スライド作成をさっさと終わらせたい院生のためのPowerPoint Tips: 第4回「クイックアクセスツールバーを使おう」
こんにちは、榎本です。
今欲しいものは、「博士号取得見込み」と「お金」です。
いきあたりばったり連載第4回、今回は「クイックアクセスツールバー」の話をします。
・クイックアクセスツールバーとは?
これです↓↓
ここによく使う操作(テキストボックスを挿入、など)を登録しておくと便利です。
・クイック アクセス ツールバーに「テキストボックスの挿入」を追加してみる
まず、「挿入」→「テキストボックス」と進み、「横書きテキストボックスの描画」を右クリックすると、「クイック アクセス ツールバーに追加」というメニューが出てきます。
これをクリックすると、クイックアクセスツールバーに追加されます。
同じように、自分がよく使う機能をクイック アクセス ツールバーに登録しておくと便利です。「数式」など。
・クイック アクセス ツールバーに追加した機能を使う
クイックアクセスツールバーのアイコンをクリックすると、その機能が使えます。しかし、私は「マウス操作より、キーボード操作のほうが早い」という考えを持っています。
そこで、クイックアクセスツールバーに登録した機能を、ショートカットキーのようにキーボード操作のみで発動してみましょう。
まずPowerPointがアクティブになっている状態で、「Alt」を押します。
すると、↑こんな感じに各タブ、及びクイックアクセスツールバーの各機能に英数字が表示されます。これは、「今このキーを押すとこの機能が発動するよ」ということを示しています。
たとえば、このときに「N」を押すと挿入タブに入れます。
すでに皆さんお気付きの通り、ここで数字キーを押すとクイックアクセスツールバーの機能が使えます。
今回の設定の場合、「Alt」→「4」と押すと、「横書きテキストボックスの挿入」が使えます。同時押しではなく、「Alt」→「4」と順番に押すことに注意してください。
あとは皆さんお好きなようにクイック アクセス ツールバーをカスタマイズしていただいて、ひたすらキーボードを打って慣れましょう。自分の場合は「横書きテキストボックスの挿入」を非常によく使うので、「Alt」→「4」という流れは完全に体に馴染んでいます。
・応用編「図形の縦横を綺麗に揃える」
ポンチ絵(Schematic, 概念図)を作成する際、「う~ん、この図形とこの図形が綺麗に縦に並んでくれたらなぁ」と思うこと、あると思います。
今回紹介した「クイックアクセスツールバー」を使うことで、この作業を行ってみましょう。例として、2次元結晶の模式図を書くことを考えます。
似たような図は、最近だとDeep Neural Networkの模式図にもありますね。グラフ理論とかでも、使うかも知れません。私は専門外なのでよく分かりませんが...
さて、この図形の基本コンポーネントは「丸」と「棒」です。
とりあえず、丸を複製して5個にします
今作りたいのはお団子ではなく結晶なので、いい感じにそれぞれの距離を離します。最近のPowerPointには「スマートガイド」という機能が搭載されており(図形を動かすときでてくる赤い点線のこと)、適当にマウスでぐりぐりしただけでもまぁ綺麗に離れてくれます。
今回はわざと、汚めに離してみました。
これを綺麗に揃えてくれるツールとして、「ホーム」→「配置」とたどった先の「配置」というのがあります。これ、パワポの神機能なので知っていて損はないと思います。
この神機能「配置」をクイックアクセスツールバーに追加します。
ここで、先の5個の丸を選択した状態で「Alt」→「数字キー」と押して「配置」を発動させると、いろいろなアラインモードが選べます。
左揃えはLeftのL、同様にCenterのC、RightのR、TopのT、MiddleのM、BottomのB、HorizontalのH、VerticalのVでしょうか。AとOは分かりません。
ここで「左揃え」の後「上下に整列」をすると整います。
キーボードの操作は「Alt」→「数字」→「L」→「Alt」→「数字」→「V」です。整列の後、間を線で繋いだのが以下の図です。
これをグループ化して横に増やし、整列。
上の丸を線で繋いで、4本の線をグループ化。
これを下に複製。
このとき、「Ctrl」と「Shift」を押しながらドラッグすると便利です。(移動の軸を固定してコピー)
ちょっと長くなってしまいました。今回の内容は以上です。
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