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良い文章が生みだせるとき

 私は近頃よい文章が生みだせるようになりました。それにはルーチーンがあるので、ここに書き残しておこうと思います。

はじめに

 ルーチーンの話に行く前に、ある小話をします。ある有名なアーティストが「自分の中にあるものを全て出しきった時、良いものが作れる。」と言っていました。今回のルーチーンもそれに当てはまります。

 私の良い文章が生みだすルーチーンは6ステップに分かれます。なお、この6ステップで確立できているのは、私の勝手にやっていることが「本を書くこと」だからです。私には「不安な人から安心している人に多くの人がなって、より満たされるようになったらいいな」という想いがあります。夢があります。これまではこの夢をサラリーマン畑で実践してきました。今は「やらなければならない」ことが限りなくない環境なので、夢を叶えるための手段を「本を書くこと」にして、生活しています。本を書くことであると分かったのは、オンライン配信でのカウンセリングや動画作成、本を書くことなど色々試してみたからです。その中でも本を書くことが私にとっては最も無理なくできることでした。話は少しそれましたが、それでは良い文章を生みだすルーチーンについて紹介していきます。

ステップ1:情報を集める

 私は先ほど説明したように夢と夢を実現するための手段を決めています。そのため情報を集める時は、文字ベースになることが多いです。とは言いましても、全ての情報収集は文字ベースになるかもしれませんが、私は本を読んだり、気になったワードをネットで検索しています。あるユニークなワードに出会ったら、それに関連する人やその他のワードも徹底的に調べます。ある程度調べると、すでに知っていることや同じような人に毎回たどりつきます。すると情報収集の潮時です。その得た知識を元に次のステップへと行きます。

ステップ2:自分の考えていることを書き出す

 次に情報をえた上で自分が生活していて、感じたことや気になっていることを書きだします。私の場合は手段は2つあり、このnoteに書き散らかすことと紙の上で書きだすことです。紙での方法はさらに2つに分かれ、マインドマップのように気になっている単語について書き出すことと、何か課題やテーマを決めて、それに対する自分の考えや原因を一文で書いていくことです。後者は「なぜなぜ分析」に近いかもしれません。どうしてその課題があるかを「〜だから」といった形で書きだしていきます。この「なぜなぜ」が私にとって最も効果的です。良い記事のテーマになることはたいてい「なぜなぜ」の結果から抽出されます。

ステップ3:自分の考えていることをまとめる(主従関係をつける、整理する)

 そうして考えたことを体系的にしていきます。ココこそが研究職のサラリーマン時代に得た能力が最も活躍する時です。切り口を考えたり、主従関係を決めたり、ジャンル事に整理したり、効果を考えたり、方法を体系的にしたりします。時には事象をまとめて表す抽象度の高い言葉を見つけてきたりします。そういった時にたいへん活躍しているのが連想類語辞典です。私が学生の頃はこのような辞典はなく、この作業をするために類義語を検索したり、英語にしてみたり、英語から類義語を検索したりしていました。世の中便利になったものです。話は逸れましたが、まとめていると「ユニークな単語」が必ず現れます。テーマに対してユニークな単語を3つくらいに絞り終わった頃が次のステップに移る目安です。

ステップ4:まとめたことを書き出してみる

 次に考えたことを書きだしてみています。これにはこのnoteを使っています。私はnoteを気に入っています。なぜなら私は人が「スキ」を押したら記事を必ず読み返すからです。以前はメモ帳に書き出したりしていたのですが、不思議なことに全く読み返しません。すると、自分の文章のクセや考えていたことの振り返りができないので、ただ発散させただけで終わってしまいます。書き出すことで自分の思考に流れをつけてさらに整理できますし、見返して気づきを得ることにもつながりますし、noteに書きだすことは私にとって良い手段です。

ステップ5:一旦寝かせる

 書き終わると達成感を得ます。すると私の場合はお散歩に行ったり、ご飯を食べたり、運動したりと考えていることから離れます。これがリラックスにつながっていて、無意味なように見えて私にとってはたいへん意味があります。この時間にやったことをなかったことに挑戦したり、これまでやってたとこを更に追求してみたり…とこの時間がほしいから本を書いていると言っても過言ではありません(笑)。

ステップ6:まとめたことを意識せず自由に書いてみる

 寝かせた後は、うまく書こうなどと気負わず自由に書いてみます。するとなぜか良い文章が生みだせるようになりました。まだまだ必ず再現性がある状態とは言い難いのですが、人から良く思われようとか意識することなく、自分が閃くがままに書いていきます。こちらが私が良い文章を生みだせたと思った記事です。

おわりに

 「自分の中にあるものを全て出しきった時、良いものが作れる。」とは言っても、これを日常生活の中で体感することは正直少ないのではないでしょうか?少なくとも私がサラリーマンだった時はあまりできていませんでした。精査する時間があったら、次の業務に着手しないとまわらなかったですからね。理想を言えば、仮に私がうまく立ち回れれば、精査できたのかもしれませんが、実際にはうまくいかなかったなぁと回想できます。

 しかしサラリーマンのように毎日が何かに追われる日々でも、工夫次第で良い文章が生みだせる人もいるのではないでしょうか。負荷があるからこそ行ける世界もあると思います。


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