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現状に満足することと挑戦すること

安心している人は現状に満足する。そして挑戦する。新しいことに取り組んでみたり、これまでやっていることの延長で更なる難しいことをやってみる。

不安な人は現状に満足できない。そのため色々なことを衝動的にする。これは挑戦とは異なる。新しいことに取り組んでみる点は安心している人と同じであるが、やってみてもどこか長続きしない。すぐに飽きてしまう。お金ばかりがかかる。ブランドものを好んだりする。

不安な人の挑戦は今の心のわだかまりを解消しようとしている欲求から行動している。お腹が空いたらご飯が食べたくなることと同じように。それではどうすれば安心している人となれるのか。

一番手っ取り早い方法は統合的な人の近くにいることである。統合的な人は人に対して無頓着だ。どのような状態も受け入れる。物事に良し悪しの判断をしない。人の変化にもよく気付き、共感を覚える。論理的な思考をすることも得意で、物事を一歩引いて捉えられる。自分自身が満足しているので、マウントを取ったり、支配的になったりもしない。つまり、感情的、論理的、本能的にバランスが取れている。不安な人はどこかに偏りがある。この偏りはこれまでの経験からそうなってしまったのだ。人は誰しもが初めは偏る。それは避け難い困難を乗り越えてきた証だ。

次に不安な人が安心した人となるために効果的な方法は、何もしないことである。ゴロンとベットや少し弾力のある床に寝っ転がり、呼吸をする。口を閉じて自分の湧き上がってくる思考を観察する。時には嫌な想いも湧いてきたりするが、そこからあれこれ回想するのではなく、あぁ、こんなこともあったかなと気に留めないように心がける。この方法は瞑想やマインドフルネスで検索すると指南書に出会えるだろう。

それでも統合的な人が近くにいなかったり、何もしないことが難しい場合は、モノを捨ててみることである。手元に一軍だけを残してみることである。個人的には”コンマリ”(近藤麻理恵)さんの”ときめき”を使った片付け方法を試した人であるが、参考にする手段はなんでもいいと思う。自分にとって便利で必要なもの、好きなものを残して、後は捨てていく。

最後にこれは自然とできる人とそうでない人がいるかもしれないが、表現をしてみることをオススメする。表現は音楽でも絵を描くことでも話すことでも革細工をするでも、踊ることでもなんでもいい。自発的に行動することをしてみる。テレビを見るや動画を見るはこれに該当しない。受動的な行動はこれに該当しない。お風呂に入ることやマッサージ、髪を切ることも同様である。しかし、受動的な行動をした後にレビューを書くことは該当する。初めのうちはどれも続かなかったりするかもしれないが、これだけは少しはしっくりくる、無理なくできている、何故か継続できているということに出会う。それに取り組むうちに、不安な人は安心している人に自然となっている。

上記は身体を十分に休めないとできない。疲れていては、やる気がでない。寝たいと思う。無気力で疲れている。そのような場合は意欲が湧いてくるまで休むことだ。そんなにも焦る必要はない。


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