足をひっぱる「０」の存在

Uberなあいーつ第二回

むかしむかし、あるところで塗装工をしてた頃

親方がむかしむかし、観光バスの運転手をしてたそうな

時代も時代で所謂「やんちゃ」ぶりが半端ないエピソードがわんさか

その中でもまだ普通な話を

企業の慰安旅行等だと人数が多いので3台4台で目的地に向かう事があり

ドライバー同士で誰からとなく目的地まで「レース」をしよう。と

人の命のっけて何やってんだ！って話ですがさすがの時代です

一般道は信号無視

高速道は乗客の様子みながら120㌔超え

むちゃくちゃではあるがおもしろかったのはゴール後の話

1人だけノリの悪い真面目な奴がいてレースに参加しなかったそうな

4台で同時刻に出発したのに1位から4位までの差は僅か10分程度

しかも真面目な人が2位だった。と

結局、アホみたいに飛ばしまくっても目的地が何百キロでもそんなに変わらん。ってお話でした

そんな事ありえるかなぁ？と当時の私はそう思いました

単純にスピード早い方が勝つだろうと

それから10数年程経った頃でしょうか・・・

まだiPhoneが世に出るより前

ガラケーだったけど高性能なナビアプリがありまして

大阪から実家に阪神高速を使い帰るのにおもちゃを手にした子供気分で知ってる道でもナビアプリ使ってまして

到着してから走行距離、走行時間の単純計算で平均速度のお知らせも表示されました

平均速度24㌔

ん？時速？

じそくなんきろっていちぢかんでなんきろはしったかってやつだよね？

阪神高速でオービスなんて関係あるかーーい！って1(自粛)0㌔とか出して走ってたのに

平均時速24㌔？

私、本当に数字弱ホントからっきしで2桁の足し算でも繰り上がりとかあると脳がフリーズする程のバカで距離と時間を計算もせずにアプリの不具合だと

むしろ平均速度上げてやろうと別の日には一般道でも出せるところでは1(自粛)0㌔近くで走行

それでも到着し画面に表示される平均速度はせいぜい23～27㌔

地元で数字に強い友人に相談

「当たり前やろ。そんなもんやで」と言われ

延々と小学生レベルの算数を説明された

「・・・ごめん。猿の子供でもわかる説明してくれへん？」

「はぁ？今のでわからんか！？」と言われる始末

最終的には「平均速度上げたかったら信号で止まるな！止まったら「０」や！「0」が足を引っ張んねん！！」

ようやく私も理解できた

長くなりましたが何が言いたいかと言いますと

「配達中の走行スピードにお気をつけください」と通知が来ないようにしましょうね。って話でした