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わぎゅう券

某新コロちゃんの潜伏期間が2週間。
ふと、2週間前ってなにやってたっけと振り返る

ぱっと浮かばなかったので、SNSを開いて思い出す。
そうだ、「和牛券」で盛り上がっていた
つい最近なようで、月日の経つ早さに驚く。

あれはなかなかな叩かれ方、大炎上だった。
生活の困窮が想定されるひとに、はい、お肉券ね。と、渡したら確かに怒るだろう。

でも、業界の経済政策の一案(そもそも決定じゃない)であって、みんなへの補償とは違うもの。

飛び火して、牛や農家さんに心ないことを言うコメントも散見された。これが何より心が痛んだ。
大喜利のようなものでも、わたしには笑えないものがたくさんあった。

JAが元からある乳肉生産応援キャンペーンでのお肉懸賞数の予定幅を大きく拡張して募集した。

「がんばろう!日本の畜産・酪農応援キャンペーン」

一時はサーバーが落ちる大盛況で、応募総数は73万件を越えたとか。

あれ、お肉食べたいんじゃん…



4/7 緊急事態宣言
して、地元商業施設が当面の休業を発表。
食料品コーナーが売り切り大セール状態に。

その中に、肉屋もあった。
「牛肉全品50%オフ」「豚肉全品30%オフ」
そう掲げられた売り場では、肉が飛ぶように売れ、見る見るうちに姿が消えていく。

ビールを買った後で、もう一度売り場を見てみた。
空っぽのショーケース。肉は全部買われていった。

安売りという面で、複雑な気持ちはなくはない。
翌日閉める状況下じゃ仕方ない。モヤり。

でも、精肉を求める姿に思うことがあった。


・単純に安いから買う
・肉が食べたい
・自宅で良いものが食べたい
一人歩きした言葉「和牛券」に反感あれど、食べたいの範囲に和牛がいる。

大セールという中だけど、熱狂的に肉が売れていったあの光景は一生忘れないだろう。

ちっちゃな身の回り出来事ではあるけど、そう思った港区勤務のOLでした🐃


2017.とちぎにて

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