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Vol.2:売れっ子作家への道は険しい?初動に迷ったら取り組む3つのこと

売れっ子作家を目指してネットショップを立ち上げると決めたから、さっそく大手サイトに登録した!という人、ちょっと待って!!
ショップページを作る段階でフリーズしていませんか?
フリーズしてしまう理由はショップのコンセプトが決まっていないからかもしれません。

今回の記事は…

  • 最初に何からすればいいか迷っている人

  • ショップのコンセプト作りがよく分からない人

  • イメージが散らかっていてまとまらない人

そんなあなたのお手伝いができる内容です。


迷ったらコレ!立ち止まらずに行動できる3つの準備



新しいことを始めるとき「何から始めたらいいか分からない」と立ち止まってしまうタイミングってありませんか?
ネットショップの開設も同じで、ただ大手サイトに登録すれば販売が始められるかというと、そうでもありません。
売れることを目標にするのであれば尚更です。
そこで迷ったらコレ!という3つの準備を紹介します。

ショップ開設までにはすることがたくさん!スケジュールで管理しよう

「当たり前のこと」と思った人もいるかもしれませんね。しかしその当たり前のことを飛び越えてしまう人は結構たくさんいます。
今回は頭の中でスケジュールを組み立てるだけでなく、書き出すことに重点を置きましょう。
スケジュールを立てることで、あなたの行動力を最大限に活かせますよ。

ではショップ開設までのスケジュールを立てる利点を見てみましょう。

  • 自分の現在地が分かる

  • 進捗を管理できる

  • することの優先順位が付けられる

  • 有識者にアドバイスをもらうときの資料になる

スケジュールは「ゴール(売れっ子作家)への地図」のひとつです。
利点の内容をそれぞれひも解いてみますね。

<自分の現在位置が分かる>
今回のゴールは「ショップ開設」です。
ショップ開設日を決めたら、ゴールからスケジュールを埋めていきましょう。
精密なスケジュールを作る必要はありません。大枠をとらえたゆるめのものをオススメします。

EMIとMAHOが立てたスケジュールの一部

画像はEMIとMAHOが立てた大まかなスケジュールです。
このスケジュールには9月オープンバージョンと10月オープンバージョンの2種類があります。画像は9月オープンバージョンです。
10月オープンバージョンは商品開発の期間を長めに設定してあるだけで大筋での違いはほとんどありません。お互いの仕事のスケジュールとの兼ね合いのために用意したプランBといったところです。

ショップ開設までにしなければいけないことを3つのカテゴリに分けて時系列を整理しました。
私たちが設けたカテゴリは「商品開発関係」「プロモーション関係」「販売・会計関係」としています。ふたりで話し合いが必要な部分は「懸案事項」に詳細を記載。どのカテゴリの話か分かるようにアイコンを付けました。
スケジュールは週ごとにしています。打ち合わせの予定が取れなかったり、思うように作業が進まない可能性もあるので、日毎で区切ると窮屈になって計画倒れしてしまいそうだったからです。

5月はあまり予定がありませんが、6月になるとどのカテゴリにもそれぞれ用事が入ってきます。

EMIとMAHOが立てた予定6月部分抜粋

このnoteを書いたのは2024年6月7日です。現在の進捗状況を例に書いてみます。
商品開発:刺繍データの作成完了。本番の材料を注文中
プロモーション:未着手(ふたりともPC作業に強いので、十分巻き返せる)
販売・会計:ECサイトを選ばずに販売する方法を検討中

大体スケジュール通りといえば通りかな?という印象です。

スケジュールの書き方は、あなたが使いやすければなんでもOKです。
画像は一部ですが、書き出すことで準備の過不足がひと目で分かります。

<進捗を管理できる>
仕事として取り組むのであれば、やはり管理はおろそかにできません。「なんとなく」やっていると、つい「できたつもり」になってしまいがちです。
ひとりで取り組むのであれば、スケジュール表があなたのパートナーになってくれるでしょう。
チームなら予定を共有でき、手が足りない部分をフォローしあえます。

<することの優先順位をつけられる>
スケジュールを立てるときは、やることも一緒に書き出しますよね。
例えば、当初より予定がタイトになってきたとしましょう。頭の中だけに予定があると「どれもこれもしないといけない!」と思って慌ててしまいませんか?
しかし書き出しておくと、どれから着手すればいいか優先順位を付けやすくなります。予定のリカバリー策を効率よく出せるでしょう。
逆に、進行が早ければ新しい商品開発をしてもいいですよね。
チームで進めていれば、自分の仕事が終わった空き時間で前倒しでできる情報収集や軽作業があるか、一目瞭然です。
時間を有効に使う手助けになります。

<有識者にアドバイスをもらうときの資料になる>
すでに利益を出しているハンドメイド作家さんやマーケティングに詳しい人など、相談相手が見つかったときにアドバイスをもらう資料にできます。
言葉だけで現状を伝えるより、見てもらった方がより詳しいアドバイスにつながるでしょう。
成功している人の話は聞いておいて絶対に損はありません!
アドバイスをお願いするときは相手の時間を使ってもらっていることを忘れないようにしましょうね。

スケジュールの作成はEMIが担当しました。EMIが考えられることを全て書いて、MAHOが付け加えたり意見を出したりするというスタイルです。

スケジュールは一度決めたからといって、それ通りに進まなくてもOKです。
ポイントは「ゆるく」です。急にお子さんが体調を崩すこともあるかもしれませんし、あなた自身が疲れて何もしたくない日があるかもしれません。
予定をリカバリーすることもスケジュールの目的のひとつなので、活用していきましょう。

商品作りってどうすればいい?アイディア探しをしよう

ショップを作ることを決めていても、まだ商品がない人もいるでしょう。私たちも「やるぞ!」と意見は一致したものの「この商品でやろう!」というものがあったわけではありません。
商品作りのアイディアを集めることから始めました。
しかし指標が定まっていないと、お互いが迷走してまとまらなくなってしまいます。
そこで私たちが設けた指標を紹介します。

  • ハナウタを歌いながらできるもの

  • 高単価で売り出せるもの

  • 作っていてワクワクできるもの

大事だと考える順番に並んでいます。
まずは「ハナウタを歌いながらできるもの」は大事です。手間と作品の見栄えは比例していることが多いですよね。
しっかりと作り込まれたものは芸術品のような完成度があります。
しかし大量生産するのは難しく、高いスキルと多くの時間が必要です。私たちのネットショップは「ハナウタ運営」が基本ですから、マッチしません。
単純な作りで、アレンジを変えればいろいろなバリエーションが出せるようなものが理想です。

仕事としてのハンドメイドショップですから「高単価で売り出せるもの」は力を入れたいポイント。
材料費、制作時間、梱包費などを差し引いても十分な利益が出せるもので、オリジナルとして展開できる伸びしろがあるものだと最高です。

ハンドメイドの商品はモノです。商品がお客さまのところに行って、自分でエピソードを語ってくれることはありません。
だから効率重視、原価重視で作ってもいいわけです。でも自分たちがワクワクしないときめかないものを、お客さまに選んでもらえるでしょうか?
モノは語りませんが、丹精込められて作られたものは何となくわかります。
作り手が楽しくないとハンドメイドは始まりません。

この指標を満たす品物をネットでどんどん探していきました。
探したら忘れないように「URL」「画像」などをメモしておきます。ここで大切なのがショップ立ち上げに関して集めた情報はひとつにまとめておくことです。
パソコンで作業をするほうが多ければ、ファイルをまとめるフォルダを作ることや、ひとつのスプレットシートで管理するなどがいいですね。
アナログで進めている場合はごちゃごちゃにならないように、ノートを一冊にすることや、書類ケースを利用して一括管理しましょう。

諦めるタイミングも大切!資金の上限を決めよう

「売れっ子になるぞ!」とゴールを決めていても、諦めないといけないタイミングが出てきます。
仕事として始めるのであれば、引き際を考えておくのも大切なことです。
引き際を分かりやすくするには、資金の上限を決めるのが効果的です。

私たちの場合は、ふたりで進めていくので5万円ずつ出し合スタイルにしました。
準備に必要なものを必要なタイミングで購入していき、お互いがいくら使ったかを共同の帳簿に書き込んでいきます。
ふたりで出すこともあり、余裕を持たせた資金の枠を設定できました。

そして、資金の上限がきたときに「やっぱりカタチになりそうにない」となれば、諦めようと約束しています。

ひとりで始める場合も、ネットショップを開設するためにまとまったお金が必要になることはあまりないと思います。
「ちょこちょこ出していてすごい額になっていた」ということがないように決めておきましょう。

【まとめ】立ち止まらなければ、次のステップが見えてくる


一度立ち止まってしまうと、再び動き出すには大きなパワーが必要です。
スケジュールを立てるのは、止まってしまいそうになったときの打開策でもあります。
自分の現在地を確認することで次のステップをすぐに理解できるます。
必ず計画通りに進まなくても気にしなくて大丈夫!

何もしたくないときがあっても大丈夫!
そんなときはベッドでゴロゴロしながら情報収集をするのもアリです。スケジュールの「ゆるみ」を活用しましょう。

【次回予告】EMIとMAHOの初動はどうした?私たちの場合を紹介

実際に私たちはどんな動きを取ったか、事例として紹介します。
チームでの活動を検討している人は、話の中にヒントがあるかもしれません。ぜひ読みながら探してみてくださいね。


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