結婚相手はどのような人がいいか

私は30代の既婚者だが、若いうちは色々な人と接するのがいいと思っている。更にそんな私が結婚相手に条件を上げるならば、統合的な人がいいと思っている。付き合う人と結婚相手は異なると思っている。

統合的な人とは、子供のように無邪気で、日頃目を輝かせて物事に取り組み、囚われがなく穏やかな人だ。これまでの経験から今やることを決めるということをしない。得意だからこれをするなどとしない。今興味のあるものをする。不安なことを解決しようと、安心できる姿をイメージして、そこに行き着けるように地道な努力を嫌々する人でもない。過去や未来に執着せずに、今の自分のやりたいようにやる人だ。

統合的な人は物事を一歩引いて捉えることができる。この業界はこうなってるな、この分野はこれとこれで成り立っているな、など把握している。仕組みを理解して、流れを読むことができる。ある程度今度起こることが予想でき、それが当たりやすい。また、人とのコミュニケーションも得意だ。人の変化にすぐ気がつく。今日は体調が悪そう、なんだか焦ってるから何かあったのかなと気がつく。しかし、気づいてもその状態を無理に変えようとしない。人に対して無頓着だ。これは冷酷というわけではない。ただ、見守っているのである。本人が気づかないと物事は根本的に解決できないと知っているので、干渉したり変えようとしない。

このような人がどこにいるんだ?と思うかもしれない。そのような場合は、最も物静かで優しいと思える知人をイメージしてほしい。その人は行事やイベントの時に目立ってこなかった。無難にそこにいた。しかし、周囲とのかかわりを楽しんでいたような人だ。そのような人は目立たないので、一般的にモテるというタイプではない。むしろモテないことの方が多い。しかし、モテないのは異性と過度に親しくなるようにかかわらなかっただけで、ひっそりとそばにいる。

統合的な人は、真っ白なキャンバスのような人とも言える。スポンジのような人とも例えられる。どのような形にも変化できる。吸収も早い。統合的な人は自分がそのような人とは思っていない。そんな原石のような人ではないと驚き、謙虚さを保つ。毎日を無理なくバランスを保って素朴に生活している。

統合的な人は安心している。社会的ステータスもお金も豊かではなく、オシャレではない。一般的なモテる人ではない。しかし、統合的な人は化ける。結果的に社会的ステータスを得て、お金を得て、オシャレも心得るようになる。品の良い形となる。

統合的な人といると、どんどん知らない世界にいくことができる。しかし、その知らない世界は今の自分から確かに続いている世界である。しかし、ひとりでは何かにしがみついてそこにいくことが難しい。しかし、統合的な人が一緒であれば、自然と無理なくそこにたどり着く。より満たされるようになる。

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