2024POG的預言・ディアデラマドレの22(カーラデマドレ)
今回はキャロットの一口募集で「よく見えた」という方が多く、人気の高かった馬で一本。ポトリザリス-ディアデラノビア牝系だし、5,000万円するしでPOGでも穴人気しそうだが、ドレフォンってどうなんだろう?しっかり分析してみよう。
カーラデマドレ
父ドレフォン×母ディアデラマドレ 牝 美浦 宮田敬介
【血統分析】
ドレフォン×キングカメハメハ×サンデーサイレンスの配合。母母ディアデラノビアは重賞を3勝しており、小柄な馬体から強烈な末脚を繰り出す馬だった。母ディアデラマドレも母の特長を受け継ぎ、同じような強烈な末脚で重賞を3勝している。どちらも追込一手で取りこぼしが多かったが、上がり33秒前半の脚はとてつもない武器だった。しかも異常にタフで、ディアデラノビアの方はチューリップ賞⇒フィリーズレビューの連闘をするあたり、本当に凄かった。
今回の父はドレフォン。ジオグリフやワープスピードなど、芝の重賞戦線でも活躍馬を出しているが、本質はダート種牡馬である。筋肉質でパワーに溢れるが、芝向きのキレは持ち合わせていない。よって強烈な末脚を使った母とは「水と油」の相性になる。またドレフォンが持つパワーを活かす血も母方には見当たらず、ダート適性もソコソコ止まりで、血統的には高評価できない。得意条件は芝でパワーの要る条件、中山1200m~1800mやローカルを先行する競馬が合う。逆にスローや直線の長い競馬場は合わない。重は苦手、ダートもイマイチ。
【個体分析】
順調に進めており、早期デビューが期待される。一口でも人気になったくらいなので、馬のデキ自体は良さそうだし、早熟性はPOGでプラス材料となる。また母が丈夫な体質だったのも好材料。ただ、やはり父と母の相性がよくなく、ポテンシャルが高くないのがマイナス。またキレの必要な牝馬でもあり、秋以降の中央競馬では分が悪そう。超速攻として夏のローカルを使うなら悪くないが、ドラフト下位でローカル狙いの馬を指名するかと言われると、そこまで手が回らないのが実状か。
【結論】
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