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気持ちを書き出すと満たされるか

気持ちを書き出すと満足する。しかし、真に満たされないと私は思っている。それでは真に満たされる状態とはどういったものかを話していく。

真に満たされる状態とは、囚われがないことであると思う。つまり、安心している状態をさす。自分は大丈夫だと思えている。過去や未来に執着していない状態である。

気持ちを紙に書き出すと、発散できる。辛かったこと、憎かったこと、悲しかったこと、好きに書ける。自分の気持ちがわかってスッキリする。癒される。読み直せばこう感じていたんだと、一歩引いて自分を捉えることもできるし、分析できる。そうしてこんな形になったんだと原因を探ることもできる。気持ちを書き出すと、大変癒されるが、真に満たされる状態ではない。

真に満たされるようになるのは、書いて発散する、客観視することではない。何かすることで大丈夫だと思うことではない。自分のこれまでに対して、この困難があったからこそ今があると肯定的に捉えることでもない。将来に対して、ベストな解を考えて実行していくことでもない。自分は大丈夫だという根拠をあれこれ連ねることでもない。真に満たされるようにすることは、何をするでもなく、自分を大丈夫と思うことだ。安心することだ。安心することは、休息して頭と身体を空っぽにすることである。例えるならば、瞑想やマインドフルネスはその手段だと思う。

今この瞬間に対して大丈夫と感じることは、人により様々だ。本を読んでいる時かもしれないし、お風呂に入っている時かもしれない。気持ちを書き出している時かもしれない。初めに言及した気持ちを書き出すことと何が違うかと言えば、その感覚は突然訪れる。しかし、これでは偶然で、どんなに時間をかけてもその瞬間は来なさそうだと、私は感じたので、私の体験を記したのが上記の記事である。一番誰にでも起こせるプロセスを書いている。

こちらの記事でも紹介したが、日々の喧騒を忘れて、自我が消え去り、高次元のものと一体になる感覚のことである。何かに取り組んでいても、理由なく、過去や未来に囚われることなく、大丈夫と思える瞬間は来る。しかし、何かに取り組みながらであると、この状態にはなかなかならないので、個人的には瞑想やマインドフルネスを推している。


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