とあるPの引退に思った事

最初に、この記事は特定の人物や団体を批判する意図で書いたものではない事を留意ください。また、あくまで個人的意見を纏めたものですので、批判などは自分なりに記事を纏めていただきたいと思います。

さて、まずはこちらをご覧ください。

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1枚目は今年の総選挙が始まった時のツイート、2枚目はそのツイートに対する反応に対しての解説、そして一人のデレマスPが引退前に残した文章です。アイマスPといえばお気持ち表明とよく言われますが、自分なりに今回の総選挙に対して思った事が色々あるのでそれらを纏めていきたいと考え記事にいたしました。

まずこれらの発言に対する反応が気になりざっくりと見てみたのですが、

・デレマスは元々そういうコンテンツ

1年目から毎年総選挙があり上位のアイドルが優遇されるという流れが出来ていた事は事実ですが、以前とは状況が変わってきたかと思います。具体的に言うと「人気のあるアイドルにはボイスが付き、ソロ曲を貰えて出番も増える」総選挙から「とりあえずCDデビューの条件に滑り込めればボイスが付くがいつソロ曲が貰えるかは分からず声優の都合で出番がもらえないかもしれない」総選挙へと意味合いが変化したと感じております。その変化によりうま味が減っているというのも事実ではあると思います。

・沢山注ぎ込んでも還元が少ない

総選挙は何かを保証されたものではなくただのガチャについた投票券で自分が担当するアイドルを目立たせるイベントなのでそれは当然なのですが、その性質上確かに担当アイドルによっては思ったより還元が少ないと思う事はあるでしょうね。まず、ソシャゲで提供されたコンテンツに対する課金が当たり前の状況でコンテンツの良し悪し以前に自分が欲しいと思えるコンテンツが提供されるか分からない、そういった状況が還元が少ないと思われる原因かもしれません。

・この集金イベントでデレマス及びアイドル達の処遇を決める、そういった意味では重要なのでは?

確かに大なり小なりイベントで集金力を調べるというのはどのソシャゲにもある事でしょう。しかしガチャなど総選挙より集金力の参考になるものはあるはずなのでそこで測るべきなのではないかとも思います。良く言えばアイドルの魅力で集金しているのかもしれませんがAKBの総選挙とは違いアイドルを生かすも殺すも全て運営次第なのでこれが純粋な人気投票イベントになり得るのかというのは疑問です。

・前々から課金して投票するシステムはあったが今回はあからさまな集金イベント化

多分これが上記のツイート群で一番言いたかった事でしょう。総選挙、ボイスアイドルオーディション共に前回以上に課金込みで一人が投票出来る票数が増え、尚且つ総選挙曲を歌えるアイドルが前回より少なくなった事でボイス無しPにとっては熾烈な争いになる事は間違いないでしょう。確かにイベントを走る事で形式上は無料で取れる票もあるのは事実ですが人によってはそのための課金もするでしょう。総選挙だけでなくボイスアイドルオーディションも同じようなシステムとなった事で明らかになったのは運営としてはアイドルに集金力があればボイスを実装するという姿勢でしょう。

これらの反応を見てどれも事実だとは思いますが、最後の総選挙の集金イベント化に関してはデレマス実装当初から活動してきたPとしてはとても実感が湧くものでした。最初は順位が上のアイドルが優遇されている、といった感じでしたが、ここ2〜3年は上の順位になったりボイスが貰えたとしてもアイドルの活躍は声優や他の事情次第になるが、順位が下の方に行けば行くほど冷遇されてしまう、そんな総選挙になってきたと思っています。最初のお気持ちを表明したPは自分と同じ綾瀬穂乃香のプロデューサーでしたから最後に示した集金力=ボイス実装、シンデレラガールに近い順位までのし上がったとしても優遇されるとは限らないという運営の姿勢がプロデュースの転換点になった事は理解に難くないなと思いました。

これらの問題はしばしボイス有りP VS ボイス無しPの対立構造で書かれることが多かったですが自分はそれが本質ではないと見ています。なぜなら、一度上位に行ったものの参加曲が少ない、もしくは最近歌ってないアイドル、ボイスこそ貰えてはいるもののよく分からない事情で歌をあまり歌わせて貰えないアイドルも居るからです。そうしたアイドル達含めて歌わせるための手段がほぼ総選挙に限られてくる状況がプロデューサーの消耗戦を引き起こしていると見ています。これなら今までずっとお金を注ぎ込んだり一生懸命になっていたのに引退するという状況にも納得がいきます。

これらを踏まえて自分の意見を纏めていくと今時の総選挙はプロデューサーのメンタルが試されていると思います。今は堪えられて総選挙はそんなものだと言ってる人も来年は引退しているかもしれないと思います。それでも運営がこのビジネスモデルが成り立つと思っている限りやり方を変える事は無いかと思います。

ただ、これらを吐き出して引退するという事は自分が出来る事を全てやり切ったという証ではないかと思うので例えお気持ち表明をしている姿を見たとしてもこれまでのプロデュース業を称えていきたいなと思いました。

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