嬉しいこと

今日はとても嬉しいことがあった。親に会社を辞めるかもしれないと話したのだ。そして、いいんじゃない、あなた次第だものというリアクションを受けたのだ。もったいない、辞めるなんてとんでもないといった反応をされるかと思ったのに、その真反対であったといった話だ。

私の仕事は研究開発職だ。その仕事は誰もができるわけではない。誰もがその畑にいけるわけでもない。そのような中で、私は努力をしたり工夫をしたりして成果を出してきた。そして、一通りやりきったと思った。この恵まれた環境を手放して、自分のやりたいことをやりたいと考えたのだ。

親は私が研究していることを応援している。私の作ったものがCMで流れたりすると、出てたよと教えてくれる。今度はこんな広告を目にしたよと教えてくれる。それは嬉しいことだし、誇らしく思っている。

チームメンバーにも私は恵まれている。みんなわちゃわちゃと楽しそうに仕事をする。私はその組織のリーダーであるわけなのだが、みんなが働きやすいようにと、色々と工面した。問題があったら何々?と聞き、不満や不安もどうしたのと話を聞く。そこで、本当はものすごくやばいことであっても、大丈夫だよ、問題ないと声をかける。不安な人を、更に責めてもいいことはないので、大したことないと振る舞う。自分よりもひと回りやふた回り違う人たちの心のケアをする。

これは例えるならば親が怒ったり気が立っていると、子供も不安になるなという考えからこのように振る舞っている。それが実際に窮地においやられていたとしても、親に余裕があれば子供も大丈夫と思える。

恵まれた環境を手放すことに対して不安になることもあったが、自分がいいと思える方向に歩みを進めていこうと思う。

ひとつ執着をなくせて良かった。

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