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2022POG的予言・テンペスト

今シーズン最後の「予言」は歴史的名牝の産駒で一本。超大物に出るか、超大型地雷なのか、どちらに転んでも話題になるのだが、こういう馬を「予言」すること自体、楽しんでいきたい。

テンペスト

父ロードカナロア×母シーザリオ、牝、国枝

【血統分析】

ロードカナロア×スペシャルウィーク×Sadler's Wellsの配合。全兄・サートゥルナーリアをはじめ、G1勝ち馬は牡馬ばかりであり、牝馬にでた時点で地雷扱いした方も多いだろう。実際、母シーザリオは欧州的な重厚さを持っており、その産駒が牡馬に出れば「スタミナ」というプラス扱い、牝馬に出ると「素軽さ不足」というマイナス扱いになる。しかし当馬に関してはこの指摘は当たらないはずだ。父・ロードカナロアは米血スピードを足しながら、母の欧州血統も活かす血統も多く持つため、シーザリオ牝馬に素軽さを加え、牝馬クラシック向きのスタミナを持ったマイラーになれる素養がある。実は全兄・サートゥルナーリアよりも個人的なPOG的な配合評価は高い。

【個体分析】

5月末時点で未入厩、秋デビュー予定。この一族は早く仕上がるタイプではないので、秋デビュー自体は問題ない。牝馬の国枝厩舎に入れており、期待値が低いわけもない。血統は極上なため、秋デビューできれば当然重賞級。日本向きのキレがあり、これを活かすためにも距離はマイル以上はほしい。一瞬のキレがあるので多頭数混戦もこなせるし、東京・阪神ベターだが中山・中京でも走れる。キレを活かすため良馬場の方がよいが、重馬場もこなせる。母がBBAなので、どこまで数を使っていけるかだけが課題。

【結論】

G1級。動きのコメントが全くないので指名を憚られるところだが、潜在能力はどう考えてもG1クラス。桜花賞に間に合えば当然本命候補。

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