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東京都の若者の免許保有数と千葉県の海水浴客数の関係

某NPOの役員として総会の資料を作っており、資料のappendixにはなるが、千葉県の海水浴客数の推移などを記載している。

毎年ビーチの様子を伺う度に感じることだが、過疎ってる感がすごいので、数値としてどんなトレンドになっているか見ておきたくなり、夜更かしをしてデータ収集などをしてみた。

車と海水浴客の関係が気になったのでグラフを作ってみた

上図は、オレンジの棒グラフが東京都内の18歳から29歳までの自動車免許保有数の推計(東京都のデータを参考にした)であり、右側の数字が保有数の目盛りである。(千人単位)
そして、青の折れ線グラフが千葉県庁のページから拝借した千葉県の海水浴客数の推移となっており、左の数字がその目盛りとなっている。(千人単位)。
なぜ東京都の免許ホルダーの数にしたかと言うと、千葉に訪れる大半の海水浴客は、東京都民か埼玉県民であることが多いという主観と関東圏全都県のデータを集めるのが面倒だったこと、そしてデータが揃っていそうなのが都内だと言う決めつけからであり、ただの怠けなので深く突っ込まないでほしい。
29歳以下の自動車免許ホルダーの推移にしたのは、39歳以下にした際は、2006年まで保有数は、緩やかに増加していくトレンドであり、千葉県の海水浴客の推移との相関性が少なかったため、29歳以下に絞ったためである。
上記から、29歳以下の若者が免許持っていないことは、大きな要因の1つではありそうであるが、海水浴客の減少率の方が激しいため、他にもいくつか要因があると考える。

激減する千葉県の海水浴客

(青い折れ線)1994年当時は、おおよそ800万人来客していたのが、昨年2017年は、100万人強となっている。1994年当時と2017年の免許ホルダーの数のトレンドは、3/5(62.5%)の減少だが、千葉県の海水浴客は、なんと1/8(12.5%)! この減少について、ああだこうだ考えてみたい。

まず、1995年から1998年にかけて落ち込みが激しいのは、何故か? 私がライフセービングを始めたのは、2002年からであり2002年までは山梨の片田舎で過ごす少年だったため千葉県の海の事情などつゆとも知らないためわかる範囲の時代背景から考えていきたい。
Wikipediaで気になるワードだけチョイスしてみる。
1995年は、阪神大震災、オウム事件、Windows95、猛暑あたりが気になる世相。
1996年は、アトランタ五輪、O157、初代ポケモン赤緑発売。
1997年は、PHSの契約者数がピーク、消費税5%導入、大規模企業の倒産。
1998年は、銀行の倒産が相次ぐ、自殺者急増。

1995年と1996年の比較をする際には、1995年の猛暑による海水浴志向が増した気配があることと1996年のアトランタ五輪の視聴をする人もいただろうということで外出が控えられたであろうことは想像できる。
1996年と1997年の変化は、消費税増税と企業の倒産による経済不安によって贅沢を抑える傾向にあったのだろうか。
1997年と1998年は、経済的なダメージからか?

うん、景気は、なにかしら関係ありそう。ちょっとGDP成長率でも引っ張ってくるか。

(1956年 - 2008年の日本の実質GDP成長率の推移)
うーん。なんとなくだが、日本の経済成長が停滞したことにより心理的な厭世ムードから財布の紐が固くなり海水浴気分ではなくなったとかそんな感じかな笑
しかしだ。29歳以下の若者に経済の余波など関係あるだろうか。いや、ないのではないか。
おそらく別の要因が起因しているのではなかろうか。例えば、他県の海に行ったりとか海水浴以外に出かけたりとか、気温とか降水量とかとか…

おっと、、、、そんなこんなこと書いていたら空が白んできたので、続きはまたどこかで書きます。
おやすみなさい。

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