6部完結、新ブラホワ終了に寄せて

まずはじめに、6部完結本当にお疲れ様でした! そしてありがとうございました。
7年という歴史のたった2年半の参加ではありますが、それでも100年分楽しませいただいた気持ちです。
新ブラホワが大掛かりなプロジェクトであったことは間違いなく、手前味噌ながら運営さんのコンテンツを成長させよう、続けていこう、大きくしていこうと思う気持ちがめちゃくちゃ伝わってきて、それをリアルタイムで体感出来たことは一生モノの宝だな〜と思っています。

そして私は………三度の飯より3Dライブが大好きです!!!!!!!
夢にまで観ていた「劇場版アイドリッシュセブン」その上「3Dライブ」!!!!!! 本当に楽しみで仕方ありません。
これからもアイドリッシュセブンが見せてくれる世界に期待しっぱなしです!
大好きです!!!!!!!!!!!!!!

ということでここからは6部…というよりも新ブラホワ周りの感想です。
自分の考えをまとめるために書いているところもあるので、お聞き苦しい部分もあるかとは思いますが、あくまで一意見として捉えていただければ幸いです。
アイナナというコンテンツが好きだからこそ、自分の中でモヤついたものがある状態で並走していくのが個人的に難しく、あえて書き出している感じです。

新ブラホワについてはあまり肯定的ではないので、その点のみご留意ください。(だからといってコンテンツに対し絶望したり失望したりしてるわけではないです✊)


■新ブラホワとはなんだったのか

2022 BLACK or WHITE LIVE SHOWDOWN 、通称『新ブラホワ』とはなんだったのか。
凛太郎、音晴が言うには『アイドルとファンの信頼関係を取り戻すための舞台』でしたが、果たして本当に″そう″足りえたか。
あくまで個人的な答えですが、”現実世界では”その機能を果たさなかったように思います。

そもそも賞レースを行う以上、セットリストや演出をどれだけ凝ろうがアイドルが考えようが勝敗は必ずつくもので、勝者とそのファンは喜びを噛み締め、敗者とそのファンは悲しみに打ちひしがれるという構造は変わりません。
故に傷つく人間が絶対に出ること、自分も傷つくかもしれないこと、を前提に行われるのが賞レースであり、傷つく覚悟を持つことをいわば強制することになります。
その強制力が、アイドリッシュセブンというコンテンツには上手に作用しなかったんじゃないかな、というのが今回の新ブラホワへの素直な感想でした。

今回は特別審査員制度を入れず、ファン投票によって勝敗が決まるシステムでした。
が、そもそもアプリ中の『私』は『IDOLiSH7』の『マネージャー』なので、新ブラホワに参加することは出来ても別グループへの投票は(当然だけど)しません。
では、現実の私はというと、投票制度自体が無いため、推しグループの勝敗には(推しが今回優勝したIDOLiSH7だったとしても)直接は関われないんですね。
その2つの前提がある状態で物語には結末が用意されており、そこに向かって真っ直ぐ進んでいく。

故に(推しグループが勝てなかった場合は特に)自分の気持ちが置き去りにされたような、蔑ろにされたような気持ちになってしまうんですよネェ〜〜〜……ここが……ここがか〜なり辛いとこだな〜〜〜〜〜〜と……。
せめて現実で投票制度があったら「私の頑張りが足りなかった」と思えるのに……とは思いつつ、リアルタイム投票の結果でシナリオの結末を変えるタイプのコンテンツでは無いので、それも望めない。

とはいえ、これだけ
・魅力的なグループが4つもあって
・単独ライブを行うほどの実力があり
・それぞれのグループにファンを作る動きを運営サイドがし続けている
にもかかわらず『大規模賞レースをアプリ&現実で仕掛け』『一番大事なところで現実のファンを加担させない』やり方は、個人的にはかなり悪手に感じました。
応援グッズを用意してくれて、うちわイラストを用意してくれて、巨大広告を出してくれて、応援タグ企画をしてくれて、ファンは全力でそれに乗っかって盛り上げていく。
それなのに『優勝するグループはシナリオで決まっている』という事実、普通〜〜〜〜〜に厳しい。
今までのシナリオを読んでいれば絶対にそんなことはないと分かるのに、「全力で応援していた」事実がある以上負けた側はあらゆる感情に支配され客観的な目線で見ることが難しくなり、結果『出来レースじゃないか』と思ってしまうわけです。
いや、陸はさ、事前インタビューで「この先は楽しいことしかないから!思い切りはしゃいで、笑顔をみせてね!一緒に遊ぼう!」って言ってくれてるんだよ…? なのにそんな思いするなんてさ……悲しすぎないか……?

シナリオ上ではIDOLiSH7が優勝を決めましたが、私はRe:valeが優勝しようとTRIGGERが優勝しようとŹOOĻが優勝しようと、「いや……厳しいな……シナリオで決まってんの………きっついな……」と確実に思っていました。
だって全員の努力を知っていて全員のことが大好きだし……勝ち負けには基本的に興味がないし……私が最高だと思った、それが全てだし……。
何より陸が「これからは楽しいことしかない」って言ってくれてるのにさ……涙。
だからこそ、全員優勝とは言わずとも(それはそれで物議を醸すだろうし)

『賞レースで1位を獲ることだけでは、”最高のライブ”の証左にはならない』

と言ってくれるシナリオを期待していました。期待せざるを得ませんでした。
まずもって賞レースをして欲しくなかった、というのが個人的な感情としてはあり(そもそもジャンルが違う4グループを集めての公正な審査をするには物凄く細かな数値化が必要だし、それを行うべき特別審査員がいなくなったことでファンダムの大きさが投票数に影響しすぎてうまいこといく気がしない)、するならするでもっと事細かに審査基準を提示してほしかった。

私は2020年5月からアイナナを始めたオタクなので、2019年のブラホワの展開をリアルタイムで追えておらず憶測も含まれますが、2019年のブラホワは(ŹOOĻのこれからの成長的にも)アイナナが負ける展開は考えづらく、その中でどれだけŹOOĻが健闘出来るかを楽しむ部分もあったのかなと考えています。(全然違ったら本当にごめんなさい)

しかし新ブラホワは、シナリオ展開的にも【どのグループが優勝してもおかしくない】状態での闘いだったし、何より【最高のライブを創り上げる】がメインテーマのように読める物語でした。
どのグループも優勝候補で、「最高のライブとは何か」という問いが繰り返し出てくる。
それはむしろ(少なからず私の中では)『勝ち負けでライブの素晴らしさは測れない』と思わずにいられない、『そう結論付けてくれるのではないか』と期待させる展開に読めてしまいました。

展開でみればそれは確定で誤読なんですが、今までのアイドリッシュセブンというコンテンツが生み出してきた数々の素晴らしい企画や、アイドルやファンの心情描写をこれでもかと書き切ってきたシナリオを思うと、なかなか『賞レースで勝ち負けをつけることが物語のひとつの結末』に帰着するとは思えず……。
もっと言葉を選ばず言うと「いや絶対もう一捻りあるやろ! アイナナだぜ!?」みたいな……そんな気持ちが、あったんですネェ〜〜〜〜……涙。

でもそれは期待していた私が悪くて、自分が望む展開じゃなかったことにがっかりしているだけで、勝手だよな〜〜……と最初は思っていたんですが、改めて書き出した上で言わせていただくと、

『これだけ応援させ、期待させたからには、その期待を上回る展開、あるいは誰もが予想しないような新たな展開を用意すべきだった』

と思っています。
めっちゃ身勝手で運営側のことを考えていない発言だとは重々承知の上ですが……だって期待しちゃうだろ……!!?? こんだけ「最高のライブ」って連呼されたら……!! 新しい展開、考えちゃうだろ……!!!
まさか曲増やしてアイドルが構成考えて、それ以外は従来とそんなに変わらずにガッツリ賞レースやります、ってなるとは……思わんやろ……!!!涙 涙涙 涙 涙……

なんなら「最高のライブ」は「新ブラホワで1位を獲ること」って誤読(あくまで誤読)に……繋がりかねないだろ〜〜〜〜!!!!!!???????


全グループ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

マジで最高だったよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭



改めて結論を述べると、新ブラホワの意味である『アイドルとファンの信頼関係を取り戻すための舞台』は、アイナナの世界ではそう足りえたかもしれませんが、”現実世界"の基準で考えると諸々詰めが甘すぎたなあという印象です。

ただ、しばらくして冷静に考えると『新ブラホワ』と『最高のライブ』、別に強く繋がっていたわけじゃないのかも……? とも思い始めました。
新ブラホワはあくまで『最高のライブをするため』の布石でしかなくて、勝負は勝負、最高のライブは最高のライブ、と切り分けられていたのかも?

そしてその疑問は、その後1/7に発表された『はじまりのLIVE』であるところの『劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD』の発表により、答えが出たように思います。


■最高のライブとは何か

最高のライブ、

劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD

で観せてもらえる……ってコト……!?


新ブラホワを終えてからアイドルたちが寄り集まって「賞レースとか関係なく、これからみんなで楽しいことがしたい」と言い合う姿で6部は幕を下ろしました。
今後、各グループの新ブラホワ後を描いたアフターストーリーも更新されるとのことで、この3Dライブに至る話も読めるようです。

新ブラホワによって
・自分たちがライブの構成やセットリストを考えることがどれだけ素晴らしく、楽しく、やり甲斐のあることかを学んだ
・原点回帰や、新しいことへの挑戦も出来た
・それを観客が観て最高だと言ってくれた事実もある

ということが布石になって、”これから”最高のライブを観せてくれるってことなんだな〜と、私は理解しました。(実際そうじゃなかったとしても、自分の中の結論はこうなりました)
新ブラホワで勝つこと』と『最高のライブ』がイコールに感じられていたから、かなりのあいだ感情がめちゃくちゃになっていたのですが……このライブ発表のお陰で、大分気持ちが落ち着きました。

勿論、新ブラホワの審査基準の説明がめちゃくちゃ甘かった&それぞれのグループの努力している描写をもっと入れるべきだった(年末に合わせようとしすぎた感を若干感じている)&ファンに応援させる配分をミスった等々で起こった「アイナナが勝ったのは分かる!!でも推しが負けた理由が分からない!!」と一部のファンに思わせてしまった事実は残りますし、それはもう時間をかけて信頼関係を回復していくしかないんだろうなと思います。
(あくまで私と、私の観測範囲での話なので、全然そんなことなかったよ〜!って人はマジで気にしないでください)

あ〜〜〜本当に3Dライブがあってよかった…
本当に嬉しい
涙が出る 最高に嬉しすぎて
みんなぜ〜〜〜ったい綺麗 超かわいい 超かっこいい リアコになる
16人全員推し 最高 ありがとう LOVEだよ


■最後に

私は好きなコンテンツに対して「期待しすぎないようにする」という状態が続いたら(そうしなかったことで苦しんだ過去があるため、自衛の意味で)離れるサインにしていて、今現在、アイナナには期待をし続けています。
裏切られたとも思っていないし、失望もしていません。
こんなに面白いことをし続けてくれるコンテンツはなかなか無いし、今も3Dライブに向けて胸を躍らせ続けています。
今回のことで思うことがある人も沢山いるとは思いますし、実際意見を求めるメッセージも多くもらったのですが、私はやっぱりアイナナを愛しているし、面白いことをしてくれて有難う!!! の気持ちが無限に湧いてきます。それぐらいアイナナというコンテンツに感謝しています。

Re:valeのオタクとしては、そりゃモモがめちゃくちゃウルトラ本気で誰よりも勝ちたがってたからには勝って欲しくはあったけど、そもそも賞レースが個人的に苦手だったし(途中楽しんでいられたのは勝ち負けのみでブラホワが終わると思ってなかったからだし涙)、
連勝記録は途切れてしまったけど、新ブラホワで一度負けただけで”絶対王者”じゃなくなるんか……?
ただの挑戦者になるんか……?
今までの全部がなくなってしまうんか……??
んなわけなくね……!!!!!?????
と思っているので、これからの二人の活躍も超超超超楽しみにしています。


IDOLiSH7もTRIGGERもRe:valeもŹOOĻも大好き!!!!!!!!!!!!!!!!

マジで最高のライブ観せてくれてありがと〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!



おわり