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2023POG的予言・キングスローズの21(アトロルーベンス)

今日はリクエストをいただいた馬で一本。6月デビュー予定の高野厩舎なので、ドラフト直前に人気沸騰するタイプか。

アトロルーベンス

父リアルスティール×母キングスローズ 牝 栗東 高野友和

「キングズロース」と読んでしまう方、年バレますよ。

【血統分析】

リアルスティール×Redoute's Choice×Nureyevの配合。母はノーザンダンサー系を複数本持っており、かなりパワーに寄せたタイプ。またDanzig、Nureyev、Lyphardという欧州スピード・スタミナを持っている欧州型の繁殖である。本馬の父はリアルスティールだが、欧州スタミナが強く晩成傾向にあるので、早めに仕上がるDanehillとは恐らくマッチする。またNureyevとLyphardのクロスを持ち、欧州スタミナでまとめているので、血統構成はかなり良い。坂のある中山・阪神の芝コースがベスト。テンのスピードが足らないので1800m以上が合う。ドスロー競馬は合わないが、中距離の上がり4F競馬では非常に強い。

【個体分析】

ゲート済で6月デビュー予定。晩成傾向にあるリアルスティール産駒にあって、早めデビューはプラス材料。またパワー型の育成に定評がある高野厩舎も合う。ただし懸念材料もある。父リアルスティールは適性距離が2000m超になりやすく、マイル路線が中心となる牝馬に出たのはややマイナス。また馬主が社台オーナーズなので、POG期間内に大活躍するイメージが持てない。総合すると、当馬の血統的なポテンシャルは十分足りているし、速攻系でありながら一発長打の可能性は秘めているので、下位指名で一考か。

【結論】

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