させるためには、スマホの画面をオンにし、SwitchBotのアプリを起動した上でタッチする必要がある。
それをわかってしまえばそんなに苦ではないが、かざすだけで完結すると思っていただけに残念だった。
スマホの問題なのか、アプリの問題なのか、NFCの問題なのか、セキュリティへの配慮なのか、その辺は定かではないが今後の改善を期待する。

まとめ

・NFCタグの規格に注意(NTAG215なら利用可)
・NFCタグでは単独機器操作とシーンの登録が可能
・NFCタグの設置は金属面は避ける
・NFCタグの読み取りはひと癖あり

2021/09/22追記

記事投稿後に帰宅時にNFCタグを読み込ませたところ、スリープ状態では無理だったが、画面オン状態からアプリを自分で立ち上げる必要なく読み込むことが出来た。アプリの更新で上手くいくようになったのかもしれない。
また、今後SwitchBotがNFCタグを販売するという情報もあるようなので、そちらを購入するのもアリかもしれない


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