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2020年6月28日「興味のないこと」

あらゆるエンタメについていけていない。「テレビとか見ないんだよね」とよくある見てないマウントを取るつもりは毛頭なくて、むしろ興味を持ちたいんだ。

なんか途中で「もういいや」ってなってしまう。ネトフリの韓国ドラマとか。歳のせいだろうか?

もっと色々なものに興味を持てたら人生が豊かになるのになと思う。例えばアニメやゲーム。せめてどちらかだけでも興味を持ちたかった。「今期のアニメはこれが熱い!」とか言いたかった。もちろん時間は奪われるわけだけど、それによって日常に刺激が増えるのだとすれば歓迎すべきだ。

映画は好きだけど、家で2時間観るのがしんどくなってきた。映画館で観るのは集中できるから好き。というか、あの空間が好きなのだと思う。

あと好きなのは、大きなくくりで言えばお笑い。お笑い芸人さんのラジオやYouTubeはよく見ている。YouTubeはニューヨークから派生して、霜降り明星、オズワルド、鬼越トマホーク、コロコロチキチキペッパーズあたりを見ている。霜降りはせいやさんのあの一件があってむしろもっと応援したくなった。今年2月にあったラジオ万博的なやつをまたやってほしい。絶対に行きたい。

僕はいわゆる子供舌で、子供が好きそうなものは大体好きだ。からあげ、ハンバーグ、カレーとか。子供の舌は幼稚で複雑な味は分からないと思いがちだけど(僕も思っていた)、実は子供の方が味に敏感らしい。大人になって食べられるものが増えるのは、舌が進化したのではなくて、むしろ神経が鈍感になって退化するかららしい。多分合ってると思うけど間違っていたらごめんなさい。となると、子供舌である僕はより敏感に複雑な味が分かるかと言えばそうでもなくて、寿司で一番好きなネタはウニやイクラではなくて玉子だったりするし、友人が「なにこれ!?滅茶苦茶うまい!」と感動している様子を真顔で見つめていたりする。

2ch創設者のひろゆき氏が「高いもんはあまり食わない。舌が満足する基準が上がってしまうから」的なことを言っていた。生活水準もそうだけど一度上げてしまうとそれを下げるのは難しい。よりおいしいものを求めて時間やお金をかけるか、おいしいとされているものを我慢して違うことにお金や時間をかけるか。

アマゾン奥地に高度な文明からは隔離され、いまだに狩猟採集で生活しているイゾラドという人達がいる。少しまえにNHKの番組をみた。番組の最後の方でとても印象的な言葉があった。番組スタッフが彼らに問いかけた。

スタッフ「あなたは幸せですか?」

イゾラド「幸せってなんだ?

僕は衝撃を受けた。人類は長い年月をかけて進化してきた。旧石器時代の人間がスマホを見ても全く理解できないだろう。今は、遠く離れていても人と話せるし、高速で移動できるし、インターネットもある。畑を耕さなくてもスーパーに行けば野菜を買うことができる。便利になったはずなのに労働時間が減ることはないし、「自分はなんて不幸な人生なんだろう、死にたい」と思い自ら命を絶つ人もいる。そう考えると今後めちゃくちゃ人類が進化して、車が空を飛んだり、宇宙に気軽に旅行に行けたりといった世界になっても、やっぱり不幸な人はいるんだろう。ならいっそ、イゾラドのように狩猟採集民に戻った方が良いだろうか?

「芸能人格付けチェック」という番組がある。500円のコンビニワインと数万円の高級ワインを値段を伏せた状態で飲んで、どちらが高級ワインかを当てるというようなものだ。番組は面白いし、僕も好きだ。だけど、番組の根本に対するツッコミになってしまうけど、その人がうまいとおもった方がうまいでええやん。いや、もちろん高級な方を当てるのが目的なので、安い方を選んだらクイズとしては不正解なのだけど、仮に大多数の人が安いワインを「うまい」と思うのだとしたら、高級ワインは高い上にまずいワインでしかないのだから。

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