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“チャレンジャーズ”の考察

初めまして、キタ”と申します。
好きなボドゲはデッキ構築やLCGのカードゲーム系ですが、普段はいろんなのやります。

初めてこういったものを書くので、読みにくかったり分かりづらい部分もあるかもしれませんが、最後まで読んでもらえると嬉しいです。

最近、自分がはまっていたチャレンジャーズというゲームの大会があり、そこに参加して見事優勝することが出来ました。
https://twipla.jp/events/585065
そこで今回は、自分がこのゲームについて考えていることや、大会当日の内容等について話せたらと思います。
(※この記事では大会でのプールである、チャレンジャーズの基本の宇宙を抜いたプールについて記載します。)


予選1位通過での優勝!めちゃ嬉しかった

○デッキ構築での取るカードについて

まず、自分が考えているカードの取り方についてです。

このゲームは、最初の1,2ラウンドで
「どのようなデッキにしたいか」「なんのカードが必要か」
について考えながらカードを選択すると、構築がやりやすいと思います。
そのうえで、最初の2ラウンドで何をとればいいかについてなのですが、

(売り子、メイクさん、馬小屋小僧のうち1種)>>>(同じカード2枚)≧(パワー3のカード)=(シナジーのあるカード)>(その他)
という順で自分は考えています。

シナジーのあるカードとは同色のカード等のことを指します。
真ん中のイコールで繋がっている3つは、状況によって変わるので同じぐらいとしましたが、やはりカードが重なっていると、デッキから除外しないで使用できるラウンドが伸びると考えたため、若干上にしてあります。

では、めっちゃ上にある3枚のカードが何なのかについて説明します。

○強いカードとそれを用いた構築について

まず、自分が考える強いカードとは何なのかについてです。
それは、効果でパワーを上昇させることが出来る(バフ出来る)カードです。

このゲームでは、デッキの総パワーが大事となってくるわけですが、
バフが出来るかード(特にベンチ内で他のカードをバフ出来るカードや、ベンチ内のカードの数を参照して、そのカード自身のパワーを大幅にバフ出来るカード)があると、
多少の振れ幅はありますがデッキの総パワーを大きく上げることが出来ます。
そのため、このゲームではバフ出来るカードをとることが非常に重要だと、自分は考えています。

そのため、これに該当する売り子、メイクさん、馬小屋小僧を自分は高く評価しており、それが見えたらそれを軸にデッキを作るように心がけています。

それを踏まえたうえで、上記の3つのカードを使ったデッキが

  • 遊園地デッキ

  • 1デッキ

  • 馬小屋デッキ

です。
では、これらのデッキの強みについて説明します。

・遊園地デッキ

このデッキは、遊園地のカードで構成するデッキで、
売り子で他の遊園地カードを強くすることでデッキのパワーを上げるようなデッキになります。

売り子
ベンチ内:あなたの🎈のカードは+1。

このデッキの強い点として

  • 遊園地カードはデッキ操作系のカードが多く、早めに売り子をベンチに出せる

  • 遊園地カードは得点獲得系のカードが多く、決勝に上がりやすい

といった理由が挙げられます。
デッキの操作が出来るので、常に売り子のバフの恩恵を早い段階で受けることが出来て、
トロフィー外のファンも稼げることから決勝へも上がりやすい、
などかなり安定感のあるデッキとなっています。
また、パントマイマーや手品師などを最初に出せることで、上振れを狙えるのもポイントですね。

★取りたいカード

  • Aデッキ:遊園地カード(特に売り子)

  • Bデッキ:遊園地カード(特に預言者)

  • Cデッキ:遊園地カード


・1デッキ

このデッキは、カードパワーが1のカードを主軸とし、それらのカードをメイクさんで強化していくデッキになります。

メイクさん
ベンチ内:あなたの表記パワーが1のカードは、
アタック中+2。

このデッキの強い点として、

  • 自分のデッキにカードを戻したり、相手のデッキを減らしたり出来るのでしっかり回れば無類の強さを誇る

  • 初期デッキの新入りを生かせるので、序盤からトロフィーをとりやすい

といった理由が挙げられます。
1デッキは、映画スターなどで自分でデッキ枚数を疑似的に増やしたり、逆に幽霊などで相手のデッキ枚数を減らしたりして、
カードの枚数で有利を作るようなデッキなので、しっかり回ると手が付けられなくなります。
ただ、デッキのカードパワーがほぼ1なので、メイクさんがベンチに行く前にパワーの高いカードを出されてしまうと苦しくなってしまいます。
そのため、レアカードなどの表記パワーが高いカードを入れておくのもありだと思います。

★取りたいカード

  • Aデッキ:メイクさん、映画スター、ピエロ、執事、道化、デッキ操作できるカード

  • Bデッキ:パントマイマー、幽霊、デッキ操作できるカード(預言者等)

  • Cデッキ:割とどれ取ってもいい(同じカード取れるとなおよい)


・馬小屋デッキ

個人的にはこのデッキが一番強いと思っており、馬小屋小僧の効果を強く使うために、パワーが3のカードをたくさん入れるようなデッキになります。

馬小屋小僧
このカードは、あなたのベンチの表記パワーが
3のカード1枚につき+1。

このデッキの強い点として、

  • パワー3のカードはだいたい効果が強い

  • Aデッキのレアカードを積極的に使える

  • セイレーンの影響を受けにくい

といった理由が挙げられます。
パワー3の効果付きのカードはBデッキに入っているのですが、
ナイトやネクロマンサー、カウボーイなどの個人的に効果が強いと感じるカードが入っています。
特にネクロマンサーは、馬小屋小僧を使いまわすことが出来る点が、とてもデッキとかみ合っています。
また、Aデッキのレアカードを取ると序盤から勝ちやすくなるため、自分は強い行動だと思っているのですが、
このデッキであれば序盤に取ったAデッキのレアカードを最後まで有効に使うことが出来ます。
そして、このデッキが一番強いと思っている点がセイレーンの影響を受けにくいという点です。
これはCデッキに入っているカードで、出た時に相手のベンチのカード1枚を、相手の消耗パイルに送ることが出来ます。
このカードを出されると、先に説明した遊園地デッキや1デッキはバフカードが消耗パイルに送られてしまうので、デッキの強さが落ちてしまいます。
しかし、馬小屋小僧に関しては、あくまでバフしているのは馬小屋少年自体の効果であり、
仮にベンチのパワー3のカードを1枚送られても、デッキのパワーの下がり方にはあまり影響がありません(馬小屋小僧自体を送られると、ネクロマンサーで再使用できないという点はありますが)。
そのため、自分は馬小屋小僧を高く評価しています。

★取りたいカード

  • Aデッキ:パワー3のカード(レア)、馬小屋小僧、船乗り

  • Bデッキ:パワー3のカード(特にネクロマンサー、鍛冶屋は微妙)

  • Cデッキ:割とどれ取ってもいい(同じカード取れるとなおよい)


○なぜこの3つのデッキなのか

さて、ここまで自分が評価している各デッキについて説明しましたが、なぜこの3つデッキなのでしょうか。
実際、取りたいカードを常にとれるような状況が出来たなら、この3つのデッキよりも強いデッキはあると思います(お化け屋敷デッキとか)。
しかし、ここで自分が強く主張したいのは、

そのデッキを現実的に組み立てられるか、です。

最初にも記した通り、序盤でデッキの方向性を決めることは大事です。
例えば、お化け屋敷のアイコンのカードでデッキを組むと決めて、そのカードを集めたとしましょう。
しかし、お化け屋敷デッキの核となるのは、Bデッキに入っているティーンエイジャーというカードです。
そのため、Bデッキからカードをとる際にティーンエイジャーが取れなかったらどうでしょう。
お化け屋敷のカードプールから考えると決して弱いデッキにはならないと思います。
しかし、お化け屋敷のカードの中にはティーンエイジャー以外にバフ出来るシナジーを持ったカードはなく、しっかりバフが出来るデッキには勝てないと思います。

つまり何が言いたいかというと、Aデッキからデッキの核となるカードをとれた方がいい、という事です。
そして、その核となるカードとは、ここで言うバフが出来るカードのことです。
Aデッキでバフカードは3種類しかありません。
そうです、売り子、メイクさん、馬小屋小僧です。
これが、自分がこの3枚のカードと、それを軸にしたデッキを評価している理由となります。

○強いカードが引けなかった時の考え方

ここまで強いと思っているカードとそれを用いた構築について話しましたが、
じゃあそれらが取れなかった時にどうするんだ、という事についてです。
基本的には、重なったカードをとるでいいと思います。
ここまでに述べていたように、デッキの総パワーが大事なこのゲームにおいて、複数枚あるカードは腐りにくいので取り得です。
それを踏まえたうえで、まず考えられるのは同じ色(アイコン)のカードを集める、という戦略です。
遊園地のカードのように、各アイコンのカードはある程度シナジーがあるので、それを基準にしてみるのもいいと思います。
実際、お化け屋敷のカードを集めて、Bデッキでティーンエイジャーが取れたらやっぱり強いので。
もう一つの戦略として、色をある程度ばらけさせて、Bデッキにあるマスコットをとるというのもあります。

マスコット
このカードは、あなたのベンチの
セットアイコン1種類につき+1。

このカードもティーンエイジャーや馬小屋小僧と同じように、ベンチにあるカードの数だけ自身をバフすることが出来ます。
しかし、あくまでアイコンの種類分なので、デッキの中のカードのアイコンをばらけさせる必要があります。
しかし、アイコンを揃えてデッキを組むよりも要求は易しいので、もし困ったらマスコットを軸にする方向にシフトするのも手かもしれません。

○実際の大会での構築について

・1戦目

遊園地軸:〇〇×〇〇〇× 〇
カードのピック:AABBBCC

1,2ラウンド目で売り子を1枚ずつ取れたので、そのまま遊園地カード集めを続けた
途中であまりカードが重ならなかったが、預言者が重なったのでgood

・2戦目

馬小屋軸:〇〇〇〇×〇〇 〇
カードのピック:AAABBBC

途中まで売り子がいたため、若干軸がそれたような感じになった
アヒルちゃんは2枚セットで見えたためとった
最終的には売り子は抜いたがそれでも遊園地カードは重なっていたため抜かなかった、手品師は単品でも強い

・3戦目

マスコット軸:〇〇××〇〇〇 ×
カードのピック:AABBBCC

最初に売り子等が見えず、映画スターが重なっていたのでメイクさんが来ることにかけてとったが来ず
次のラウンドで執事が重なっていたので取り、この時点で多色を見据える
Bはマスコットが重なっただけででかい
Cで吸血鬼が取れたのもでかい(マスコットを再使用できる)
対戦中は、執事の除去どうするかがマジで難しかった

・4戦目と決勝

4戦目、ビーチクラブ軸:〇〇〇〇〇〇〇 〇
カードのピック:AAABBBC
決勝、山の頂上軸:〇×〇〇〇〇〇 〇
カードのピック:AAABBBC

4戦目と決勝に関しては、拡張のビーチカップを使った試合で、触ったのが前日だったため、強いカードやシナジーの把握が完全にできていなかったが、何とかカードプールから強そうなデッキにあたりを付けて挑みました。

・4戦目
強そうだとあたりを付けていた、一つ目のデッキです。
戦績からもわかる通りほぼ完璧なデッキでした、さすがに引きが強かった。
強いていうなら、Aデッキの新入りが欲しかったですかね、まあそのくらいです。
・決勝
強そうだとあたりを付けていた、二つ目のデッキです。
ボブスレーと獣医で、山の頂上の3のカードにバフをかけるデッキですね。
ただ、両方のバフカードがBデッキにあり、しっかり組めるか不安でしたが、ボブスレーと獣医を1-2で取ることが出来ました。
最後の決勝はお互いギリギリでいい試合でした、ボブスレーがきれいに刺さっていた印象があるのでMVPですかね。

全体で40戦33勝で、凄く低い得点の試合もなく、十分な成績だったと思います。

○最後に

今回は大会があったことで、基本セットのこのプールについては、記事に出来るくらいには構築について詰めていけたのではないか、と個人的には思います。
(拡張は知りません、いずれやるかも)
とは言ったものの、このゲームは構築にかなり運が絡むので、これが100%正しいとも思っていません。
あくまでも、自分が大会に挑むうえで考察したことなので。
他にもいろんな人の記事上がってますし。

なので、是非この記事を読んだら、実際にプレイしてみて、もっといい構築の方法なんかがあるかも、とか考えたりしながらプレイもらえたら嬉しいです。

ではまた。


☆おまけ
今回の大会では優勝賞品として、持ってない人は拡張のビーチカップがもらえる予定だったのですが、自分はもう持っていたので、それで交渉したら「アルナックの失われし遺跡」の次の拡張である、消えた調査隊拡張がもらえることになりました、やったね。

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