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表現者として生活する

表現者として生活するのは正直難しい。何より生計を立てることが難しい。有名な画家であるパブロ・ルイス・ピカソ(Pablo Ruiz Picasso, 1881年10月25日 - 1973年4月8日)は、絵画に対する基礎をいち早く身につけ、入学の難しい絵画の学校に入学し、絵の世界では登竜門のようなコンクールで評価されることで、自由に表現する足場を作った。その後は有名なように亡くなるまでその作風を変え続け、挑戦を続けてきた人だ。

表現者になる人みんなが皆、狙って表現者となる足場を作るわけではない。避けがたい困難があってその道に進む人も多い。自分を癒すのだ。人と比べなければ、その生活は穏やかである。しかし、生活の基盤を作らなければ、人に多く認知されて評価されなければと思うと深刻に悩む。制限が出てくる。自分が受け入れていないような気がして辛い。まるで無視されているようだ。疲れる。やる気がなくなる。無気力になる。生み出せない。

しかし、表現者となる人は、満たされている人を知っている。ワクワクしていて、いつも目をキラキラさせている。何かに意欲的に取り組む。例えるならば、こちらのJosh Kaufmanのような人である。なお、私はこの方にあったことはないが、何かに囚われなく取り組む人であることがわかる。なおこの動画は要点を得れば20時間である程度物事が上達する、できるようになると語っている。

なお、私はこれまでこういった子供のようでもあるし、人の気持ちもわかるし、物事を俯瞰的に捉えて再現性の高いといった特徴を兼ねそろえた人を紹介してきた。

ピカソの基礎を習得して評価されて生活を安定させた、Josh の物事を取り組む時に要点を掴めば、20時間程度でできるようになるという例を紹介したが、私はそんな基礎はなくていいと考えている。今の状態であることの他に何もいらない。今、自分が興味を持って取り組むことである。しかし、実際に安定した収入がない人は、明日の生活に不安を感じる。これでいいのだろうかと悩む。悩んだ末、人と違うことをしようと分析を始めたり、人に認められようと、無理して何かを表現したりする。

今の生活で衣食住が安定しなくても、ギリギリの生活を続けていたとしても、何かにこたえようとしなくていい。まずは、何か身体を動かして、身を守ろうとしてきた人はゆっくりと休むことである。結果はおのずとついてくる。

なぜ結果がおのずとついてくるのかと言えば、ゆっくりと休むことで意欲が湧いてくる。意欲が湧いてきた時に、ああしてやろう、こうしてやろうと思う必要はない。ただ、今やりたいと思ったことをやることである。今の自分の能力で、できることをする。それを楽しむ。多くの基礎、手段があることは表現の一つとなるかもしれない。可能性になるかもしれない。しかし、最もユニークに、唯一無二の存在になるためには、自分のこたえることが最も近道となる。

ゆっくり休む時、頭と身体も空っぽにすることである。身体を筒のような状態にするといい。瞑想やマインドフルネスはその手段の一つである。

頭を空っぽにすると、囚われることがない。ああしてやろう、こうしてやろうと思わない。無条件に、自分は大丈夫と思える。こういった状態で創造すると、自分の興味で物事に取り組む。何かに執着することがない。

しかし、そんな状態で初めても、途中で行き詰まることがある。飽きてきたり、何かやる気がでなくなったりする。そのようなときはまた同じようにゆっくりと休むといい。大の字に寝っ転がって、頭を空っぽにするのである。白紙に戻すことである。すると、悩んでいたことが、自分の思いもよらなかった形で解決する。

表現者として生活を立てるのは、正直非常に難しい。しかし、それは何かに囚われているからである。表現者となった背景には、これまでに避けがたい困難があった。受け入れられなかった、周囲にこたえないといけなかった。戦って身を守る必要があった。それは大変であった。その時なりのベストは尽くしたが、疲れて自分を癒す必要があった。不安を解決しようと表現者になるので、うまくいかない。みな仮面をつけているからうまく行かない。

明日、明後日の生活をしていくのが辛く感じたとしても、大丈夫である。今は仮面をつけているからうまくいかないのある。どんな状態からでも、仮面ー囚われはなくせる。過去や未来への執着を手放せる。



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