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BE:FIRST VIVA LA ROCKレポ

初公開された新曲、MCそれ以外の景色や感想を書いていきます。

自身が振り返り思い起こすときの役割も込めてるので、アーカイブ配信だけでは見えなかった景色も楽しんでいただけたら本望です。


BE:FIRSTの席指定のないフェスはスパソニ以来で、本人らももちろんBESTYにとっても馴染みがない少ない会場であったし、今回抽選なしでチケットが購入できることで、いろんな「初めて」だった方が多かったんじゃないかと思う。

ゴールデンウィークということもあって、これまで来られなかった遠方からの参加者や、お子様を連れての参加者、多様な人が集まっていたと思う。

それはまず会場に着いたときにBMSGシャツの数の多さから驚いた。
『BE:FIRSTのライブに、他界隈のファンが来ている』と見える規模(見え方の話)
「あ、あの人BESTYだ」っていうレベルじゃなくて、視界に入らないことが全くないレベル。

9時過ぎに到着してアリーナエリアへの入場列に並ぶがスタッフの方から「アリーナへの入場規制をしています。今並ばれてもアリーナへの入場はできない場合があります」とあった。

このときまだ9:30頃だが、既に相当数の人がアリーナ入りしているとのこと。

BE:FIRSTの出番は13:25だけど、別の時間からアリーナに入って、他のアーティストを楽しむのもオーケーなため、多くの人が既にアリーナに立ちビッケブランカを待っている。

スタンドからアリーナの様子が上から見えたんだけど、みんな頭の上で手を叩き、手をステージに縦に振り、アーティストに応えていた。

その様子はウエーブのようで、長くこの景色が見られなかった音楽業界、コンサート、フェスの「やっと会えたな」感が沁みた。

ビッケブランカが終わり、アリーナから出ていくファンと入れ替わりにアリーナ待機列にいた我々もいよいよアリーナへ。
距離感はぴあアリーナ前から13列目より多少近い感じがして、上部のモニター、ステージ共に視野に入る距離感だった。
BE:FIRST以外のファンもいる中でこの距離は十分に近い方で満足度高かった。

Twitterで「BE:FIRSTが終わったら帰るんですね」的なものを見たけど、上述した通り、目当てのアーティストが終わると出ていくファンもいれば、次のアーティストや隣のWORLDステージに向いて目当てのアーティストの登場を待つ人もいる。
だからBE:FIRSTのパフォーマンスまではBESTY以外がアリーナから出ていき、代わりにその時間帯に入りたいと希望する人(多くはBESTY)が入っていき、アリーナのBESTY純度が上がっていく。
アリーナの先頭、または自分らのような位置にいるためには9:30より前から並んでいないといけなかった。
BE:FIRSTのパフォーマンスが13:25 あと4時間以上。

それまでもちろんアリーナ外に出られない(心理側面)、トイレにもその間行っていない、腕上げてハンズクラップして飛び跳ねてお腹も減るでしょう。
BESTYがエリアから出ると、次のアーティストファンも入れ替わりで入ってくる。
入れ替わりや好きな場所で音楽を楽しめるフェスでなんら不思議ではない事象だったと思う。

だから、参加した人もしてない人もそのツイートにもし気分を害した人がいたら、こういう状況だったから心穏やかにしていきましょう。
むしろそんな長時間共に頑張ったBESTYをポジティブに愛でていきましよ。

各バンドが出番間近にボーカルや楽器のサウンドチェックで照明が不完全なステージに現れるんだけど、BE:FIRSTの出番が来ると、Gifted.のトラックが流れ出し、同時にメンバーの登場。
荘厳なトラックの低音が会場を震わせ、比喩表現ではなく本当に地面が震えていた。

声もダンスも力を抜いた状態でBE:FIRSTがリハーサル。

この会場で響くこのトラック、彼らのパフォーマンスを想像しただけでテンションと緊張感が上がっていく。

照明が落ちてモニターに史上初出演となるボーイズバンドBE:FIRSTが紹介される。

いよいよ、スタート(記憶は10%程度)

暗いステージに、マイクチェック風にラフな感じでMANATOらが入ってくる。
SOTAによるラップがテクニカルかつ猛々しく、SHUNTOのイケボ大発揮していたという印象だったろうか。
RYOKIもラップしていたはずだ。

BE:FIRSTはいろんな表情の楽曲を表現してきた。

・明るく希望的な曲
Be Free、Shining One、
Kick Start、First Step、Bye-Good-Bye
・荘厳
To The First
Gifted.
・セクシーかっこいい
Betrayal Game
・バチバチかっこいい
Move On、Brave Generation

としたら、今回の新曲はHIPHOPみがある「バチバチかっこいい」のカテゴリーだったと思う。
Brave GenerationのHIPHOPノリ版かな。

セトリはこんな感じ。
新曲
Brave Generation
Betrayal Game
To The First
Move On
BeFree
Shining One
Bye-Good-Bye
Gifted.

ロックフェスにおいてギターの歪む音とハードなボーカルで、一種の先入観を壊すのにBrave Generationの曲順は一躍買ったと思う。
その証拠にSHUNTOに対する高評価を、初見の方から聞くことが多かった。

きっと、今回BE:FIRSTのことを未知で来た人もいるだろうし、未知+ボーイズグループというラベリングから固定の先入観を持ってきた人もいると思う。
その中で、確かなダンススキルと、圧倒的に歌い上げる歌唱力を持ってして、「先入観をぶち壊す」こともできたはずだ。
ちょっと試しに未知な人になりきってみると、『出てくる人全員歌うし、全員上手いな!』『しかもずっと歌って踊るをこのクオリティ保ちながら見せてくる!』『これはすごい!』となる。

このフェス参加に伴ってSKY-HIからMCで刺す、心を動かすということを課されていた。

曲間で口を開いたのはSOTA
みなさんロックは好きですか?とオーディエンスに投げかける。続けてHIPHOPはどうですか?
他にもR&Bなど様々な音楽ジャンルを挙げて、『僕たちも様々な音楽が好きです』
『一年前は僕らも同じ音楽好きとして音楽を聞きに会場に足を運んでいました』『ステージの上も下も、大小も関係ないです』

この『音楽好きですよね』という言葉の大きさには、『壁のこちらとむこう』や『こちらの界隈とその外』なんていう小さいくくりの話じゃないスケールを感じさせられた。
『音楽が好きなら僕らもそうだし、君たちも好きなの?だったらみんな同じ円の中にいるよね』という、大きく優しい思いが見えてくる。
ミクロでは1対1、音楽というバカでかい円で囲えば全員が仲間ということ。

いろんな社会生活してると一人ひとりがいろんな場面ごとに多様なラベリングを纏ってる。
「ジェンダー」「年齢」「家庭での役割」「ロッカー」「ダンサー」「HIPHOPヘッズ」…いろいろあるけど、『音楽好き』の括りは遥かに大きくみんなを囲んでいた。

そしてそこにこそ今回の『フェスの意義』があると思う。

他人と向き合ったときに理解するレベルにはいろんなグラデーションがあるらしい。『同化』『応援』『共感』『許容』など。

https://diamond.jp/articles/amp/189270

だからLEOのMCでの『僕らを嫌いな人もいるかもしれません』『そういう人も応援します』は繋がっているし大きいことだと感じた。

そのMC後のパフォーマンスは、もう言葉はいらないレベルの音楽ファーストと説得力を提示していた。

『VIVA LA ROCK初のボーイズバンド出演』という実績と合わせて、幾人もの耳を傾け、目を止め、心動かしたであろうこの功績は、支えるスタッフやBESTYへの大きな贈り物になったことだろう。

引き続きブレーキなんて踏まずに爆進して行ってほしい。
カルチャーの一部になるつもりでついていきます!

ここまで読んでいただきありがとうございました!
次回はMTV LIVE MATCHのレポでお会いしましょう!


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